【磐梯山】残雪の磐梯山縦走 (猪苗代スキー場→八方台)
- GPS
- 08:05
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 1,295m
- 下り
- 780m
コースタイム
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 2:11
- 合計
- 8:01
天候 | 晴れ 無風 ふもとの会津若松では最高気温30度 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
■猪苗代スキー場駐車場 無料 何台でもいけそうです |
コース状況/ 危険箇所等 |
・残雪はまだまだ随所にありますがノーアイゼンで行けました。 ・お花畑〜八方台:雪渓トラバース箇所複数あり。滑落注意です。 |
写真
装備
個人装備 |
半そでTシャツ
ハーフパンツ
タイツ
ゲーター
|
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備考 | 日焼け止め忘れた |
感想
3度目の磐梯山
八方台、裏磐梯と順調にこなせば、次は猪苗代スキー場からでしょ!
今までの2回はともに夏、帰省ついでのソロ登山。
このGWはいつもの相棒と予定が合い、現地集合でのペア登山となった。
せっかくなので車デポし縦走コースに。ホントは裏磐梯へ降りたかったが、やはり山開き前、残雪期の未整備登山道はリスク大!昨年GWの安達太良沼ノ平周回で痛い目に遭っているので、雪解け具合とコースの荒れ具合を考慮し八方台へ降りることに。
標高差1,000オーバー、距離10キロオーバーは半年ぶり。
雪を理由に軟弱登山を続けていたが夏仕様に切り替えるためにも、敢えてゲレンデ直登を敢行。
しかし暑い!南斜面のゲレンデには容赦なく陽射しが照りつけ、風もほとんどない。
壁のように見える斜面が迫り、恐れをなして夏道に逃げるが、すぐに道がなくなり藪に囲まれる。藪に分け入ってなんとか抜けたが、のっけから気力体力奪われた〜
少しでも涼を求めて敢えて雪の上を歩きつつ、1時間以上ゲレンデに弄ばれながらもやっと登山道に取りつく。
ここから先はこの山の他のルートよりも歩きやすく景色もよい、快適。
赤埴山にも寄っておく。主峰磐梯山、小磐梯(櫛ヶ峰)に続き、磐梯三峰制覇!
赤埴〜沼ノ平の湿原は、雪道―夏道が交互に顔を出す快適な散歩みち。だが山開き前のこの時期、踏み跡が消え、視界がなくなったらコワい。マーカーも多くないので荒天時は要注意のルートか。
稜線に出る最後の雪渓登りは貴重な経験。南向きの斜面にも拘わらす積雪はまだ2メートル以上、距離はわずかだが雪も締まってる。白馬大雪渓、石転び沢雪渓、こんな感じなのかな?ちょっと堪えた…尻筋が痛くなる。
稜線に這い上がると裏磐梯の荒々しい風景がドーン!一気に雰囲気が変わる。
この景色を相棒と共有したかった!ので、この上ない晴天でホントによかった。
ここからは過去にも歩いた道、とはいえ決して楽なルートではなく地味にキツい。
予想外の暑さに持参の水分を半分以上消費してしまっていたので、小金清水の水場はホントに助かった。顔、頭にも冷水を浴びリフレッシュ、おかげで弘法清水小屋までは前回よりも楽な気分で到着できた。
弘法清水からは一気に人が増える。相変わらず自分にとっては地味にキツいルート。ペース上がらず相棒に遅れ「キツい〜」と喚き笑われながらの山頂到着!
山頂は虫・風とも少なく空気も澄んでて過去最高のコンディション!
絶景下でいつもどおりのBeer・ラーメン・コーヒーのフルコースを堪能、1時間半を費やす。八方台への下りと思うと気楽だしね。
下山の八方台ルート、メジャールートとはいえこの時期はやはり荒れている。雪、倒木が登山道を塞ぎ歩きにくい。特に雪上は油断するとコースを外れてしまう。
健脚のおじさま・おばさまに追われて足早に下山し中の湯跡でやっと一息…雪景色の廃墟と硫黄臭が独特の雰囲気。
そこから登山口までのルートは、夏場の鬱葱とした、じめっとした雰囲気とは異なり、木漏れ陽、新緑と白い雪面の明るく爽やかな下り。余韻を愉しみ駐車場着。
自分にとっては久々の本格登山で体力的にはキツかった。が、原点の山、猪苗代ルートからのピークハントを相棒とともに達成でき、念願叶った。
昨年は安達太良、今年は磐梯と毎年GWは福島シリーズ。
天気に恵まれ快晴・無風・最高気温30度の夏日。半袖・短パンでも汗だくの登山となった。
2台のマイカーを活用、猪苗代から八方台への縦走ルートをたどることに。
猪苗代登山口は猪苗代スキー場のゲレンデ脇を登る。開放感があり猪苗代の景観が素晴らしいのだが、照りつける太陽のもとひたすら単調な登りを1時間。汗だくだ。
ゲレンデを登りきるとようやく登山道らしくなってくる。ウグイスの声をききながら、樹林帯を歩くとほどなく赤埴山。地味だけど山頂の景色はなかなか。あやうく満足しかけた。
赤埴山頂を後にし沼ノ平に入ると雪残る湿原のすばらしい景観が開けた。雪解け水が足元をさらさらと流れていく。なだらかな平原なのでガスったりすると道迷い要注意ですね。平原を抜け磐梯山主尾根を登りきると、裏磐梯の眺めが一気に開ける。磐梯の山容も緑豊かな表側から荒涼とした裏側へと一変。この二面性を味わえるのが今回のコースの醍醐味。
岡部小屋の人の話によると今シーズンは雪が多かったが、気温が上がるのが早く雪解けは例年よりも早いそうです。例年はこの時期でも小屋付近は2mほどの積雪があるとのこと。今年はすっかり解けていました。
ヒップそりが気持ちよさそうな雪渓を登り夏道をひと登りして山頂。360度の絶景をおかずに乾杯。汗だくで運動した後のビールはサイコー!のんびりランチを楽しむ。
下りは八方台へ。雪渓トラバースが複数個所あります。慎重に通過。
中ノ湯を抜けて、明るくて気持ちの良いなだらかな林間を歩く。ここでのテン泊も気持ちいいだろうな。林を抜けるとゴールの八方台駐車場。
新緑・残雪・ウグイスに囲まれた春堪能の気持ちの良い山行となった。
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