小梨平テン泊で徳本峠ピストン
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- GPS
- 09:57
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 668m
- 下り
- 660m
コースタイム
- 山行
- 7:25
- 休憩
- 2:24
- 合計
- 9:49
天候 | 5/2 快晴、5/3 晴れ後曇り、夜は雨、5/4 雨のち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
名古屋から中央道・中津川IC利用、R19北上し藪原で県道26号へ分岐、境峠を越えて野麦峠との分岐は右折(そのままK26)、奈川渡ダムでR158に合流、左折してトンネルを数本抜けると”沢渡(サワンド)”地区へ到着します。 沢渡地区には松本市営と民間駐車場が混在しています。松本市街よりは満車のようだったので、”市営第二駐車場(600円/日)”を利用しました。民間の駐車場は500円のところがあるとの情報をタクシードライバーから頂きました。 沢渡からは荷物が多いのでタクシーを利用しました。通常4200円のところを3000円で利用できました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは上高地インフォメーションセンターにあります。 徳本峠への登りは夏道ではなく、直登の冬道です。1900Mあたりの二股から上が急登となります(夏道は九十九折れに付けられています)。 雪は徳本峠小屋直下まで続きますが、腐った状態で慣れた方はアイゼンなしで登っておられました。私たちはアイゼン(私12本、嫁10本爪)使用です。ピッケルも用意しましたが、使う機会はありませんでした。また、トレースを追う形で歩いたため、登りで踏み抜くことはありませんでした。下りでは小屋直下からのトラバースが直登コースに移行するところで、トレースからチョッと外れて通ったところ、見事に踏み抜いてしまいました。 登りでは下山中の方に、雪の塊(デブリ)の落下を教えていただきました。また、下山中には轟音と共に雪崩が二股の右股側の斜面で起こる瞬間を嫁はんが目撃しました。その他、コース上にも落石、デブリがところどころに転がっていますが、歩いている間に危険を感じることはありませんでした。 また、ピンクリボンのマーカーの近くにも雪に穴が開き、下を流れる水音が聞こえるところが複数ありました。当然、穴の近くは通るべきではありません。 |
写真
感想
昨年に引き続きGWの上高地です。
小梨平でテント泊(前泊と後泊)し、徳本峠小屋までピストンしました。
昨年も同じスケジュールでしたが、徳本峠には辿り着けませんでしたので、再挑戦という形です。
他にも、”徳沢でテン泊し蝶ヶ岳”、”横尾でテン泊し涸沢”、”小梨平テン泊で岳沢小屋”、”小梨平テン泊で焼岳”とプランは考えましたが、昨年出来なかったことの再挑戦を選びました。
昨年の断念理由は”ピッケルがなかったこと”&”嫁はんの戦意喪失”がメインでしたので、今回はアイゼン(前爪あり)とピッケルを装備しました。しかし、結果的に雪はルート全体で腐っており、キックステップでも体力があれば登れる状態でした。
体力に難点のある私たちにとって前爪ありのアイゼンは、グリップが効いて、登りで体力を奪われるのを緩和してくれました。また、下りでは後ろ爪がスリップを緩和してくれました。
1900M付近から先は、夏道では九十九折れのルート設定となっていますが、冬道は谷を直登する設定です。そのため相当な急勾配となっており、今年はここで嫁はんが戦意喪失しかけましたが、時間的な余裕もあり、また行動食しか用意しておらず、徳本峠小屋での昼食(軽食)目当てで何とか頑張ることが出来ました。
徳本峠小屋では数名のハイカーが休憩されており、その内のお二方と話しましたが、昨日(5/2)は絶好の好天で上高地から焼岳を目指したが、途中の垂直梯子が設置されておらず、そこで引き返したと話されました。
確かに、ヤマレコでは”中の湯”からのピストンはUPされていますが、上高地側からのレコがなく、不思議に思っていましたが納得です。
もう一つ、徳本峠小屋では懐かしい方(有名人になられました)との再会がありましたが、ご本人のご要望により詳しくは書けません。
徳本峠からの下りは体力的には楽なのですが、勾配が急なので登りより気を使います。遠くで轟音が聞こえ、私は目撃しませんでしたが、嫁はんは雪崩が起きるのを見たと云います。それからは雪崩や岩の崩落に気をつけながら下りましたが、何事もなく無事に下山できました。
下山後は明神館でソフトクリーム(400円)休憩の後、明神池(300円必要)まで歩き、嘉門次小屋で”岩魚の塩焼き定食(1600円)”で早い夕食にして、左岸を小梨平へ戻りました。
初日(5/2)は晴天で月明かりでヘッデンが要らないくらい明るかったので、逆に放射冷却現象で5/3の明け方はテント内で6.9℃(私の温度計は高めの表示のため、実際は3〜5℃低いと思われます)の表示で、#5(モンベルダウンハガー)では少々寒く感じましたが、二日目(5/3)は曇りのち雨のため、全く寒さを感じませんでした。
夜来の雨は午前4時過ぎには上がり、地面もクロックス(もどき)で歩いても水が沁みない”稍重(ヤヤオモ)”程度でした。しかし、フライシートにはしっかり水滴が付いており、撤収はフライを残して本体からスタートし、フライの両面を雑巾で拭き取るという作業を行いました。
この時間帯は撤収者と到着者が入り混じる時間帯で、運よく先に撤収を済まされた方の”跡地”を利用してドライ環境で装備の仮置きが出来ました。
昨年も感じましたが、小梨平はキャンプ目的と登山(ハイキング)目的の方が利用されていますが、売店・食堂・風呂も完備しており、特に売店の品揃えは”必要なものはすべてある”と思う完璧さでした。本当に”至れり尽くせり”です。
嫁はんは、「次に来るときも同じエリア(売店に近いエリア)にする。」と再訪を予定している風でした。
上高地を後にするに付き、バス乗場でザックをトランクへ入れてもらえるかと係りの方に聞いたところ、「行き先は?」と問われたので、「沢渡の市営第二駐車場」と答えたところ、「沢渡地区にはいくつも停留所があり、30分くらいの乗車なので膝の上で我慢してもらうこともある。」との回答でした。
昨年のアカンダナ駐車場行きはバスのトランクを開放していたので、楽できましたが、沢渡は難しいようです。仕方なく、タクシー利用(4200円)としました。
沢渡第二駐車場からは、乗鞍の”湯けむり館”か平湯の”ひらゆの森”かの選択となりましたが、嫁はんの要望で”ひらゆの森(500円)”となりました。午前10時の開店ですが、10時10分の到着時には本館隣接の駐車場は既に満車。第二駐車場に誘導されました。恐るべき人気です。
入浴後は高山に回って食事と観光を考えましたが、飛騨高山は人の海で市内の主要道路は渋滞しており、駐車場も順番待ち、高山ラーメンのお店はどこも長蛇の行列が出来ており断念しました。
結局、市街地をチョッと外れたR41沿いの何故か”京ラーメン・味まる”で京ラーメンの昼食となりました。
その後は、R41から下呂でR257〜R256で、中津川、中央道・恵那IC利用のルートで戻りました。(中津川と恵那ICの間には・・・、”あみやき亭・中津川店”が入ります)
コメント
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abukata さん、こんにちは。
ひょっとして はじめまして でしょうか(笑)?
私も小梨平は好きです良くベースを張らせてもらいました。
ただ、キャンプ目的の方とは行動パターンが違うのでチョットとまどいますが・・・
それにしても肉眼では見えない望遠での写真、楽しませて頂きました。
ありがとうございます。
atosukoshiさん、ご丁寧にありがとうございます。
コンパスマークは良くお見かけいたしますので、初めてのような気がしませんが・・・
はじめましてです。
最近、カメラ機種が表示されるようになったので一目瞭然ですが、私が使用しているカメラはいわゆる”コンデジ”です。体力がないので一眼レフは最初から眼中にありませんでしたが、望遠撮影とマクロ撮影は外せない機能のなので、このタイプのカメラになりました。
小梨平は二度目ですが、嫁はんが気に入ったみたいで、”定宿”になりそうな予感です。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
abukata さん、たびたび失礼します。
私も”コンデジ”です。そもそも一眼レフで良い写真を撮るウデがないです
で、同じようにコンデジで光学ズームの良いのをと言うことで panasonic と sony でどちらにするか悩んだのですが、店頭にあったイメージキャラクターの北川景子の写真に惹かれて Sony にしたというミーハー者です
こちらこそ、これからもよろしくお願いします。
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