深南部彷徨改め10回目の黒法師とシブロク歩道


- GPS
- 26:50
- 距離
- 34.5km
- 登り
- 3,053m
- 下り
- 3,021m
コースタイム
- 山行
- 8:36
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 9:35
- 山行
- 11:39
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 12:35
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:水窪→飯田→新宿→自宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
黒法師山とシブロク歩道への分岐の先はしばらくは歩きやすい尾根上の道 尾根からシブロク歩道への下降点は石が積んでありマジックで林道へと書いてある。その先、目印多数も砂利の急斜面となる。急斜面が終わり林の中に入るとしっかりとした作業道がついている。 シブロク歩道の下部は2カ所ほど崩れていて荒れた沢に降りて進み様子を見て歩道に戻る。 |
写真
感想
昨年、久しぶりに一週間以上歩けたので調子に乗り、深南部のまだ歩いていない尾根をつなげて光岳まで行こうと計画していたが、全くだめだめで一つだけ未踏の尾根を歩けただけで撤退してしまった。
大井川鐵道の始発に金谷から乗り込み、バスを乗り継いで寸又峡に向かう、手造りの店さとうでお茶をいただき辛い唐辛子を購入してから出発する。前回は前黒法師岳の登山口をすぎて先に進んだが、今回は素直に登山口から登る。前黒法師岳までの間で一番危険なのはこの登山口から湯山集落跡への尾根に乗るまでだろう。湯山集落跡をすぎて再び湯山林道に出ると朝日岳がよく見える。栗の木段の先で前黒法師岳をピストンしてきた?登山者が降りてくる本日は合計3人の単独者が降りてきた。たまたまか以前に比べるとこの山域での登山者が増えたように感じる。白ガレの頭までは順調に進めたかなと思っていたが、この先斜度がきつくなり始めてからペースダウンしてやっとの事で前黒法師岳に到着する。前黒法師岳からヘリポート跡への下りは、迷いやすい箇所には目印が有るので見失わないように進めば問題ない。いつもは直ぐに林道に降りてしまうが、時間は遅くなったがまだまだ明るいので、南アルプス南部調査人さんのお勧めの尾根沿いの道を今回初めて歩いてみた。低い笹原に大木が所々に残っていて、お勧め通りのすばらしい雰囲気の所だった。予定していたより1時間、9年前の時より2時間半ほど遅れての到着となってしまったが、久しぶりにヘリポート跡まで到着する事が出来た。ヘリポート平らにはすでに先着されている方がテントを張られてたので、少し離れたところにテントを張ってから水を汲みに行ったが、先着の方のテントはすでにしまっていたので声はかけなかった。
翌日、5時過ぎに出発する少し前に前日の先着の方が出発する姿が見えたが、結局お話をする機会が無かった。先行されている方がいるので多少テンションが上がり順調に進む。初めのピークの後2重山稜となり少し道が判りづらくなるが、もう何度も通った場所なので迷うことなく進む。二ッ山の最後の登りは右手からでなく左手から登った方が登りやすい。ここから下り登り返したところから黒法師岳への最後の登りまでの区間がこの付近では一番笹が深く道をはずすと苦労する。黒法師岳への最後の登りは何回登ってもきつく休み休み時間をかけて登る。1回目の9年前より、1時間遅れの到着で10回目となる黒法師岳に着くことが出来た。山頂付近のみ残雪が残り、お団子標識は1個半しか見えなかった。先行されている方の姿は黒バラ平、バラ谷山の登りに確認する事は出来なかった。ひょっとしたら丸盆から鎌薙を通って不動岳方面に行かれたのか?
今回、初めて黒バラ平で、水窪百山の新しい標識(上西平山)に気が付いた。黒バラ平らは俗名かもしれない。黒バラ平らでバラ谷方面からの二人組の方とすれ違う。水は十分有ったのでバラ谷の取り付きにある水場にはよらずそのままバラ谷に向かう。バラ谷からの景色は相変わらずすばらしくゆっくりと景色を楽しむ。ふと黒バラ平らを見ると先ほどすれ違った2人組と思われる方がこちらに向けて歩いてきているのが判った。もう黒法師岳に行って戻ってきたのか?絶景は名残惜しいが戸中山林道に向けて出発する。最低鞍部の手前で休んでいると先ほどの2人組の方が降りてこられた。野鳥の森まで戻るのであろうまだ距離があり大変そうだ。最低鞍部から登り返した箇所はこれからいく戸中山林道への尾根が続いているが、野鳥の森方面に戻る方のために枝で×が組まれいるが、その先にはピンクリボンがしっかりと着いている。しばらくは尾根沿いに進むとシブロク歩道方面への下降点には石が積まれていてマジックで林道へ書いて有った。この先砂利の急降下となるが、ピンクリボンがとぎれることなく着いていて見失わないように進む。林の中に入ると整備された作業道がついていて直ぐに1個目の作業小屋につく、道はさらに良くなり尾根沿いに下っていき、作業道は1200mの所で尾根を離れて右手に曲がり沢方面に進むが、そのまま尾根を進んでも林道に降りれるらしい。沢について少し降りると2個目の作業小屋が有る。沢の少し左上手に作業道が続くが途中2カ所ほど上からの砂利で崩れていてため、流木or倒木で荒れた沢に降りて苦労して下降し崩落箇所が終わったところで作業道に戻りながら進む。小滝の有る箇所くらいから作業道と沢の高低差が出てきてこれ以上崩落した箇所が無いことを祈りながら先に進むとようやく林道が見えてきて無事林道に降り立つことが出来た。予定では本日中に中小屋のゲートまで進み矢筈尾根に取り付くはずだったが、時間も遅くなり、上足毛沢橋の手前に有った作業小屋があまりにきれいで居心地が良さそうだったので本日はここまでとした。
翌日、本当は矢筈尾根を登り不動岳からヒコーキ平経由で逆河内林道へ降り立ち先に進む予定だったが、鹿の平でゆっくりしてから帰ることに計画を変更してとりあえず矢筈尾根に取り付くために中小屋ゲートに向けて林道を進む。中小屋ゲートへは6年ぶりとなりなつかしかった。中小屋ゲートから左手に向かい橋を渡り西俣林道に入る。ホースが降りてきている箇所をすぎて尾根へ取り付けそうな箇所を探すが見つけられず途中で荷物を置き空身で先まで進むもなかなか見つけられずあきらめて元に戻る。戻る途中で空身で歩いていても左の足首が痛みがあり、まだ3日目だったが今回の山行はここまでとする事とした。一応次回のために、ホースの降りてきているところで空身で少しだけ上に登ってみて尾根に取り付けそうなことが確認出来た。林道を水窪ダムに向かって歩いていると林道工事関係者のかたに声をかけてもらい車に乗せてもらった。大きな石を砕く道具を取りに戻るところだったそうで運が良かった。周辺の林道状態などの情報をいろいろ聞くことが出来また、わざわざ無線で事務所に連絡してもらいタクシーまで呼んでもらい大変助かった。飯田まででて一泊してかざこし子どもの森公園、飯田市美術博物館等にいってゆっくりしてから高速バスで帰宅した。
当初は水窪から入って矢筈尾根に取り付く予定だったが、欲張って寸又峡から入ってしまい失敗してしまった。やはり一度林道に降りてしまいしかも下界に向かい降りてしまうとテンションが上がらなかった。次回は素直に水窪から入り矢筈尾根を目指そうと思った。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
途中でお会いしたk-kenです。深南部でのテン泊に憧れてしまいました❗いつかもっと経験を積んで挑戦してみたいと思います。またあの辺りでお会い出来たらいいですね。
ご心配をおかけしてしまったようで申し訳ございません。
深南部はあちらこちらに絶好のテント適地が点在しています。前黒法師山手前の荒木平などもどこでもテントが張れそうでいつかゆっくり泊まって見たいところです。
次回お会いできたらゆっくりお話したいですね。
kumahikoさん、おひさしぶりです。
kumahikoさんの深南部レコがUPされて、凄く興奮しました!
まだ記録の感想は途中のようですが、写真のコメントを読んでいると、やはりこの山域のスペシャリストの雰囲気がムンムン出ています!!!
渋い深南部の中でもkumahikoさんのレコは激渋です
これからも僕はkumahikoさんのような山行に憧れつつ山に入りたいと思っております。
kumahikoさんのレコは非常に楽しみにしていますので、また山に行ったら記録お願いしますね。
kaikairei さんコメント有難うございます。
深みや渋みは年のせいでしょう?
これからも無理はせずゆっくと深南部、白峰南嶺などの山を楽しみたいと思っています。
kaikairei さんのような山行はしようと思ってもなかなかできるものでないので、こんなこともできるのかとレコを楽しみにしています。
今後もよろしくお願いします。
フォロー情報にkumahikoさんのレコがあると、kaikairei さんと一緒で僕も凄くうれしくなります!!
kumahikoさんのように深南部をテントもって歩けるように早くなりたいなーと、その時は現実からパソコンのレコの中に引き込まれるというか、何度も読み返してしまいます。
これからもずっと楽しみにしてます
nanamasaさん コメント & いつも拍手有り難うございます。
深南部や白峰南嶺でのテント泊は本当に何泊してもいいものです。
nanamasaさんも早く静寂の中で自然に浸れるようなテント泊の楽しさを味わってください。
これからも無理はせずゆっくり山に浸るような山行が続けられ、またそのレコを楽しみにしてくれる方がいるのは幸せです。
今後もよろしくお願いします。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する