記録ID: 6341943
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積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
西穂高岳 西尾根
2024年01月04日(木) ~
2024年01月05日(金)
長野県
岐阜県
- GPS
- 16:39
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 1,795m
- 下り
- 846m
コースタイム
1日目
- 山行
- 7:55
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 8:28
距離 6.6km
登り 1,158m
下り 12m
2日目
- 山行
- 8:24
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 9:10
距離 5.2km
登り 647m
下り 845m
1日目はログが消えていますが、2343mの少し先のコルにてテント泊
天候 | 1日目は、朝から9時くらいまで、少しの降雪そのあとは晴れ 2日目も晴れ 稜線上の強風が凄かった。 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前夜から1日目の朝にかけて少し降雪がありました。(新穂高温泉で数センチ程度、登るにつれて、足首から脛ぐらい) 2000m付近で先行のソロの方(70代後半の凄い御方でした)に追いついたころから、少し雪も増え2200m付近から2346mまではワカンを装着しました。 1日目は2343mピークのすぐ下のコルにテント設営 良いテン場ですが、2〜3人用を一張のスペースです。 翌日は、テン場から急登がいきなり始まります。前日には見なかった坪足のトレースが続いており、おかげで楽させて頂きました。 第一岩峰のあたりから、森林限界となり岩と雪の世界となっていきます。岩峰の基部を大きく左から巻いて、岩と凍った草付交りの急斜面を登っていきます。途中古いフィックスロープがありました。 ジャンクションピークから先は常に爆風にさらされていました。核心部はジャンクションピークから西穂山頂までだと感じました。山頂直下のルンぜ上の斜面は、ダブルアックスでふくらはぎがパンパンになりました。 西穂山頂から先は、それまでと比較すると随分と楽に感じてしまうので、気を緩めないように注意しました。 念の為に記載させて頂くと、ロープの準備の必要なルートであると思います。私は、ブランク明け中高年ですが、雪稜や壁の経験を積んでいるという事と、ブランク空けてからは歩行や登攀技術の再確認をしたうえで確保無し、登攀に際してはロープレスで問題ないと判断しました。経験の浅い同行者がいる時や、雪の状態如何によっては、ロープの準備は必要だと思います。登攀時はロープレスですが、退却時の懸垂下降用としてロープは携行しています。 |
写真
装備
個人装備 |
万一の退却用に懸垂下降用のロープ30m
|
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感想
2日目の稜線での強風はすごかったですが、天気も良く、気温もこの時期としては高かったので、まるで春山のような雰囲気でした。西穂高岳へのルートは森林限界を超えてからの、アルペン的な景観の中で、ダガーポジションとダブルアックスを交えての、適度な難易度の登攀が大変楽しかったです。特にジャンクションピークから西穂高岳までの区間は最高でした。さらに、2日目には前日にはなかったトレースを発見し、それが精神的に大きな支えとなりました。稜線を遠く眺めると、遥か彼方を登っているのが見え、強さに感服しました。
個人的には改善すべき点が多くありました。中高年として登山に復帰してから日が浅く、体力の問題や、登山以外の状況判断、勘の鈍さが原因で余計な時間を要してしまうことです。靴擦れにも悩まされ、靴紐の締め具合の問題でした。経験を重ねる事が大切だと反省。
今回、途中で会った方もそうでしたが、山には高齢にもかかわらずチャレンジを継続する方が少なくありません。私も精進していきたいと思いました。
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