【丹沢打通作戦】塔ノ岳-丹沢山-蛭ヶ岳【丙45.5】
- GPS
- 08:08
- 距離
- 22.0km
- 登り
- 1,637m
- 下り
- 1,998m
コースタイム
- 山行
- 7:08
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 8:06
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年05月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
4日くらい前の週間天気予報では雲が多いとのことだったが、直前の予報を受けて作戦の決行を決断。
当日は終始好天に恵まれた。
行者ヶ岳の鎖場というものがどういうものかわからなかったので、今日はバイタリティ溢れるヒロシ氏に同行願った。
埼玉県の伊豆が岳鎖場の登攀は軽くこなしたが、行者ヶ岳をクリアできれば大抵の山は大丈夫という話も聞いていたので一度は登っておきたい。しかし、行者ヶ岳だけではもったいないのでついでにその先の塔ノ岳、日本百名山の丹沢山、丹沢最高峰の蛭ヶ岳もやってしまおうといろいろ考えていたら22kmの長距離作戦となってしまった。
この丹沢打通作戦は北から南へ抜けるか、南から北へ抜けるか迷っていたが、前日23時過ぎまで仕事で、ちょっとでも睡眠をとっておきたかったため、出発時間が遅くてもバスに間に合う南からのルートにした。ヒロシ氏が延々と続く登りにヒイコラしていたので、蛭ヶ岳から先の長い勾配を考えればこの選択は正しかった。
秦野駅ではバス停に大行列ができていたが、大行列ができるのが頷けるほど素晴らしい眺めの連続であった。臨時バスが出ている事を知らなかったのでタクシーでヤビツ峠まで行ったが、登る前に満員バスで疲れることを考えれば、座れる公算が低ければ金がかかってもタクシーで行った方がよかろう。
ヤビツ峠までにバスを何台か追い越す。正規のダイヤ以外に結構臨時で走らせているのか。まあ、バスよりも早くつけるんならいいや。
結局、秦野駅からヤビツ峠までタクシーで4000円はかからなかった。山を歩く者同士、相乗りすればそれほど高くは無い。
ヤビツ峠で用を足して出発。舗装道をくだる。朝も早くから客引きをしている山荘前を抜けて登山道へ。奥武蔵・奥多摩とは植生が異なるようだ。二ノ塔、三ノ塔を経ると禿山っぽくなってきた。その分遠くまで展望が開ける。こういう山を歩いたことがそんなに無いので、わくわくする。秋冬辺りは良いが、木陰が無い分、夏は大変だろう。
登ったり降りたりする中で、これから向かう先の様子がよくわかる。それはガレ場だったり、山荘のある山頂だったりする。北方の山は木々に覆われて先がどうなっているかわからないものだが。
私が目玉と考えていた行者ヶ岳の鎖場は、確かに切り立ってはいたが、それほど難しいコースではなかった。逆に崩れ具合などを楽しむ余裕すらあった。
新大日手前の書策で小休止した後、塔ノ岳を一挙に攻略する。
山頂は結構人が多い。大倉尾根から登る人が多いのだろう。もう殆どの人が、
「今日は登ったなあ」という表情をしている。しかし、我々にはここがファーストステップだ。
塔ノ岳を早々に出発し、丹沢山に至る。ここでヒロシ氏死亡。
休憩を長めにとって、ヒロシ氏に横になって休んでもらう。
身体堅固なヒロシ氏でもダウンするとは山は恐ろしい。
さあて、どうするかな。進むか、引き返すか。丹沢山は中間点なのでフィフティフィフティだ。
起き上がったヒロシ氏があと3時間は大丈夫という。3時間といえばもう蛭ヶ岳を越えて下る一方だ。ということで作戦を続行した。
見晴らしが良い分、これから進む道もずっと先まで見えるので、それもヒロシ氏にはこたえているようだ。
鬼ヶ岩ノ頭の先に鎖場があるとは知らなかったが、それもクリアして蛭ヶ岳着。
その後は、ほぼ下りということでヒロシ氏も徐々に回復、最後は下山道を走っていた。
ヒロシ氏の感想は「死ぬかと思った」というものだが、死ぬことなく作戦は無事終了した。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する