昇仙峰 - 旧帝国海軍の遺構(周南市)
- GPS
- --:--
- 距離
- 3.7km
- 登り
- 272m
- 下り
- 272m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
最寄駅:山陽本線『戸田駅』 コンビニ等:戸田駅の東500mに『7-11』『マックスバリュ』 徳山西ICの西500mにも『7-11』『道の駅ソレーネ周南』 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所は特にありません。 上部が崩壊している鳥居は柱に亀裂が入っているので、あまり近付かない方が良いかも。 また、山頂の旧帝国海軍宿舎を改装した『憩いの家』も、外壁に亀裂が入っています。 すぐに崩れるといったことはないと思いますが... |
その他周辺情報 | 四郎谷側の登山口から車で10分ほどに『湯野温泉郷』がありますが、立ち寄り湯の有無はは不明。 |
写真
感想
子供の日、嫁さんと娘らは2日から実家へ帰省中。
私は4日まで仕事だったためそのまま自宅へ留まり1人を満喫。
で、周辺のメジャーな山は多くのハイカーでごった返しているだろうからと、
あえて人の居なさそうな山を選んだ。
軍の施設跡が残るという話を聞いていて、興味もあった山。
261mしかないが、軍が監視所を設けた山とあれば、きっと眺めはいいのだろう。
ということで、自宅からのんびり40分ほど走って『昇仙峰』へ。
この山頂には、先の大戦中に対空監視哨の役目を担った旧帝国海軍『徳山警備隊戸田特設見張所(聴音照射所)』が配置されていたそうな。
メジャールートの『正面コース』を選ばなかったのは、舗装路が半分ほど占めているという情報を得て、面白みを感じれなかったため。
そこで選んだのが山の南側から直登する『四郎谷コース』
GoogleMap(衛星画像版)で登山口までの道を下調べしていた時に、山肌に伸びる細い筋を見付けて「これは登山道?」と興味が涌いたのも理由の一つ。
さて、登山道はつい最近シダの刈り払いがされたようで、とても快適に歩けた。
さすがに直登なので道は急ではあるが、振り返れば美しい瀬戸内の海と島嶼が上がった息を整えてくれる。
山頂手前で突然目の前に石垣が現れた。
見上げると高さは5mほどある。
上に行くにつれて絞られた寸胴な円錐形とでも言えばいいだろうか、映画ラピュタのパズーが住んでいたあの家の塔のような雰囲気だ。
道に沿って回り込むとその”寸胴円錐形”の塔の上部に繋がる細い通路があった。
ここには飛来する敵機を照らす探照燈が設置されていたらしい。
通路を通ってその上部に上がると左手、東方面が開けていた。
南、海側は残念ながら木々が生い茂って眺望は得られなかったが、戦時中はきっと要衝徳山湾を一望出来たのだろうと思いを馳せた。
広々とした山頂にはその他に指揮所跡と思われるレンガ造モルタル壁の建物や高射機関砲か何かしらのアンテナが設置されていたであろう台座、飲料用の水槽か油槽のような建築物が点在する。
指揮所と思われる建物は傷みは進んでいるが、憩の家という表札が掲げられており、中は掃除が行き届いた感じであった。
地元に愛されている山なんだろうなと感じた。
その後、来た道を戻ろうかと思ったが、せっかくなので正面コースへと降りて、舗装路を歩いてスタート地点へ戻ることにした。
結果として、周回コースをとったのは正解だったと思う。
四朗谷登山口の近くにある『昇仙水』も下山後の乾いた喉にはとても心地良かった。
コメント
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Hans-R1さん、こんにちは。
ここの山頂から見下ろす工場地帯は、ナイトハイクでもとっても美しそうですね!
私も地元の方による手入れは、いつも本当にありがたいと感じます(^^)
gachapinaさん、こんばんは。
単独ナイトハイクには勇気が必要ですが、複数人なら徳山の夜景を楽しむのにホント良さそうですね!
私は四郎谷登山口辺りから海と星を一緒に写せたらいいなぁと思いました。
地元の方々に愛される山は低くても楽しめる名山ですね
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