快晴の残雪ハイキング「兵庫県 扇ノ山」
- GPS
- 05:12
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 578m
- 下り
- 573m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・上山高原から登山口までの1時間ほどの林道歩きは、積雪が多く、また林道にガードレールが無い箇所があるのでスリップすると危険です。 |
その他周辺情報 | 鳥取県岩美町の岩井温泉「湯かむり温泉」で立ち寄り湯。大人310円ですが、石鹸、シャンプーは持参の必要あり |
写真
感想
山登りを始めて2年弱、山の先達に連れられて初めて雪が残る山に言ってきました。場所は兵庫県と鳥取県の県境にある「扇ノ山」。ふるさと兵庫100山、日本300名山にも選ばれている山です。
登り始めは上山高原駐車場から。ここまでは除雪されていますが、この先の林道は雪が残っており、登山口まで1時間の林道歩きとなりました。とはいえ、私は初めて間近で見る雪の山景色に興奮!但馬の山並みや日本海、扇ノ山の稜線を眺めつつ1時間歩き、登山口からは5分程で小ズッコ小屋に到着しました。
小ズッコ小屋からはブナ林の中を歩きますが、大分雪が溶けてきており、時々積雪の浅い場所を踏み抜いてしまいます。足元をよく見つつ歩いていたのですが、1,159mピークを過ぎてから、知らず知らずのうちに右側の方に進路がそれてしまいました。普段だと登山道を辿って山頂に行くのですが、「雪があると登山道がわからない→遭難の危機!」をプチ体験してしまいました。地図、コンパス、GPSでの確認の大切さを再認識!です。
幸い早い段階で気がついたので大きなロスとはならず、若干きつい勾配を登って本来の登山道に復帰。ここから大ズッコまでは急な勾配を登ります。スリップに気をつけつつ歩くのは疲れると身をもって実感。でも東側に山並みが連なる素晴らしい展望が広がりました。山の知識が乏しいため、どの山がなんと言う名前か分からないのが残念ですが、しばらくぼーっと眺めていました。
大ズッコからは緩やかに一旦下り、登り返すと右手(西側)に展望台が。正面には鳥取の山並み、その右手(北側)には鳥取市街と日本海が一望できました。展望台からは5分ほどで山頂到着。立派な避難小屋があり、天候が悪くてもゆっくり休憩できそうです。山頂周辺は積雪なし。今まで登ってきた北斜面と違い太陽光が当たるからでしょうか。小屋前のベンチでフリーズドライのカレーを食べ40分ほど休憩しました。
下山は往路をそのままトレース。大ズッコからの下り坂でスリップしかけて肝を冷やしましたがそれ以降、小ズッコ小屋までは快適なハイキングとなりました。途中、河合谷高原が望める草原で小休憩。出発地の上山高原、河合谷高原など、まるで信州のリゾート地のような高原もこの山域の魅力。夏休みにでも家族で避暑に訪れたいと思いました。
小ズッコ小屋から舗装路の林道に戻り、あとは駐車場に戻るのみだったのですが、舗装路に斜めに積もった雪をトラバース気味に歩く際が緊張。林道の谷側にガードレールが無い箇所では、スリップしたらそのまま谷に滑落する恐怖を覚えました。右足が山側だったので、右足の外側のエッジを雪面に食い込ませ、姿勢を低くして慎重に歩行。雪がなくなって舗装面が出たと思ったら、また積雪面の繰り返しでしたが、4回ほど積雪面を歩きなんとか安心できる場所まで戻ることができました。残雪期とはいえ「やはり雪山なんだから、もっとしっかり準備しないと」と反省した山行でした。
帰路に岩井温泉の「ゆかむり温泉」にて立ち寄り湯。310円と格安ながら中に石鹸、シャンプーの備えがないため、体・頭を洗いたい方はお忘れなきように。お湯は源泉かけ流しでかなり熱かったですが、疲れはしっかりとれました。
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