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Yamareco

記録ID: 6200058
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

【鎖場の殿堂】八丁尾根から両神山 ~他人の「楽勝」を信用してはいけない~

2023年11月20日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:26
距離
6.4km
登り
765m
下り
764m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:47
休憩
1:37
合計
7:24
10:06
10:17
64
11:21
11:21
8
11:29
11:38
19
11:57
12:07
28
12:35
12:41
13
12:54
12:54
17
13:11
13:35
9
13:44
13:45
19
14:04
14:12
40
14:52
15:02
18
15:20
15:22
6
15:28
15:37
38
16:15
16:21
27
16:48
16:49
1
16:50
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
<駐車場>
◆上落合橋駐車場 無料
・10台程度駐車可能なスペースがあり、少し離れた路肩にも5台ほど停められます。
 (他にも路肩駐車可能なスペースは多数)
・トイレはありません。
・携帯(au)は圏外でした。

※金山志賀坂林道は道路の補修工事が続いており、土日のみ通行可でしたが、平日も通れるようになりました。
※金山志賀坂林道は上落合橋から国道299号線までは通行止めです。
(国道140号線方面からアクセスする必要があります)
コース状況/
危険箇所等
<上落合橋~八丁峠>
・登山道は明瞭で鎖場はありませんが、かなりの急登です。
・歩き出し(沢沿い)は悪路なので注意。

<八丁峠~西岳>
・鎖場が7ヶ所とロープが1箇所あります。スタンスが乏しく、足の置場に迷う鎖場が1箇所ありました。
・鎖場以外にも気の抜けない険路が続きます。

<西岳~東岳>
・鎖場が18箇所と、ウンザリするほど出現します。
・難易度は西岳までと変わらないですが、足の置場に迷う鎖場が1箇所ありました。
・ナイフリッジを通過する箇所があり、今回のコース中で一番怖い思いをしました。

<東岳~両神山>
・鎖場は山頂手前の2箇所のみで、難易度は高くありません。
・アップダウンがキツく、気の抜ける道ではないですが、それまでに比べれば歩きやすくなります。
その他周辺情報 <日帰り温泉>
大滝温泉 遊湯館 平日750円(JAF割引670円)
・「道の駅大滝」に併設する日帰り施設で、今年8月に改修工事が終わったばかりなので、キレイです。
・2Fに檜風呂、1Fに露天風岩風呂とサウナがあり、それぞれ脱衣所が設けられています。(着替えなくても移動は可)
・泉質はナトリウム・塩化物泉で、とろみがある良いお湯です。
上落合橋の駐車場に9時に到着しました。通行止(車両事故)に巻き込まれて大きく時間をロスしたため、遅い到着になりました。
2023年11月20日 09:24撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 9:24
上落合橋の駐車場に9時に到着しました。通行止(車両事故)に巻き込まれて大きく時間をロスしたため、遅い到着になりました。
登山口は駐車場の目の前です。八丁尾根の鎖場を警告する看板が建っています。無事に帰って来れると良いのですが…。
2023年11月20日 09:25撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 9:25
登山口は駐車場の目の前です。八丁尾根の鎖場を警告する看板が建っています。無事に帰って来れると良いのですが…。
最初は沢沿いの道を歩きます。歩き出しはやや悪路ですが、徐々に歩きやすくなります。
2023年11月20日 09:26撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 9:26
最初は沢沿いの道を歩きます。歩き出しはやや悪路ですが、徐々に歩きやすくなります。
沢から離れるとかなりの急登になります。スタートが遅れて焦りそうになりますが、脚を温存するためにゆっくり歩きます。
2023年11月20日 09:55撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 9:55
沢から離れるとかなりの急登になります。スタートが遅れて焦りそうになりますが、脚を温存するためにゆっくり歩きます。
40分ほどで八丁峠に到着しました。ここから30近い鎖場が続く「鎖場地獄」が始まるので、ヘルメットを装着しました。
2023年11月20日 10:11撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 10:11
40分ほどで八丁峠に到着しました。ここから30近い鎖場が続く「鎖場地獄」が始まるので、ヘルメットを装着しました。
写真だと分かりづらいですが、かなりの急登です。このコースは鎖がない所も険路が続きます。
2023年11月20日 10:20撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 10:20
写真だと分かりづらいですが、かなりの急登です。このコースは鎖がない所も険路が続きます。
鎖場その
最初の鎖場が現れました。左側が切れ落ちているので、慎重にトラバースします。
2023年11月20日 10:26撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 10:26
鎖場その
最初の鎖場が現れました。左側が切れ落ちているので、慎重にトラバースします。
鎖場その
傾斜が緩いので、ここは問題ありません。
2023年11月20日 10:32撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 10:32
鎖場その
傾斜が緩いので、ここは問題ありません。
鎖場その
ここも問題はありません。
2023年11月20日 10:37撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 10:37
鎖場その
ここも問題はありません。
両神山へ続く稜線が見えます。この日は快晴寄りの晴れの予報でしたが、みるみる雲に覆われていき、先行きに不安を感じます。
2023年11月20日 10:38撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 10:38
両神山へ続く稜線が見えます。この日は快晴寄りの晴れの予報でしたが、みるみる雲に覆われていき、先行きに不安を感じます。
ロープその
一度下ります。ロープはこの1箇所だけでした。
2023年11月20日 10:40撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 10:40
ロープその
一度下ります。ロープはこの1箇所だけでした。
急な登りと下りを繰り返します。八丁峠から西岳までは800mとありますが、上下移動が多いので、実際の歩行距離はもっと長い筈です。
2023年11月20日 10:43撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 10:43
急な登りと下りを繰り返します。八丁峠から西岳までは800mとありますが、上下移動が多いので、実際の歩行距離はもっと長い筈です。
西岳が見えてきました。「本当に辿り着けるのか?」と不安を感じる険しい岸壁が見えています。
2023年11月20日 10:46撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 10:46
西岳が見えてきました。「本当に辿り着けるのか?」と不安を感じる険しい岸壁が見えています。
鎖場その
長い鎖が上部から垂れ下がっています。かなりの高度があり、傾斜もキツめですが、スタンスは確保できるので、見た目ほど難しくありませんでした。
2023年11月20日 10:48撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 10:48
鎖場その
長い鎖が上部から垂れ下がっています。かなりの高度があり、傾斜もキツめですが、スタンスは確保できるので、見た目ほど難しくありませんでした。
中間まで来て、上を仰ぎ見ます。こんな急な崖に高木が生えていることに感心します。
2023年11月20日 10:49撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 10:49
中間まで来て、上を仰ぎ見ます。こんな急な崖に高木が生えていることに感心します。
鎖場その
この鎖場で立ち止まってしましました。登ってみるとスタンスが乏しく、鎖に頼った登り方しか出来なそうです。核心部は東岳の手前だと思っていましたが、早くもギリギリレベルが現れました…。
2023年11月20日 10:58撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 10:58
鎖場その
この鎖場で立ち止まってしましました。登ってみるとスタンスが乏しく、鎖に頼った登り方しか出来なそうです。核心部は東岳の手前だと思っていましたが、早くもギリギリレベルが現れました…。
これ以上難易度が上がると厳しいので、撤退するか20分以上迷いましたが、後続の登山者から「(この先も)大して変わらない」と聞いたので、先に進むことにしました、
2023年11月20日 11:20撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 11:20
これ以上難易度が上がると厳しいので、撤退するか20分以上迷いましたが、後続の登山者から「(この先も)大して変わらない」と聞いたので、先に進むことにしました、
行蔵峠に到着しました。西岳までは後100mとありましたが、長い長い100mになりました。
2023年11月20日 11:22撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 11:22
行蔵峠に到着しました。西岳までは後100mとありましたが、長い長い100mになりました。
鎖場その
長い鎖が垂れ下がっています。傾斜は大したことありません。
2023年11月20日 11:27撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 11:27
鎖場その
長い鎖が垂れ下がっています。傾斜は大したことありません。
鎖場その
傾斜はキツめですが、スタンスやホールドは十分に確保できます。
2023年11月20日 11:29撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 11:29
鎖場その
傾斜はキツめですが、スタンスやホールドは十分に確保できます。
西岳(1613m)に到着しました。行蔵峠からの移動距離が100mしかないことに軽く絶望しかけます。
2023年11月20日 11:31撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 11:31
西岳(1613m)に到着しました。行蔵峠からの移動距離が100mしかないことに軽く絶望しかけます。
西岳から東岳までは800mとありますが、八丁峠から西岳までの所要時間を考えると、1時間以上はかかりそうです。
2023年11月20日 11:30撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 11:30
西岳から東岳までは800mとありますが、八丁峠から西岳までの所要時間を考えると、1時間以上はかかりそうです。
一時は完全に雲に覆われ、雪もちらつきましたが、再び青空が見えてきました。
2023年11月20日 11:32撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 11:32
一時は完全に雲に覆われ、雪もちらつきましたが、再び青空が見えてきました。
鎖場その
下りです。傾斜は大したことないですが、左側が切れ落ちているので、慎重に通過しました。
2023年11月20日 11:34撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 11:34
鎖場その
下りです。傾斜は大したことないですが、左側が切れ落ちているので、慎重に通過しました。
鎖場その
下りです。見た目の通り、特に問題はありません。
2023年11月20日 11:42撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 11:42
鎖場その
下りです。見た目の通り、特に問題はありません。
鎖場その
急で長い下りです。帰り(復路)の登り返しはキツかったです…。
2023年11月20日 11:48撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 11:48
鎖場その
急で長い下りです。帰り(復路)の登り返しはキツかったです…。
鎖場その
下りです。のっぺりとした一枚岩なので、ゆっくり慎重に下りました。
2023年11月20日 11:50撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 11:50
鎖場その
下りです。のっぺりとした一枚岩なので、ゆっくり慎重に下りました。
鎖場その
傾斜がキツめですが、スタンスやホールドは十分に確保できました。
2023年11月20日 11:56撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 11:56
鎖場その
傾斜がキツめですが、スタンスやホールドは十分に確保できました。
急な崖を登った先には、龍頭神社(りょうかみじんじゃ)の奥社が祀られています。両神山(りょうかみさん)の語源とも言われていますが、ギザギザの山体を龍に見立てたものだそうです。
2023年11月20日 11:59撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 11:59
急な崖を登った先には、龍頭神社(りょうかみじんじゃ)の奥社が祀られています。両神山(りょうかみさん)の語源とも言われていますが、ギザギザの山体を龍に見立てたものだそうです。
鎖場その
奥社から少し進むと、このコースで最大の難所と言えるナイフリッジが出現します。左側に鎖がありますが、先が崩落しているので、上部を慎重に通過しました。
2023年11月20日 12:02撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 12:02
鎖場その
奥社から少し進むと、このコースで最大の難所と言えるナイフリッジが出現します。左側に鎖がありますが、先が崩落しているので、上部を慎重に通過しました。
鎖場その
急な下りです。スタンスは確保できるので、落ち着いて歩けば問題ありません。
2023年11月20日 12:05撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 12:05
鎖場その
急な下りです。スタンスは確保できるので、落ち着いて歩けば問題ありません。
鎖場その
下りです。距離が短いので、問題ありません。
2023年11月20日 12:08撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 12:08
鎖場その
下りです。距離が短いので、問題ありません。
鎖場その
傾斜が急で逆層気味ですが、足場は確保できました。
2023年11月20日 12:12撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 12:12
鎖場その
傾斜が急で逆層気味ですが、足場は確保できました。
鎖場その
左側が切れ落ちているので、慎重にトラバースします。
2023年11月20日 12:14撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 12:14
鎖場その
左側が切れ落ちているので、慎重にトラバースします。
鎖場その
難易度は低めですが、この辺りは特に鎖場が連続するので、脚力と集中力が削られていきます。
2023年11月20日 12:15撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 12:15
鎖場その
難易度は低めですが、この辺りは特に鎖場が連続するので、脚力と集中力が削られていきます。
鎖場その
傾斜がキツく逆層気味です。登りは問題なかったですが、下りは緊張しながら通過しました。
2023年11月20日 12:17撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 12:17
鎖場その
傾斜がキツく逆層気味です。登りは問題なかったですが、下りは緊張しながら通過しました。
鎖場その
傾斜がややキツめですが、スタンス、ホールド共に問題なく確保できました。
2023年11月20日 12:19撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 12:19
鎖場その
傾斜がややキツめですが、スタンス、ホールド共に問題なく確保できました。
鎖場その㉑
似たような難易度の鎖場が続きます。難しくはないですが、気は抜けません。
2023年11月20日 12:21撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 12:21
鎖場その㉑
似たような難易度の鎖場が続きます。難しくはないですが、気は抜けません。
鎖場その㉒
ここは傾斜がキツく、高度感もあります。ナイフリッジを除くと、一番注意が必要な鎖場でした。途中で足の置場に迷う所があり、やや鎖に頼った通過になりました。
2023年11月20日 12:23撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 12:23
鎖場その㉒
ここは傾斜がキツく、高度感もあります。ナイフリッジを除くと、一番注意が必要な鎖場でした。途中で足の置場に迷う所があり、やや鎖に頼った通過になりました。
鎖場その㉓
見た目の通り、特に問題はありません。
2023年11月20日 12:26撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 12:26
鎖場その㉓
見た目の通り、特に問題はありません。
鎖場その㉔
少し傾斜がキツめです。登りは問題ないですが、スタンスがやや頼りなく、下りは慎重に通過しました。
2023年11月20日 12:29撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 12:29
鎖場その㉔
少し傾斜がキツめです。登りは問題ないですが、スタンスがやや頼りなく、下りは慎重に通過しました。
鎖場その㉕
ここは特に問題はありません。
2023年11月20日 12:32撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 12:32
鎖場その㉕
ここは特に問題はありません。
東岳(1660m)に到着しました。西岳から東岳までの距離は800mとありますが、鎖場が18箇所もあるので倍以上の距離に感じました。
2023年11月20日 12:39撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 12:39
東岳(1660m)に到着しました。西岳から東岳までの距離は800mとありますが、鎖場が18箇所もあるので倍以上の距離に感じました。
東岳を過ぎると鎖場地獄から解放されます。あとは山頂手前に2箇所あるだけです。
2023年11月20日 12:45撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 12:45
東岳を過ぎると鎖場地獄から解放されます。あとは山頂手前に2箇所あるだけです。
鎖場その㉖
両神山の山頂まであと一息。傾斜が緩いので、問題ありません。
2023年11月20日 13:04撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 13:04
鎖場その㉖
両神山の山頂まであと一息。傾斜が緩いので、問題ありません。
鎖場その㉗
これが最後の鎖場です。傾斜が少し急に見えますが、スタンスがしっかり確保できるので、難易度は低めです。
2023年11月20日 13:31撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 13:31
鎖場その㉗
これが最後の鎖場です。傾斜が少し急に見えますが、スタンスがしっかり確保できるので、難易度は低めです。
両神山(1723m)の山頂に到着しました。途中で撤退を迷ったこともあり、予想以上に時間がかかって13時を回ってしまいました。
2023年11月20日 13:11撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 13:11
両神山(1723m)の山頂に到着しました。途中で撤退を迷ったこともあり、予想以上に時間がかかって13時を回ってしまいました。
山頂には両神神社の奥宮が祀られています。「両神」はイザナギとイザナミのことであるとされていますが、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東征の際にこの山に立ち寄ったとも伝えられています。
2023年11月20日 13:12撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 13:12
山頂には両神神社の奥宮が祀られています。「両神」はイザナギとイザナミのことであるとされていますが、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東征の際にこの山に立ち寄ったとも伝えられています。
山名については、(西岳と東岳の間に奥社がある)龍頭神社では、別の由来が伝えられていますが、イザナギ・イザナミ説の方が一般的だと思います。
2023年11月20日 13:12撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 13:12
山名については、(西岳と東岳の間に奥社がある)龍頭神社では、別の由来が伝えられていますが、イザナギ・イザナミ説の方が一般的だと思います。
岩場の難易度は八丁尾根より上の二子山が見えます。今日の余裕の無さだと、まだまだ行くのは厳しそうです…。
2023年11月20日 13:12撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 13:12
岩場の難易度は八丁尾根より上の二子山が見えます。今日の余裕の無さだと、まだまだ行くのは厳しそうです…。
この日、八丁尾根ですれ違ったのは3人ですが、山頂では別ルートの登山者が6〜7人休憩していました。ただし、時間が遅いせいか、長居せずに下山して行きました。
2023年11月20日 13:12撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 13:12
この日、八丁尾根ですれ違ったのは3人ですが、山頂では別ルートの登山者が6〜7人休憩していました。ただし、時間が遅いせいか、長居せずに下山して行きました。
昼休憩を取ったら、来た道を戻ります。八丁尾根の方面には、初心者が迷い込まないように警告看板が建てられています。
2023年11月20日 13:10撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 13:10
昼休憩を取ったら、来た道を戻ります。八丁尾根の方面には、初心者が迷い込まないように警告看板が建てられています。
30分ほどで東岳に戻って来ました。ここから八丁峠まで再び鎖場地獄に突中します。
2023年11月20日 14:02撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 14:02
30分ほどで東岳に戻って来ました。ここから八丁峠まで再び鎖場地獄に突中します。
ちなみに、東岳の山頂は眺望が良く、ベンチもあります。時間があればゆっくりしたいところですが、日没が気になるので先に進みます。
2023年11月20日 14:02撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 14:02
ちなみに、東岳の山頂は眺望が良く、ベンチもあります。時間があればゆっくりしたいところですが、日没が気になるので先に進みます。
ゴツゴツとした山なみが見えます。この辺りでは石灰(大理石)の採掘なども行われていましたが、険しい岩場の多いエリアです。
2023年11月20日 14:06撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 14:06
ゴツゴツとした山なみが見えます。この辺りでは石灰(大理石)の採掘なども行われていましたが、険しい岩場の多いエリアです。
傾斜がキツめな鎖場その㉔
登りは問題なかったですが、スタンスがやや頼りなく、ゆっくり慎重に下りました。
2023年11月20日 14:12撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 14:12
傾斜がキツめな鎖場その㉔
登りは問題なかったですが、スタンスがやや頼りなく、ゆっくり慎重に下りました。
登りでやや苦戦した鎖場その㉒
やはり途中でスタンスが見つけられない箇所があり、鎖に頼った下り方をしてしまいました。
2023年11月20日 14:21撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 14:21
登りでやや苦戦した鎖場その㉒
やはり途中でスタンスが見つけられない箇所があり、鎖に頼った下り方をしてしまいました。
ナイフリッジの鎖場その
登りでは怖い思いをしましたが、帰りは登り基調なので、まだ楽に通過できました。
2023年11月20日 14:44撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 14:44
ナイフリッジの鎖場その
登りでは怖い思いをしましたが、帰りは登り基調なので、まだ楽に通過できました。
高度感のある鎖場その
スタンスやホールドは確保できるので、集中力を切らさないように慎重に下りました。
2023年11月20日 14:51撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 14:51
高度感のある鎖場その
スタンスやホールドは確保できるので、集中力を切らさないように慎重に下りました。
ようやく西岳に戻って来ました。先を急ぎたいところですが、集中力を切らすのは危険なので、休憩を取りながらゆっくり歩きます。
2023年11月20日 15:18撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 15:18
ようやく西岳に戻って来ました。先を急ぎたいところですが、集中力を切らすのは危険なので、休憩を取りながらゆっくり歩きます。
行きに撤退を考えた鎖場その
下りでも安定したスタンスが見つけられず、やはり鎖に頼った下り方をしてしまいました。
2023年11月20日 15:36撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 15:36
行きに撤退を考えた鎖場その
下りでも安定したスタンスが見つけられず、やはり鎖に頼った下り方をしてしまいました。
全ての鎖場を越えて、八丁峠に戻って来ましたが、予想より時間がかかって16時を回っていました。最後が悪路なので、明るい内に下山したいところです。
2023年11月20日 16:16撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 16:16
全ての鎖場を越えて、八丁峠に戻って来ましたが、予想より時間がかかって16時を回っていました。最後が悪路なので、明るい内に下山したいところです。
何とか日没前に駐車場に戻ってきました。鎖場以外も気の抜けない険路が続いたので、かなりの疲労感を感じました。
2023年11月20日 16:50撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 16:50
何とか日没前に駐車場に戻ってきました。鎖場以外も気の抜けない険路が続いたので、かなりの疲労感を感じました。
下山後は「大滝温泉 遊湯館」で疲れを癒しました。「達成感」よりは「ホッとした」という感じですが、ついつい長湯をしてしまいました。
2023年11月20日 17:40撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
11/20 17:40
下山後は「大滝温泉 遊湯館」で疲れを癒しました。「達成感」よりは「ホッとした」という感じですが、ついつい長湯をしてしまいました。

感想

ギザギザに尖った荒々しい山容が遠くからでもよく目立ち、秩父のシンボルとも言える両神山(1723.33m)。古くから山岳信仰の対象とされ、修験道の修行の場でもあった山です。

日向大谷や白井差からのルートであれば、特に難しい所もなく登頂できますが、「八丁尾根」と呼ばれるルートは急峻な岩場を通るコースで、滑落者が埼玉県で最多とされています。今年の10月25日には八丁尾根上で滑落による死亡事故が発生していますが(遺体の発見は10月29日)、重軽症者を含めれば、毎年多くの滑落事故が発生しているようです。

なお、今の清滝小屋は15年前(2008年7月22日)から休止状態が続いており、避難小屋として開放されていますが、それ以前は管理人が常駐する有人小屋でした。その当時に知人から聞いた話ですが、管理人の方は八丁尾根で登山道の整備中に滑落して亡くなったとのことで、個人的にこの八丁尾根は「非常に危険なルート」というイメージを持っていました。

険しい両神山の山容を象徴するコースだけに、「いつかは踏破したい」という想いはありましたが、ビビリなので「今はまだその時ではない」と、これまで避けてきました。
しかし、他の人の山行記録を見ると、「鎖の数は多いが個々の難易度は低い」「スタンスもホールドも豊富」「高度感がないので下りも楽勝」など、大したことがないように書かれています。4年前に登った剱岳(別山尾根)は、高度感があって緊張の連続ではあったものの、スタンスとホールドには困らなかったので、「あれで高度感がなければ普通に行けるのでは?」とクリアできるイメージが湧いたので、今回アタックをしてみることにしました。

結果的には無事に下山できたものの、「楽勝」とは程遠い内容で、実力不足を痛感しました。「スタンスが豊富」とはいっても、「靴底の四分の一以上の足場」が常に用意されているわけではなく、僅かな出っ張りや窪みにつま先を乗せるケースが多々あります。岩質が滑りにくいのか、置いてみると意外と安定して立てましたが、見た目が頼りないので体重移動はゆっくり慎重に行う必要があり、予想以上に時間と集中力を要しました。

また、西岳の手前で1箇所、東岳の手前で1箇所、体重を預けられるスタンスが見つからず、鎖に頼り気味に突破した所がありました。コース取りが悪かったのか、1cmにも満たない出っ張りが「豊富なスタンス」としてカウントされているのか分かりませんが、他の人とは見えている世界が違ったようです。

滑落すれば死亡事故に繋がる「危険なコース」ではあるものの、一歩一歩確実に足を置いていけば、概ね安定して歩けるので、岩場(鎖場)の経験を積むには良さそうです。次は時間にゆとりを持って、再度挑戦してみたいと思います。

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