【奥武蔵】さわらびの湯から棒ノ嶺へ
- GPS
- 03:50
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 859m
- 下り
- 880m
コースタイム
- 山行
- 3:51
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 4:07
天候 | 快晴☀️ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はなし |
その他周辺情報 | さわらびの湯♨️ |
写真
感想
早朝は氷点下を超える寒冷期に突入するも、昼間は10℃を超える快晴の日が続いている。
気象庁の予報によれば二月にかけて暖冬傾向にあるらしい。低山ハイカーとしては吉報か。
今日は、奥武蔵の人気スポット、棒ノ嶺に登る。
東京都奥多摩町と埼玉県飯能市の境に位置する標高969mの山で、奥多摩側では「棒ノ折山」、埼玉側では「棒ノ嶺」と呼ばれている。
関東周辺のガイドブックには必ずといって良いほど紹介されている山で、中でも埼玉県側の有間ダムから登る沢沿いのルートが最もポピュラーだ。
しかし初心者にも人気だからこそなのか道迷いや滑落による遭難事故も多く、低山だからと決して甘く見てはいけない。
棒ノ折山には二度登ったが、今回は初めてこのポピュラーなルートを使う。
【有間ダム~棒ノ嶺】
まずはさわらび湯の駐車場から有間ダムへ歩く。
特段大きなダムというわけでもないが、小河内ダムのようなコンクリート式ダムとは異なり、石が積み上がって出来たいわゆるロックフィルダム式という珍しい形のダムでできている。
休日はツーリングで賑わっているらしいが、平日なので一人も見られない。僕と同じ登山客は多少いるが。
そんな堰体の上を通り、名栗湖沿いの道路を歩いて行くと、湖の南端に登山口が見える。白谷沢登山口だ。すぐ向かいには駐車場スペースもあり、車が何台か停まっている。
登山口に入ると、最初はガレぎみの急坂を登りトラバースしていく。十分ほどで沢に合流する。
岩まみれの沢を反復横跳びしながら進んでいくと、切り立った岩壁に行き着く。ゴルジュと呼ばれるスポットで、この山の名物らしい。
最初は迂回して進むのかと思ったが、他にルートが見つけられず、少しして岩壁の隙間を渡っていくことを知る。
隙間の奥をよく見ればピンクテープがある。
さらに沢を進んでいくと、大きな岩場に直面する。足場が無いが鎖やロープをつたっていけば楽々に登れる。これがなかなか面白い。
登山口から一時間弱、沢を離れると足場の安定した登山道になる。すぐに林道に出て、そのまま横切って、急坂を登る。
(林道は両脇とも通行止めになっていた。)
この辺りから材木で出来た階段や仕切りが多くあり、よく整備されているように見受けられる。しかし、ところどころで脆くなっている箇所もあり、通行止めになっている箇所もある。
林道を抜けてから左に曲がり、緩やかな坂を登っていくと大きな岩のオッ立つ場所に着く。
岩茸石というらしい。
ここは四辻の分岐にもなっており、名栗温泉に向かって東に下りる尾根道や、河又バス停につながる尾根道もある。ちなみに下山する時は河又へ向かうルートを使う。
岩茸石からは再び急登になり、すぐにまたベンチつきの広場に着く。ゴンジリ峠だ。
小沢峠からの登山道とここで合流し、ここからは西に向かって登る。
ゴンジリ峠から十五分の急登を経て、山頂に着く。
山頂は広く、南側は木々で見られないが、北側は奥武蔵や、さらに向こう側の日光の山々も見られる。
天候も良く昼間は山頂温度でもおそらく10℃は超えるだろうかという温かさで気持ちが良い。
平日ではあるが、何組かの登山客も見られ、人気ぶりが伺える。
見たところ、ほとんどが僕と同じコースを辿ってきたと思われる。
【棒ノ嶺~滝ノ平尾根~登山口】
山頂で軽食をとり、十分ほど休憩してから下山を開始する。
岩茸石までは来た道をそのまま下っていく。
岩茸石からは北東に向かって滝ノ平尾根を下る。
アドベンチャー色の強い白谷沢とは違い、基本的に樹林帯が続く平凡な道である。
しかし僕はこういう登山道を何時間も淡々と登り下りするほうが性に合っている。
林道を二、三回横切りながら、狭くかつ勾配が急な尾根を下る。しばらくすると深いスギの植林帯に入る。
ここも急坂になっているが、幾重にも張り巡らされた樹木の根がいい具合に足掛かりになっていてスイスイと下れる。だが同時に躓きやすいので、慎重に歩かなくてはならない。
岩茸石から下山すること一時間。
林を抜けると墓地に着く。ここで登山道は終わりのようだ。
そこから舗装道路を少し歩き民家を抜けて、さわらびの湯に着く。
せっかくなので施設内に立ち寄ってみる。
今週は既につるつる温泉に入ったこともあって、今回は温泉には入らなかったが、施設内の売店で100円のカステラを購入した。(賞味期限が近づいているとは言え安過ぎる!)
これで冷やかしにはならないだろう。
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