激ラッセルの将棊頭山
- GPS
- 06:17
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,551m
- 下り
- 1,591m
コースタイム
- 山行
- 5:38
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 6:17
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
いつも通りモチベーションが上がらないので、登りたい山が思い浮かばない。
結局天気予報から晴れの確立の高い仙丈ケ岳に向かうことに決めた、しかし最初に目覚めた時頭が重く起きれなかった、もうひと眠りして次に目覚めたら4時半になろうとしていた、暫く布団の中で愚図愚図していると頭がすっきりしてきたので、予定時刻を30分以上遅れてスタート、伊那インターの直前でこれから高遠の一ノ瀬まで行くとかなり遅くなってしまうので、迷って出した結論が小黒川PAで降りて桂木場に行く事に急遽変更。しかしこの決断が思いもよらぬ大変な事態に発展したのだった。
小黒川キャンプ場を過ぎて更に登っていくと、なんと道路に着雪があるではないか、予想外の出来事である、まだノーマルタイヤである、幸い4WDなので登りは余裕で走り切ることが出来たのだが、駐車スペースの左傾斜地に停めようと左折したところ、車が左斜面に横滑りしてコントロールが効かない状況。
これはヤバイ、登って来たはいいが絶対下れない、コントロールを失い小黒川に転落もしくは崖に激突する!もう頭の中は真っ白、パニックになったが仕方がない。
兎に角登山を開始し登りながら後のことは考えようと出発するが、登山に集中できない。色々考えるも解決策が見いだせない。
そうこうしている内に標高を上げ続けていたのだが、思いの他積雪量が多い、振り返って南プス方面を見ると積雪があるのは頂上付近のみ、失敗だった遅くなっても一ノ瀬に向かうべきだったと後悔。
再装備のため大樽小屋に寄ると、カップルの先行者が装備を整えていた、出発時にサーモスもどきを置き忘れたのを先行者の男性に呼び止められ取りに戻る大失態。
実は過去にも2度登山中に失っています、なので安いもどきになりました。
小屋を過ぎると積雪量は更に増え、膝から股の深さ、しかも湿った雪なので重い。
何でこんな時期から本格雪山に来てしまったのだろうと後悔することしきり。
暫く進むと小屋で出会ったカップルと仲間の3人パーティーに追いつきラッセルを交代し、いつもの様に先頭に、重いラッセルを我慢しながら進み稜線に、強風で手足が冷たいが、強風が幸いしほぼ着雪が無い状態、これはラッキーだ、ここから將基頭までは岩場の急斜面で、初めての時は結構ビビッたのだが今では大したことはない、やはり経験値がものを言うのかな、なんて考えながら登頂する。
風が強いものの、今季最高の青空で、遠くまで澄み渡って最高の景色を見ることが出来た。ただ風が冷たくて長居は出来ない、本当は木曽駒まで行きたいと思っていたのだが、ここまで時間がかかりすぎて帰りのことが心配なので、本日のピークとした。
下山途中で先ほど追い抜いてきた5人パーティーはやはり3:2のままだったが、付いて来るか心配していたのだが思ったより早くスライド。
結局本日の登山者は11名だった、さて駐車場からの下りの林道は雪が溶けていればよいのだが、途中から解決策が見つからないのでその一点だけを願いながらの登山だった。唐松林の登山道は太陽が当たりすっかり溶けている部分が多かったが道はどうだろう、標高が低いので更に温かいはずなのだが、祈りながらの下山だった。
駐車場に下山ここからが本日の核心部、溶けて舗装が見えている部分もあるが思った程ではなく、しっかり雪は残っていて、タイヤの踏み跡は凍ったようになっている。細心の注意を払いながらじそく10キロ以下で、ブレーキをずっと踏みながら、決してタイヤをロックさせないよう慎重に下る。何とか安全地帯まで通過することが出来た。
終わってみれば、積雪も、雪道も全て丸く収まった、何故か重いラッセルも疲れを感じることも無く、絶景に癒された登山だった。
コメント
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私個人的な考えですが、スノーシューはかえって負荷が増すように思います、稜線は積雪然程無いと思われますので必要ないかと
スノーシュー無しで行ってみます。
最新レポ状況が知れて大変助かりました。
稜線まで出てしまえば天候にもよりますが、後は楽勝だと思いますよ。
登山レコ楽しみにしてますよ。
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