白馬大池でテン泊、白馬岳へ
- GPS
- 22:18
- 距離
- 17.6km
- 登り
- 1,525m
- 下り
- 1,522m
コースタイム
- 山行
- 2:16
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:16
天候 | 5月2日快晴 3日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ゴンドラ-ロープウェー往復 3300円 荷物300円 ロープウェー最終15:30 |
コース状況/ 危険箇所等 |
栂池ヒュッテ-白馬大池 ヒュッテから天狗原上まで雪 白馬乗鞍付近は岩場歩き 白馬大池-白馬岳往復 つぼ足で行けました 八割ほど夏道 三国境上の雪面に注意 |
その他周辺情報 | 栂池温泉 栂の森 700円 |
写真
感想
連休中の気温が高いので、ここは雪の上でテントを張って山に登ろうと思い、比較的すいていると思われる白馬大池から白馬岳のコースで行ってきました。
初日は白馬大池まで行くだけですので、昼にゴンドラに乗って栂池ヒュッテで昼食してから登りだす予定です。
ヒュッテでの生ビールの昼食が効いて、登りだしの急登は、初夏の様な陽気と重い荷物のため寡黙になって下ばかりを見ながら登りました。
あえいで上がった天狗原はスキー場になっていました。
登山をする人は少なく、ほとんどがボーダーやスキーヤーで若い人たちでびっくりしました。ヘリスキーの到着地点にもなっていました。
乗鞍岳への広大なバーンは景色も最高、雪もたっぷり、皆さん楽しんでいました。
こちらは重い荷物で沈まないよう、トレースに沿って登りました。
斜面を上がった乗鞍の広い頂上からは雪が消えて、歩きにくい大きな石の道が大池まで続いていて、これが雪面を歩いてきた感覚とは大違いで歩きづらく、風も無いので上からの太陽で暑さでむせかえるようでした。
大池に着くと早く来た皆さんは思い思いの場所にテントを貼っていました。
スコップを持ってきて風よけをつくったり、昼寝をしていたりのどかでした。
テントを張るときに風があって、自分のテント(アライ トレックライズ2)だとグランドシートの上にインナーテントをのせてフライで固定しなくてはならないのですが、滑りやすい雪面では風でグランドシートが飛んでいてしまったり、またポールをテントに差し込み際に風でテントが飛ばされそうで苦戦しました。
結局A君に手伝ってもらって張り終えましたが、最初に山から石を運んで固定してからからすれば良かったかなと反省でした。
テント泊の楽しみに一つに星空撮影できたが、月が明るくてだめでした。
夜中は雪面からの冷気の対策不足で、エア注入のマットと薄いアルミシートでは接地面が冷たくて失敗でした。貼るカイロをたくさん持って行ったのでこれでしのぎました。やっぱりウレタンマットにしておくべきだったと思いました。
またテント設営地付近は雷鳥の営巣地なのか、夜中鳴きながら周りをうろうろ歩いてくれて何度か目が覚めました。
まあこんな経験も良いかなと思いましたが。
翌日は早朝よりテント地を出発して白馬岳を目指しました。
モルゲンロートを期待したのですが、日の出時間帯は薄曇りになってしまって薄いオレンジのものになってしまいました。
小蓮華近くまでは誰にも会わず、たくさんの雷鳥夫婦に遭遇しました。
ペアリングの時期なのか、オスの雷鳥達は縄張り内への人間の侵入がおもしろくないようで威嚇してきました。
小蓮華から白馬岳までの1時間ほどのルートはまさに空中散歩の様で感激しました。
少し風がありましたが、北アルプスを北の端から眺めながら進む快適な稜線歩きは、白い雪と赤茶の夏道、ハイマツの緑と青空がマッチして素晴らしい眺めでした。
帰りは白馬大池から乗鞍岳の石のでこぼこ道だけが時間がかかったものの、雪の斜面は登山靴でのショートスキーの様に滑ってくれて、あっという間に栂池ヒュッテまで下りてこれました。
それでも2日目は距離も長かったせいかそれなりに疲れました。
こんな初夏の陽気の中、テン泊しての静かな白馬岳コースを巡れたのは幸運でした。来年以降もGWの登山がこれほど快適な気候になることはそうはないでしょうね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する