鴻応山《京都百名山No.86》
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 08:49
- 距離
- 21.1km
- 登り
- 1,332m
- 下り
- 1,401m
コースタイム
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 8:49
天候 | 雨一時霙のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
下山口:能勢電鉄妙見口駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道はあったりなかったりだが特段問題なし |
写真
感想
亀岡駅から京阪京都交通バスに乗り京都先端大学前で乗換え、倉谷口で降りた。雨のそぼ降る中、車道歩きで東別院町湯谷にある福泉寺の裏手から登山道に入った。湯谷ヶ岳南麓を巻くように進み真南から尾根に取付いた。大岩があり、真新しい石板に「薬師七仏 最勝岩」と刻まれていた。湯谷ヶ岳(622m)山頂に到ると3等三角点「湯谷」があり、もはや読み取ることの難しくなった山頂標識が立っていた。寒い雨だと思っていたら霙となった。未だ11月半ばだと云うのに驚きだ。暫し休憩して進行方向にコンパスを合わせると明瞭な稜線方向だったので確信を持って進んで行くとどうもおかしい。GPSで確認すると全く逆の方向に進んでいた。改めてコンパスを合わせるとN極が南を指している。何と磁石が逆転してしまっている!
仕方がないのでS極を北に合わせ正しい方に進み直したが20分余りロスをしてしまった。薬師七仏の石板のある神通岩があり祠も建っていた。この後も雷音岩、吉祥岩などが続いたのであと3仏あるのかもしれない。別荘地の車道に飛び出してしまい縦走路に復帰するのに藪を漕ぐ羽目になった。この後明瞭な道はなく斜面を適当に下り、西別院町寺田の集落に下り立った。車道を西へと進むと京都・大阪府境の峠(470m)に到り北側の斜面に取付いた。このあとは府境稜線を進み今日のメインの山、鴻応山(こうのやま679m)に達した。展望のない山頂で3等三角点「鴻応」があり、豊能町の緊急通報ポイント「7」の看板も掲げられていた。
鴻応山の西への下りは登山道がなく、府境尾根の一本西を下ろうと目論んでいたが、府境尾根に入りそうになってしまった。南西尾根を下っていると地図にない林道が現れ、幾つも枝線が分岐し惑わされそうだった。住宅が見えて来たが林道は横に行ってしまうのでまた適当に斜面を下り西別院町神地の集落に下った。国道423号線を横断し八王山への取り付きを探すが太い笹で茂り200mほど進んで薄い処から取付いた。道のない斜面を適当に登り再び府境尾根となり八王山(549m)に到った。小さな山名プレートが幾つも括り付けられ賑やかだった。
次の高岳は稜線から北に飛び出しているので府境尾根を進み分岐を探していたが地形図の分岐点線道は略道形なく200m程行き過ぎてしまった。元に戻り北側を巻くように付けられた登山道に入り漸く高岳(556m)に到った。3等三角点「峯」があり、三角点名の標識が転がり、木には「長尾 555.7m」と書かれたプレートが括り付けられていたが別名なのだろうか? トラバースして稜線道に戻ると府境尾根を離れて豊能町エリアとなり西南西へと進んで行った。西大阪線の送電線を潜りこの地点で左に曲がらなければいけないのに迂闊にも明瞭な尾根を直進してしまい引き返す羽目に陥ってしまった。送電線を左手に見ながら南下すると野間山(616m)に到った。雨が止んだ後も時々時雨ていたが此処へ来て青空が広がり出だした。
送電巡視路を辿りP573に達し山名がないかと探すが何もなく木に直接書かれた「P573」だけがご愛敬だった。野間峠に下ると道路の反対側に妙見宮の鳥居があり今日最後の山、妙見山の登山が始まった。とは云っても府道605号線の車道歩きだが山頂域に近づくと旧参道と思しき道があり参詣道を歩き山頂域に達した。反時計回りに進んで妙見宮に到ると本殿近くに展望地があり、横尾山(785m)、剣尾山(784m)、深山(791m)、大平山(658m)が一望できた。深山の山頂が白く雪?とズームアップして覗いてみるとやはり雪のようだ。そして展望台の下を見ると此処にも積もっているではないか! 11月だと云うのに予期せぬ初雪山行となった。妙見宮本殿に参拝して妙見山(660m)山頂に達した。忠魂碑の裏手に4等三角点「妙見山」が設置され此の位置が妙見山山頂なのだが、看板には単に「三角点」とだけ書かれ山名はなかった。
妙見リフトへの分岐を5m程入ると新滝道コースが分岐で谷筋を階段が続いていた。日の当たらない谷間には所々積雪があり、傾斜のあるコンクリート道は濡れていて滑り易く慎重に進んだ。台風被害で2年前まで通行止めとなっていたようだ。新滝コースと云うだけあって5m程落差のある雄滝があった。此処は水垢離の行場で嘗ては賑わっていたのだろうが台風の被害かひと気も祠などは草臥れた感じだった。振野山の梺に妙見ケーブルの軌道が見えてくると何ともいい感じで写真を撮ろうとケーブルの発車時刻を同行者が調べていると黒川駅のベルが鳴り動き出しいい感じで撮影できた。妙見ケーブルは能勢電鉄鋼索線が正式名称で昭和35年4月22日に開業した営業キロ0.6劼力線だが来月3日を最後に無くなることが決まっている。何ともかわいいケーブルで残念だが最後の姿を見られて惜別を果たした。
黒川駅からは車道歩き1.4劼杷柔電妙見口駅に辿り着いた。上手い具合に2分後の電車に乗ることができた。梅田で反省会を行い、今日何度も道間違いをしたことをしきりに反省した。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
贅沢な1日でしたね。ありがとうございました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する