大峰山 大峯奥駈道 八経ヶ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 1,112m
- 下り
- 1,111m
コースタイム
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 6:40
吉野山を北の起点とし、熊野までの約170kmの間、山上ヶ岳や弥山、八経ヶ岳、釈迦ヶ岳などの標高2000m近い山々の尾根を歩く修行の行場です。
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
下山後、国道309号線を北上し、洞川温泉で一泊し、早朝「山上ヶ岳」に登山。 国道309号線はいまだに酷道だった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
行者還トンネルから奥駈道出合までは登山道で比較的急登。 八経ヶ岳に至る大峯奥駈道には危険箇所は特になかったと思います。 |
その他周辺情報 | 登山バッジは行者還トンネル駐車場の管理人さんから購入 |
写真
感想
近畿の百名山である大峰山。
開山は役ノ小角(えんのおづぬ)で、655年に大峰山で修行した記録が最古の登山記録らしい。。
その後、修行の場は大峯山脈全域にわたり、中世から近世にかけて大峯奥駈道が開かれたとされています。
2004年に「吉野・大峯」、「熊野三山」、「高野山」の3つの霊場と「大峯奥駈道」、「熊野参詣道小辺路・中辺路・大辺路・伊勢路」と「高野山町石道」の参詣道
が世界遺産登録されました。
その大峰山とはいったいどのピークを指すのか?
深田久弥は信仰上最も有名な『山上ヶ岳』をその代表として見なしていいだろうと記しています。いまなお女人禁制です。
今回は大峰詣りとして信仰上もっとも有名な『山上ヶ岳』と近畿の最高地点である『八経ヶ岳』を登りました。
八経ヶ岳へは行者還りトンネルからの最短ルートで山頂を目指しました。
大峯奥駈道の、ほんのごく一部です。
吉野方面へ大峯奥駈道を行者還岳から山上ヶ岳へ縦走したり、または熊野方面の釈迦ヶ岳へ縦走するのも面白いのではないかと思います。それでも170kmに及ぶ大峯奥駈道のほんの一部に過ぎません。
道中は行者還トンネルの登山道入り口から奥駈道出合までが、通常の登山道でやや急登。出合から弥山までは、登山道にしてはやや幅広な道、これが大峯奥駈道です。
もちろん、この奥駈道の途中には修行のための険しい岩場もあると聞いています。
昔の役行者、修験者になった気分で歩くのも楽しいと思います。
八経ヶ岳はといいますと・・・
確かに弥山からみた八経ヶ岳はきれいな笠形の山だなぁという以外、別段感慨に浸るものがなかったんですよね。
ただ、近畿の最高峰に登れたという満足感は有りましたが。
視界が悪かったせんなんですね。きっと。
深田久弥は近畿の最高地点である八経ヶ岳に登った時、
『空はよく晴れ、大峰山脈の諸峰をはっきりと望んだ。ここからさらに南へ縦走路は延々とつづくが、私はその最高峰を踏んだことに満足して山を去った」と記しています。
残念ながら、八経ヶ岳では視界が悪く、深田久弥と同じ満足感が得られなかったものの、
これと同じ?かもしれない満足感は、次の日の「山上ヶ岳」で得ることが出来たのでした。
つづく
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