早春の燧ケ岳(大清水ピストン)
- GPS
- --:--
- 距離
- 23.3km
- 登り
- 1,369m
- 下り
- 1,366m
コースタイム
- 山行
- 3:10
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:10
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:30
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口より積雪 |
その他周辺情報 | 日帰り温泉「奥日光 森のホテル」 |
写真
感想
土日の天気が良いため思い立って尾瀬デビューしてまいりました。
茨城からマイカーで4時間ほどかけて大清水登山口へ。
登山口から雪が20〜30センチ積もっていましたが、
アイゼンを付けることなく歩き始めました。
一ノ瀬休憩所までは1時間、片品川を右手に見ながら緩い傾斜の沼田新道を進みました。
雪解けのせいか川を流れる音も大きく聞こえ、この先向かう尾瀬沼や燧ケ岳に雪が残っているか少々心配になりました。
一ノ瀬休憩所は雪に埋もれ、トイレや水場が使用不可の状態。。
ここで休憩をとりました。
休憩所からは林道から山道に入り、木々につけられた赤いリボンが目印になります。
ところどころ雪面からブッシュが顔を出したり、倒れた木が道を遮り少々歩きにくい
箇所もありましたが、迷うことなく進みます。
高度を上げ、後ろを振り返ると尖った日光白根山が見えました。雪化粧はだいぶ薄くなり、標高はあちらの方が高いのに積雪量が少ないのかなと思いました。
途中から傾斜が急な「十二曲がり」を越えると、木々の向こうに目指す燧ケ岳がかすかに見えます。
さらに進むと尾瀬沼の外輪にあたる三平峠につきます。
ここからは沼へ向かって下ります。シリセードができそうな傾斜でしたけど
一歩一歩下りて行きました。
沼の湖畔に立つと正面に燧ケ岳が見えて、それはもう絶景で早くも来た甲斐があったと思いました。
写真を撮ろうとSIGMAのDP2merrillとdp1Quattroを取り出し、電源を入れると
どちらも「SDカードがありません」の表示が出て衝撃をうけました。
せっかく持ってきたのに。。バッテリーばかり気にしていて忘れていました。
しょんぼりしてiPhone6で撮影しました。
沼の氷はだいぶ溶けてきており1週間のうちにショートカットできなくなりそうでした。この日は長蔵小屋まで沼の上を渡り最短で移動できました。
長蔵小屋の入り口は沼から見て建物の裏面にあり、最初はどこにあるのかわかりませんでした。
チェックインして部屋に案内されると個室を一人で使えるようで、さすがに今の時期は登山客が少ないんだと思いました。
荷物を置き、夕食まではまだ2時間ほどありましたので1階の歓談室の本棚でも物色することにしました。
歓談室は20〜30畳ほどの広さに、テーブルと椅子、コーヒーを淹れてくれるキッチンや本棚がありました。
尾瀬の天然水で淹れたコーヒーが350円なので注文してみると、その場でドリップしてくれました。とても美味しく大満足だったので翌朝も飲みました。
本棚から山の詩集や堀辰雄の風立ちぬを取り出し読み耽っていたら夕食の時間になりました。
夕食では手作りの味噌汁や漬物がいただけて美味しかったです。
翌朝は6時半に朝食をとり、6時50分に出発しました。
私の直前に4人のグループが沼を渡って行きましたのでそれについていくことに。
小屋のスタッフさんからは一応沼を渡らないように忠告は受けてました(笑)
沼北岸から突き出している大入州半島の西側の入り江からそのグループは左手にそれて行きましたが、私は長英新道があると思われる北側に入ってきました。
一面雪に覆われてるのでどこが湖岸なのかはっきりしませんでしたが、地形を見て判断して行きました(iPhone6の地図アプリを使えば現在地はわかりますがあえて使いませんでした)
思った通り赤いリボンを見つけそこからはリボンと足跡を頼りに進みました。
足跡は3〜4人分はあるかと思われ、自分が最初だったら苦労しただろうなと思いました。雪はザラメ状で20センチくらい沈み込む場所もありました。
長英新道を30〜40分進むと北側の視界が開け、進路が左に曲がります。
わずかに福島側の山々が見え、携帯の電波が少し入るようになりました。
さらに急登を進むと森林限界に近づき、右手に俎瑤見えました。
素人目に見て雪崩が起きそうな斜面でしたので、なるべく尾根筋に近いところを歩くようにしました。
傾斜も急で滑落したら止まらなさそうなのでここでようやく12本爪アイゼンをつけました。
俎瑤らは360度の展望が開けとても気持ちのよかったです。
快晴ではありましたけど、気温が高いせいか少々霞んでおり、一番遠くは浅間山らしき山まで見えるのがやっとでした。
荷物を俎瑤縫妊櫃靴銅動濁瑤惴かって下り、鞍部まで来ると柴安瑤ら下山してくる2人組が見えました。
山頂直下はとても急だと見えて、ピッケルを雪面に突き刺しながら後ろ向きに慎重に下っていました。
私はピッケルは持参してないし使ったこともなかったので、よっぽどの急登だと思い、せっかく鞍部まで来たところでしたが諦めて引き返しました。
帰路はそそくさとダッシュで下りました。
やはりアイゼンがあると安定感が違うなと感じました。
最後の沼田新道は長く感じて、足も疲れ果て大清水に着いた時はホッとしました。
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