雪を求めて伊吹山
- GPS
- 07:48
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 976m
- 下り
- 976m
コースタイム
- 山行
- 6:34
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 7:44
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ただ、傾斜が少しあるので状況によっては注意が必要かも。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
前日夜あたりも積雪はあったようで、吹溜まる所はそれまでのトレースは消えており、この日は独り先行された若い強い方がそういう所も踏み跡を付けてくれたので自分でも問題無く上ることが出来た。 しかし雪庇地帯やその前後の相当急傾斜の所は雪が緩むと歩きにくいだけでなく危険まであると思われ、どんな場合でもアイゼン必携。 また積雪量はやはり多いので、ドライブウェイや山頂はこれも雪の状態によってはアイゼンでははまってしまうのでワカンかスノーシューが欲しい。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
スノーシュー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
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感想
この冬は雪が降ってもまた暖かくなりの繰り返しで雪の量も少なく感じるしタイミングも合わず、楽しみにしていたスノーシューがなかなか使えないままもう年末。
氷ノ山でさえまだ十分ではなさそうで、どこかないか考えた結果ちょっと遠いのであまり行かない伊吹山が思い浮かぶ。
しかし調べるとなんと積雪期人気ナンバーワンの正面登山道が大規模崩落で当分通年通行止めとのこと。
そこで思い出すのが以前積雪期に上って山頂から白山の見える北方向を眺めていると時々ドライブウェイを上ってくる人がいたこと。
いったいどこから上ってるのかその時点では知らず、ずっと気になってはいたが、今回改めて調べると笹又というところから伊吹北尾根に上がるコースがあり、そこから冬期は閉鎖されて車の通らないドライブウェイを歩いてくるとのことで、ドライブウェイが閉鎖されている冬季限定のルートと紹介している人もいる。
最近のレポを見てもここからのものが結構上がっているのを見て行くことに。
このあたりは日本有数の積雪地帯で、その昔まだ温暖化などという言葉も無く山頂へのドライブウェイも無かった時代にはその積雪量から冬の伊吹北尾根と言えば慣れた岳人でなければ通れない山岳スキーツアーコースとして関西岳人のあこがれであったと古いガイドブックで読んだ記憶がある。
また、今手元にある初版が1982年のガイドブックではスリーシーズンのガイドとして今回歩くドライブウェイ部分を含んだ伊吹北尾根コースの紹介があり、ドライブウェイを歩くと明記されているし、問い合わせ先として伊吹町役場も並記されている。
まあ元々山道なんて大昔から狩猟や修行、交易や山仕事で多くの山に沢山開かれ、そこが現在の登山道になったり、それをまた上書きしてドライブウェイになったりしてるわけで、伊吹山ドライブウェイにしてもそういう事情、元々自分達のものでもなかった場所を買ってそれまでそこを通っていた人達の便を阻害してしまうことも分かっているので、当初は車が通っている時でさえ人の通行を認めていたんだろう。
そして今回そこそこな積雪量を楽しんで帰ってきてさて記録を書こうとしたらまたまたアプリが現在立ち入り禁止になっている区域を含んでいる可能性があるって。
だって正面登山道は通ってないし前もって参考に読んだ12月24日までのレポにはそんなことはまったく書いてなかったのにいったい何でと思ってよく見たら、なんと意味分からんことに12月25日以降のレポにのみ注意が入ってる。
ちなみに伊吹山ドライブウェイは今年はすでに11月24日から冬季閉鎖になっており、それがなんで12月25日から注意書きが付いてるのかほんと意味分からず、改めて伊吹山ドライブウェイ運営のページを見てみると、冬季閉鎖期間における道路の歩行は雪崩や落石の恐れがあり大変危険ですのでおやめくださいとあるのを初めて知る。
車が通る期間については国交省の認可道路になった時点で徒歩での通行は禁止されたようだが、車が通らない時期については禁止という言葉ではなくおやめ下さいというお願い表現になっているのが現在の状況を物語っていると感じる。
つまり、そもそもは昔から多くの人が歩いてきた道を奪った形になっており、車も通り迂回路も出来ている夏場はともかく、迂回路が無く車も通らない積雪期まで禁止とは言いにくいが、しかし何かあった場合は運営会社として責任も問われかねず、また実際事故もあったのかもしれず、かといってそこまで管理出来る状態ではないので出来るだけ通らないで下さいということなんだろう。
これをどう捉え考えるかは人それぞれだろうが、自分は今回は少なくとも12月24日のレポまでは禁止表現は無く、かつこのコースは冬季限定ルート、積雪期に上るためのルートと書かれているレポも幾つもあったのでそれを鵜呑みにして行ったわけで、もしも行く前にドライブウェイ運営会社ページまで調べて通らないで下さいという注意を見つけていたらどうだったか。
その気になって再度よく探すと正面登山道の東の尾根も積雪期に上る人がいるようで、おそらくそちらにしたのではと思うが、もしそのルートが無ければやはりドライブウェイ歩いてしまった気がする。
まあ実際この日は自分含め10人以上の人がこのコースに入っていて、自分も幸い期待通りに楽しめて何事も無く帰って来れたわけだが、こういう状況を知ってしまうと改めて自己責任ということ含めていろいろ考えさせられてしまいました。
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