雲取山・七ツ石山
- GPS
- 07:10
- 距離
- 21.8km
- 登り
- 1,647m
- 下り
- 1,645m
コースタイム
- 山行
- 5:42
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 7:09
天候 | 快晴後晴れ 無風・微風だが稜線は寒風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場から山頂まで登山道上に雪氷なく、滑り止めなしで往復可能だった。 |
写真
感想
鴨沢の登山者用駐車場には4:30に到着。気温0度とこの時期としては暖かい。トイレがあり利用可能だった。以前1月に訪問した時は利用できなかったが最近変わったのだろうか。ヘッドライトを点けて準備し、4:43に行動開始。寒いのでレインジャケットを着て歩く。1月中旬で日の出は約2時間後のため当然ながら周囲は真っ暗。ヘッドライトの灯りだけが頼り。数分歩いて登山口のスロープに到着。何回か利用したことのある登山道なので迷いようがなかった。Zさんはここからの雲取山は初めて。登り始めると周囲に灯りが見えた。最初は動物の目がライトに反射しているのかと思ったが数が多いしあちこちあるため、後に林道の街灯と分かった。鴨沢からのコースは比較的傾斜が緩いが距離は長め。とは言え20km程度なのでじゅうぶん日帰り圏内だ。真っ暗な中緩斜面を進む。明るくても特に見るべきものはないので、真っ暗でも問題なし。樹林帯で風がないので、歩き出してしばらくすると暑く感じるようになってきた。レインジャケットを脱いでしまいシャツだけになって歩く。6時を過ぎるとさすがに日の出が遅い時期でも周囲は少しずつ明るくなり、遠くに稜線が見えるようになってきた。6:30を回るといよいよヘッドライトは不要になり、裸眼で歩けるようになってきた。稜線に上がればもう少し早い時間でライト不要になっていたかもしれないが、樹林帯であれば日の出直前まで暗いのは致し方ない。天気は快晴。歩き出しの時点では星空だったが新月近くのため、月は見えなかった。歩き始めて約2時間で日の出の時間を迎え、ちょうど七ツ石小屋付近の展望地に至ることができた。しばし立ち止まってモルゲンロートの時間を楽しむ。ご来光も見えたし、富士山もきれいに見えた。日の出に間に合うと思わなかったので幸運だった。
ご来光が終わったら行動再開。だが休む時間が長かったためか、すっかり体が冷えてしまった。もっと保温に努めるべきであった。七ツ石小屋付近まで特に汗をかいていたわけではなかったが、やはり休憩時間が長くなると寒くなるので防寒着を羽織るべきであった。行動再開して体を暖めようと思ったが、しばらくは距離を稼ぐものの標高は上がらず、しかもブナ坂から先は稜線に至ったため寒風が吹き付け体は全然暖かくならなかった。今日は冬山ではなく秋山の延長くらいの気持ちで来ていたため、防寒装備はかなり貧弱だった。一通りは持参したものの、グローブは防風性に乏しく、手先は感覚がなくなるくらいに冷たくなった。足先も通気性の良いローカットシューズだったためやはり冷たく足先の感覚がなくなるくらいだった。Zさんはフリースとジャケットを着ていたので暖かそうだったが、自分はレインジャケットのみで防風はするものの防寒性は不足で寒さに震えながらの行動となった。いよいよとなったら中綿が化繊のジャケットを着る気で進むも、時折現れる急斜面では一時寒さを忘れるため、結局着ずに避難小屋まで到達してしまった。Zさんは少し遅れていたが足取りは確かだったので先に山頂まで進ませてもらう。8:36に無事雲取山山頂に到着。何度も来ているこの山頂だが、無人で貸し切りなのは初めてだった。嬉しい。少し遅れてZさんも無事到着。片道10km以上のコースを無事歩き切った。日の出頃までは雲はほとんどなかったが、山頂に至る頃には雲が増えてしまい、快晴の青空ではなくなっていたが、それでも周囲の山々は見ることができた。山頂滞在中、遠くの雪雲から飛ばされてきたと思われる雪が周囲を舞っていた。積もるほどではなかったが、午後はやはり天候が崩れる予報があたりそうだった。でも山頂に誰もいないのは心地よく、そこで過ごして写真を撮る。でもやはり立ち止まると寒いので、あまり長居せずに避難小屋へ移動する。中に入ると温度計が2度を示していたが、それでも外で北風にさらされているよりは余程暖かく感じた。2人とも座って大休止とする。もちろん保温することは忘れない。
暖かい避難小屋の中で休憩した後は下山開始。雲の流れが速くて一時的に曇りになるものの、展望はまだ得られていた。下りになると登りほど体を使わず寒いので、2人とも防寒着を着たまま歩き始めることに。下山を始めても登りのハイカーとのすれ違いは少なかった。予報を見てハイキングを諦めたか?と思ったが、後にこの予想は外れたことに気付く。石尾根の下りはやはり寒く、体が冷えるので頻繁に立ち止まらない。尾根は長いが標高はあまり変わらない。ブナ坂の分岐に至ると気温が上がってきたのかあまり寒さを感じなくなったため、防寒着を脱ぐことに。また七ツ石山が自分に取って未踏だったので行くことにする。Zさんは下りに足を残すために巻き道を歩くことに。七ツ石小屋で待ち合わせることにして各々出発。自分は七ツ石山山頂に向けて登り。食料や水を少し減らしたので身軽になった気分。傾斜は案外きつかったが登り切り10:07に七つ石山に到着。ここも無人。写真のみで更に進んで分岐をいくつか通過し10:20に七ツ石小屋に到着。Zさんは見えず、自分が先に着いたようだった。しばし待つとZさん到着。ここでZさんは休憩もそこそこに看板ねことご対面していた。
猫の後は行動再開。急傾斜はないが緩い坂が延々続く。そして七ツ石小屋の下からは登りのハイカーとのすれ違いが頻回になってきた。自家用車で登山と言うよりも、電車とバスの人がちょうど登ってきたようだった。数はかなり多く全部合わせたら50名くらいとすれ違ったと思う。軽装だったり重装備だったり。全員が雲取山を目指すわけではないと思うが、それまで人も疎らだったので途中からはすれ違いが疲れるように感じてしまった。とは言えこれが雲取山の日常なのだろう。登山口近くまで下り切るとさすがに登りとのすれ違いはなくなった。スロープから林道に出少し歩いたら駐車場へ11:52に到着。駐車場は風が冷たく強く、気を抜くと車内に置いた物品が風で飛ばされそうだった。クルマは朝に比べたら増えていたものの、まだ秋は十分で半分も埋まっていなかった。
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