乗鞍岳[剣ヶ峰・朝日岳](休暇村乗鞍高原・第7駐車場)


- GPS
- 08:11
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,452m
- 下り
- 1,448m
コースタイム
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 8:11
天候 | 快晴/風あり 【気温】-17℃(第7駐車場7:00頃) 【風】森林限界→肩の小屋(風あり)/稜線上→強風(転倒しなかったが煽られた) |
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過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
※車中泊禁止の看板あり ・除雪車が早朝より作業していたため走りやすかったが、運転は慎重に。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
手を使う鎖場や痩せ尾根、壁のような急斜面といった技術的難易度のある箇所は無いが、雪崩や滑落事故が発生していることや強風で体が冷えやすいことに注意が必要。 ※朝日岳山頂下をトラバース気味に歩く人も多かったが、朝日岳山頂を通過することで回避可能。 |
その他周辺情報 | 【温泉】 登山口近くに白濁した硫黄泉の乗鞍高原温泉があり、「湯けむり館」等の日帰り温泉が複数ある。 この他、少し離れれば白骨温泉や中の湯温泉、さわんど温泉、平湯温泉がある。 【蕎麦】 午前中に下山できるなら国道158号沿いに「そばカフェぐりんでる」へ行けるほか、奈川村へ行けば「とうじ蕎麦(投汁蕎麦)」を楽しめる。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
靴
ザック
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
飲料
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
ストック
スノーバスケット
ゴーグル
|
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備考 | ワカンがあった方が歩きやすい。 |
感想
まだ登山に興味を持つ前、「日本一楽に登れる3000峰」として夏に畳平から歩いたのが乗鞍岳でした。
このとき山頂から見えた穂高連峰や御嶽山、そして松本方面の雲海があまりに綺麗で、登山に興味を持つきっかけになった山です。
秋冬も焼岳や美ヶ原から眺める乗鞍岳が美しく、雪の時期にも登ってみたいと思っていたところ、この日の予報は天気も晴れで、風はあるもののどうにか歩けそうということで、松本までの高速バスと車を予約しました。
事前情報では難易度は高くないものの風が強く、雪崩の危険があり、また登山者は多くないということで、登頂できる自信は五分五分くらいです。
【景色について】
北アルプス南端にあって穂高などの他の山々とも少し距離があり、360℃の絶景です。
東は浅間山に蓼科山・八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、南は御嶽山、西は白山や荒島岳、北は北アルプスと名峰が広く見渡せます。
※角度のせいなのか、富士山や槍ヶ岳、剱岳は見えませんでした。
【行程について】
往復約14km、標高差は約1400m強と、日帰りの夏山にありそうな移動量です。
自身のコンディションが芳しくなかった気もしますが、体力的にはなかなかハードです。零下の気温に加え、風もあって体が冷えやすい環境に長時間いたことも影響している気がします。
道の状況を言えば、壁のような急斜面やナイフリッジ、手を使う岩場などは無く、技術的難易度は確かに高くなさそうですが、決して楽ではありません。積雪量は少ないらしく、埋まっても股下くらいでしたが、距離があれば体力も奪われます。
また、過去に雪崩や滑落による事故が発生している道でもあることは、留意しておく必要があります。
【入山者の数について】
正確な数ではありませんが、自分が見かけたのはバックカントリーの滑走者が20名程度、登山者が10名程度です。さらに、朝7:00出発の時点では先行者が多かったと思います。
あまり入山者は多くないとのことですが、この日についてはそこまで少なくもないという印象です。
市街地からのアクセスのよさ、スキー場に重なること、すぐ近くに日帰り温泉がある等、利便性の良さを考えると頷ける気がします。
…景色や充実した歩きごたえ、アクセス、県境にして中央分水嶺でもある点等、全体的にとてもいい山ではあるのですが、とにかく体力的にはしんどかったという印象です。
さらに、この日は八方尾根の南側斜面で雪崩事故が発生しています。この乗鞍岳のコースも過去に事故が起きている通り、雪崩のリスクがある道です。
今回こちらでは雪崩を目撃することなく、安全に帰ってこれたのは運がよかったのかもしれません。
この道を検討される方には装備や体力を整えることは勿論、天気や雪の状況を特に慎重に見極めたうえで臨まれることをお勧めします。
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