富士見台 神坂神社から往復 〜南アルプス全山展望〜



- GPS
- 08:34
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 873m
- 下り
- 855m
コースタイム
天候 | はじめ曇りがち 昼には快晴になる |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
≪登山道の状況≫ ・カラマツコース:神坂神社すぐ上に登山口あり。それほどの急登箇所は無し。展望も良いのでおすすめ。 ・ブナコース:林道を2劼曚品發い禿仍蓋に至る。崩壊地にかかる木橋がグラグラするようになったので、慎重に通過されたい。ブナ帯に入ってからも崩壊地上を横切る区間や急斜面のトラバース区間があるので、どちらといえば経験者向きか。 ・神坂神社〜ブナコースの林道:神坂神社から少し入ると荒れていて、クロカン車以外は乗り入れできなそう。落石も多いので、斜面上からの落石には要警戒。 ・萬岳荘〜富士見台:よく整備されているがザレた道の昇り降りがある。最低でもスニーカーで来られたし。パンプス・サンダルはおやめになったほうが…(今日もいらっしゃいましたが…)。 |
その他周辺情報 | ≪商店≫ ・登山口には自販機・商店等無し。少し手前の商店で売っていそうだが、早朝は閉まっていた。コンビニ等は近くには無し。 ・萬岳荘で食料・飲料を購入できる。 ≪トイレ≫ ・登山口には無し。手前の商店に公衆トイレがありそう。 ・入山すると萬岳荘まで無し。萬岳荘トイレは料金100円。 ・山頂手前の避難小屋にもトイレ併設。 ≪危険動物情報≫ ・ヘビ:遭遇せず。 ・ヤマビル:遭遇せず。 ・クマ:木に熊棚があるところを見ると棲息している。単独行は熊鈴必携。 |
写真
感想
我が山岳会のメンバーと富士見台へ出かけてきました。
週間予報では雨だった5月5日。
しかし天候の回復は早く、快晴となりました。
今日は神坂神社から、まだ未踏だったカラマツコースを経て山頂へ。ブナコースで下山する周回ルートで歩きました。
ブナコース登山口まで2劼領啼司發が億劫だったので、まず登りはカラマツコースで。
急登としてあるガイドブックもありますが、さして傾斜は急ではないし、危険個所もないので初心者でも歩きやすいルートだと思いました。
杉の植林地を抜けると、新緑の森を行くようになり、ひと登りすると樹間からは南アルプス赤石岳・聖岳を展望できるので、トレッキング初心者にもおすすめのコースです。
ブナコース合流手前からはカラマツ帯を行くようになり、秋には黄金色に輝く美しい道になることでしょう。
ブナコースと合流すると山腹をゆったりトラバースしながら御坂峠の山小屋、萬岳荘へ。
ヤマザクラ、イワウチワ、バイカオウレンが彩る道。
展望が開けると、樹間からは大川入山、恵那山を見ながら進む、最高に気持ちのいい道です。
萬岳荘からひと登りすると笹原の中をゆく稜線漫歩の道が山頂まで続きます。
萬岳荘までは車で来れるのですが、富士見台までは遊歩道ではないので、運動に適した服装で来られると安全かと思います。
朝は曇りがちだった空も、山頂に到着することには雲一つない青空になりました。
今日の山頂からの展望は素晴らしいものでした。
西には遥かに白山・別山、阿寺山地を経て御嶽山、乗鞍岳、北アルプスの穂高岳
北には中央アルプスの山並み
高山植物の咲く夏には三ノ沢岳、紅葉の秋には濃ヶ池カールへ、今年も出かけたいと思います。
東には南アルプス。甲斐駒ケ岳から聖岳まで全山展望できました。
今年は甲斐駒と仙丈に行けるかな。塩見や聖、北岳に足跡を残せるのはいつになるだろう。
南には圧倒的な存在感の恵那山、大川入山。
恵那山もまた違うルートで再訪したいものです。
霞んでいなければ伊吹山まで見えそう。
これほど百名山の展望をほしいままにすることのできる山は他にいくつあるだろうかと思ってしまいます。
山岳ガイド役を引き受けた(かって出た?)私のサプライズは山スープ改
木曽駒で作った時は灰汁をとる手段がなかったので、今日はその支度もして、マイタケも入れて具だくさんにしたコンソメスープを作りました。が・・・
ブイヨンを入れ過ぎて少々しょっぱいスープが出来上がってしまいましたね。
昼食を食べながら展望を楽しんで、下山開始。
帰りは危険個所も無いことだし、仲間に先行してもらって私はバイカオウレンとイワウチワ撮影をしながら戻りました。
でも、基本的にパーティーを崩壊させてしまってはいけないし、まして私がガイド役なのだから、花の撮影はほどほどにできたら良かったかもしれないですね。
富士見台高原口手前で追いつき、帰りはブナコースで。
ブナ新緑の中を行く道は気持ちいいのですが、急傾斜地に付けられたトラバース道は道幅も狭く、崩壊地上を横切る箇所もあるので、ある程度山慣れているメンバーならおすすめの道でした。
下りきると、神坂神社までは2劼曚匹領啼司發。
新緑と渓流のせせらぎを楽しみながらの道ですが、上部斜面からの落石には要注意の道だったり、普通の車では登山口まで来れないほど荒れた道だったりと、決して油断のならない区間でもありました。
疲れた身体での林道歩きはなかなか大変でしたが、無事神坂神社手前の駐車スペースへ帰還。
神坂神社ではワダソウが咲き残っていてくれましたが、もう終わりかけだし、小さい花なのでマクロレンズを使っても綺麗には写せず、また来年リベンジできたらと思う次第です。
気持ちの良い新緑の登山道、名だたる名山の眺めをほしいままにすることができる山頂、可憐な花々。
また折に触れて是非訪れたいと思いました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
BlueTrainさん、こんばんは。そして初めまして。
素敵な映像を堪能させて頂きました。
多くの花、素晴らしい眺望、まるで仮想山行させて頂いた様で有難うございます。
花の名前に詳しいわけではありませんので間違いかも知れませんが19枚目の花はミヤマエンレイソウ別名シロバナエンレイソウの様な気がしました。
http://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_277.htm
これからも楽しい山行を続けられます様に!
Landsberg
Landsbergさん、初めまして。コメントありがとうございます。
花の名前教えてくださってありがとうございました。
花が咲くのに10年かかる、とても貴重な植物だったのですね。
また一つ花を覚えることができました。ありがとうございました。
この日は天候にも恵まれて何とか披露できる写真も撮れましたが、マクロ撮影も含めて写真撮影の研鑽を積みたいと思う所存です。
目で見た感動十分伝えられる写真はなかなか撮れないですね。
人間の目は本当に素晴らしく造られているなと感じるばかりです。
自然が美しい季節になってきますので、Landsbergさんもよき山行を楽しまれて下さい。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する