九重山系・涌蓋山(ひぜん湯からミソコブシ・一目山へ:中九州弾丸ツアーPart. 3)


- GPS
- --:--
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 790m
- 下り
- 790m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り(昼前強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
石ノ塔広場の先・牧場柵のあたりから牧場道が縦横に交わり、敷地境界には鉄条網も張られて、進むべき道がはっきりしなくなります。それでも涌蓋山頂までは何とか迷わず辿り着けるものの、下りは�ミソコブシ手前の鞍部(ひぜん湯方面分岐)付近、�ミソコブシ〜一目山途中のピーク先の2ヶ所が特に複数の牧場道の交錯、道標の不備で大変迷いやすく、小生も2度にわたり一時道を失いました。(涌蓋山までの登りはしんどいものの、プチ縦走の場合は一目山〜ミソコブシ〜涌蓋山〜ひぜん湯の順で歩かれることをオススメします!) |
その他周辺情報 | 筋湯周辺には日帰り温泉多数。「小松地獄」など観光名所も豊富、下山後のお楽しみ多し! |
写真
感想
春の中九州弾丸ツアー、最終日のターゲットは九重山系の秀麗な涌蓋山。朝風呂堪能の後、前泊の国民宿舎・久住高原荘の自室で朝飯を済ませ、おにぎり弁当を受け取っていざ出発。予報は下り坂ながら、阿蘇や祖母山系の山々が雲海の上に浮かぶ好展望で、午前中いっぱいは何とか天気も持ちそうです。
下山予定の一目山直下の路肩駐車スペースに車を置き、まずは登山口の筋湯まで舗装道を歩きます。標高差も含め、今日のコースは楽勝だろう、と高を括っていたのも束の間、いきなり筋湯の温泉街で目指すひぜん湯の登山口がどっちか分からず、温泉観光客の行き交う中をウロウロ…。ようやくバス通りの先に登山口の地味な標識を見つけ、なぜか有料の登山口駐車場を横目に、笹原の中の気持ち良い斜面を快調に登っていきます。石ノ塔の林道駐車スペースを過ぎると、なだらかな稜線がぐっと近づきますが、牧場の柵が交錯し、牧場道を避けて境界の鉄条網の内側を歩くと笹藪がうるさく、すこぶる歩きにくい道です。
涌蓋山へ通じる牧場のゲートを通過し、歴史を感じさせる涌蓋越を過ぎると、いよいよ女岳への本格的な登り。息を切らせて山頂へ辿り着くと、眼前に目指す涌蓋山が迫り、振り返れば九重連山や周囲の山々が視界いっぱいに拡がって、これまでの苦労も報われる思いです。しばし小休止の後、ほどなく無人の涌蓋山頂へ到着。遠くから眺めた山容そのままに、大変細長い頂稜が伸び、反対側の一角に古い祠や方位板(壊れて地面に置かれた状態ですが)が残っています。中央部の三角点前には、ここにもクマモンのシールの付いた立派な山名標識あり。風が強く、樹木の中の小平地で慎ましく弁当を食べていると、タイミング良く後続登山者数名が到着。早速山頂証拠写真を撮って頂いたりするうち、更に二組が到着、山頂もだいぶ賑やかになってきましたので、早々に下山にかかります。
下りは牧場ゲートまで至って快調、このペースならお昼前にはゴールし、温泉を楽しんだ上、阿蘇観光か熊本でお城見物ぐらいはできるかも、と油断したのが災いしてか、ミソコブシへの牧場道が交錯する登路でまず道を失い、笹原や雨裂の道を縦横に歩いた末にようやく眺めの良いミソコブシ到着。やれやれと思ったのも束の間、今度は一目山への尾根通しの道が途中で怪しくなり、小ピーク頂稜で行き詰まった末に、またもプチ藪漕ぎで何とか一目山の登り口に到達。天気が何とか持ってくれているのが不幸中の幸いながら、この時点で既に時計は正午を大きく回り、しかも悪天の前触れで風が強く、飛んでくる小石を避けつつ耐風姿勢を取りながらヘロヘロ状態で一目山山頂へ辿り着きます。まっすぐ立てないぐらいの凄い強風に、どうにかして四周のパノラマ写真を撮り、脱兎の如く一目山直下の駐車場へ駆け下りました。
ということで、事前の予想は裏切られ、「行きは良い良い、帰りは怖い」の涌蓋山ツアーとなりました。分県登山ガイドで「一目山→ミソコブシ→涌蓋山→ひぜん湯登山口」のルートが推奨されていた意味がやっと分かった気がしました。
ともあれ、ここは「温泉パラダイス」、筋湯温泉街外れの「ホテル大高原」(名前の割には比較的「場末」感あり…失礼ですが)にて日帰り入浴。高原道路を快調に飛ばし、ガスの中の大観峰展望茶屋で空腹に耐えかねうどん軽食、熊本市内の渋滞にはまって、結局JR駅到着は予定の新幹線発車の12分前!ビールと弁当、追加のお土産を大急ぎで買い込み、人生初の九州新幹線に乗り込んで、弾丸ツアーの戦果にプチ祝杯を上げながら、6時間余りかけて自宅に帰り着きました。明日から仕事というのは少々シンドイものの、天候にも恵まれ、予定の行程を大きなトラブルなくこなせて、まずまず実り多いツアーとなりました。
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