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記録ID: 6373737
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

乗鞍岳[剣ヶ峰・朝日岳](休暇村乗鞍高原・第7駐車場)

2024年01月14日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:11
距離
13.8km
登り
1,452m
下り
1,448m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:20
休憩
0:51
合計
8:11
8:57
8:58
52
9:50
10:00
43
10:43
10:43
7
10:50
10:57
0
11:53
11:54
9
12:03
12:03
6
12:09
12:09
8
12:17
12:24
2
12:26
12:27
37
13:04
13:25
26
13:51
13:51
42
14:48
14:49
25
天候 快晴/風あり
【気温】-17℃(第7駐車場7:00頃)
【風】森林限界→肩の小屋(風あり)/稜線上→強風(転倒しなかったが煽られた)
過去天気図(気象庁) 2024年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
松本駅より車で休暇村乗鞍高原向かいの第7駐車場へ
※車中泊禁止の看板あり
・除雪車が早朝より作業していたため走りやすかったが、運転は慎重に。
コース状況/
危険箇所等
手を使う鎖場や痩せ尾根、壁のような急斜面といった技術的難易度のある箇所は無いが、雪崩や滑落事故が発生していることや強風で体が冷えやすいことに注意が必要。
※朝日岳山頂下をトラバース気味に歩く人も多かったが、朝日岳山頂を通過することで回避可能。
その他周辺情報 【温泉】
登山口近くに白濁した硫黄泉の乗鞍高原温泉があり、「湯けむり館」等の日帰り温泉が複数ある。
この他、少し離れれば白骨温泉や中の湯温泉、さわんど温泉、平湯温泉がある。

【蕎麦】
午前中に下山できるなら国道158号沿いに「そばカフェぐりんでる」へ行けるほか、奈川村へ行けば「とうじ蕎麦(投汁蕎麦)」を楽しめる。
松本の市街地から乗鞍高原第7駐車場へ。道路が除雪されていてよかった。
車中泊禁止というから前日入りの人はいないんだと思うけれど、車は既にたくさんある。
2024年01月14日 07:02撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1/14 7:02
松本の市街地から乗鞍高原第7駐車場へ。道路が除雪されていてよかった。
車中泊禁止というから前日入りの人はいないんだと思うけれど、車は既にたくさんある。
休暇村乗鞍高原は目の前。
2024年01月14日 07:02撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1/14 7:02
休暇村乗鞍高原は目の前。
全日に雪が降ったというのに踏み跡がかなりはっきりしている。
先行者がとても多い予感。
2024年01月14日 07:03撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1/14 7:03
全日に雪が降ったというのに踏み跡がかなりはっきりしている。
先行者がとても多い予感。
日が昇る。
2024年01月14日 07:11撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1/14 7:11
日が昇る。
モルゲンロートには間に合わなかった。
2024年01月14日 07:16撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1/14 7:16
モルゲンロートには間に合わなかった。
いかにもスキー場という景色。
2024年01月14日 07:38撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1/14 7:38
いかにもスキー場という景色。
これくらいの傾斜は最近でも八方尾根で経験した気がするのだが、何故だか今日はずっときつい。
2024年01月14日 07:46撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
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これくらいの傾斜は最近でも八方尾根で経験した気がするのだが、何故だか今日はずっときつい。
標高差1500m弱くらいあるので、この先まだまだ長い。
2024年01月14日 08:00撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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標高差1500m弱くらいあるので、この先まだまだ長い。
木々の間を行くけれど、まもなく森林限界らしい。
2024年01月14日 08:45撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1/14 8:45
木々の間を行くけれど、まもなく森林限界らしい。
だいぶ開けた景色になってきた。
2024年01月14日 09:11撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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だいぶ開けた景色になってきた。
左に剣ヶ峰、右に摩利支天岳。
2024年01月14日 09:26撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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左に剣ヶ峰、右に摩利支天岳。
先行者が多くても、足は膝下くらいまで埋まる。
2024年01月14日 09:26撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1/14 9:26
先行者が多くても、足は膝下くらいまで埋まる。
蓼科山・八ヶ岳方面が見える。
2024年01月14日 09:51撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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蓼科山・八ヶ岳方面が見える。
肩の小屋へ到着!
…と思いたいところだったが、ここは肩の小屋口バス停付近で、肩の小屋はさらに上にあるという…
2024年01月14日 09:59撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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肩の小屋へ到着!
…と思いたいところだったが、ここは肩の小屋口バス停付近で、肩の小屋はさらに上にあるという…
あんなにたくさん人がいたのに、この先は踏み跡無し!
…と思いきや、正面は摩利支天岳でした。
通らない計画なので、左へ軌道修正です。
2024年01月14日 10:01撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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あんなにたくさん人がいたのに、この先は踏み跡無し!
…と思いきや、正面は摩利支天岳でした。
通らない計画なので、左へ軌道修正です。
剣ヶ峰方面もそんなに人は歩いていなさそう…
2024年01月14日 10:11撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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剣ヶ峰方面もそんなに人は歩いていなさそう…
風が強いなぁ…
おそらく肌を露出してたら凍傷になる。
2024年01月14日 10:41撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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風が強いなぁ…
おそらく肌を露出してたら凍傷になる。
どうにか肩の小屋まで到着。
2024年01月14日 10:41撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1/14 10:41
どうにか肩の小屋まで到着。
朝日岳山頂まで来て、剣ヶ峰はもうすぐそこに見える。
2024年01月14日 11:54撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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朝日岳山頂まで来て、剣ヶ峰はもうすぐそこに見える。
剣ヶ峰山頂まであと少し。
2024年01月14日 12:05撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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剣ヶ峰山頂まであと少し。
どうにか剣ヶ峰の山頂へ到達。
向こうは御嶽山
2024年01月14日 12:20撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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どうにか剣ヶ峰の山頂へ到達。
向こうは御嶽山
白山と周辺の山々
2024年01月14日 12:20撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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白山と周辺の山々
北アルプスの山々。
奥穂高岳、前穂高岳、常念岳ははっきりわかるが、他は推測でしかわからない。
そして角度のせいなのか、槍ヶ岳が見えない。
2024年01月14日 12:20撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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北アルプスの山々。
奥穂高岳、前穂高岳、常念岳ははっきりわかるが、他は推測でしかわからない。
そして角度のせいなのか、槍ヶ岳が見えない。
南アルプスと中央アルプス
2024年01月14日 12:22撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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1/14 12:22
南アルプスと中央アルプス
前方やや左に朝日岳山頂を巻くトラバースルートがつけられているが、体力的に避けたい。
2024年01月14日 12:34撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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1/14 12:34
前方やや左に朝日岳山頂を巻くトラバースルートがつけられているが、体力的に避けたい。
肩の小屋口の建物まで一直線に下る。
雪崩が起きたら巻き込まれそうな地形ではある…
2024年01月14日 12:34撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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肩の小屋口の建物まで一直線に下る。
雪崩が起きたら巻き込まれそうな地形ではある…
岩が出てたり、膝近くまで埋まったり。
2024年01月14日 12:44撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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岩が出てたり、膝近くまで埋まったり。
風が強いのでシュカブラが見られる。
2024年01月14日 12:45撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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風が強いのでシュカブラが見られる。
車道の露出
2024年01月14日 13:03撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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車道の露出
バックカントリーの人のいかに多いことか。
2024年01月14日 14:07撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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バックカントリーの人のいかに多いことか。
下りも長い。
2024年01月14日 14:23撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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下りも長い。
リフト最上部まで下り、滑る人に気をつけながら端を歩きます。
2024年01月14日 14:32撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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リフト最上部まで下り、滑る人に気をつけながら端を歩きます。
体力的にはリフトに乗って下りたい。
2024年01月14日 14:42撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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体力的にはリフトに乗って下りたい。
三本滝レストハウス。
ちょっと休憩したいけれど、それ以上にアイゼンを外すのが面倒なので通過します。
2024年01月14日 14:49撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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三本滝レストハウス。
ちょっと休憩したいけれど、それ以上にアイゼンを外すのが面倒なので通過します。
高天ヶ原と剣ヶ峰。
雲が増えたなー。
2024年01月14日 14:56撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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高天ヶ原と剣ヶ峰。
雲が増えたなー。
そしてようやく休暇村が見えてきた。
ゴールまでもう少し。
2024年01月14日 15:12撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1/14 15:12
そしてようやく休暇村が見えてきた。
ゴールまでもう少し。
今回はかなり疲れた。
登山口近くに日帰り温泉があるのはありがたい。
白濁した硫黄の酸性泉、乗鞍高原温泉。
2024年01月14日 15:45撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1/14 15:45
今回はかなり疲れた。
登山口近くに日帰り温泉があるのはありがたい。
白濁した硫黄の酸性泉、乗鞍高原温泉。
下山メシは松本駅前からあげセンターで山賊焼定食。
2024年01月14日 18:20撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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1/14 18:20
下山メシは松本駅前からあげセンターで山賊焼定食。

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 防寒着 ゲイター バラクラバ ザック アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 飲料 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス ストック スノーバスケット ゴーグル
備考 ワカンがあった方が歩きやすい。

感想

まだ登山に興味を持つ前、「日本一楽に登れる3000峰」として夏に畳平から歩いたのが乗鞍岳でした。
このとき山頂から見えた穂高連峰や御嶽山、そして松本方面の雲海があまりに綺麗で、登山に興味を持つきっかけになった山です。

秋冬も焼岳や美ヶ原から眺める乗鞍岳が美しく、雪の時期にも登ってみたいと思っていたところ、この日の予報は天気も晴れで、風はあるもののどうにか歩けそうということで、松本までの高速バスと車を予約しました。

事前情報では難易度は高くないものの風が強く、雪崩の危険があり、また登山者は多くないということで、登頂できる自信は五分五分くらいです。

【景色について】
北アルプス南端にあって穂高などの他の山々とも少し距離があり、360℃の絶景です。
東は浅間山に蓼科山・八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、南は御嶽山、西は白山や荒島岳、北は北アルプスと名峰が広く見渡せます。
※角度のせいなのか、富士山や槍ヶ岳、剱岳は見えませんでした。

【行程について】
往復約14km、標高差は約1400m強と、日帰りの夏山にありそうな移動量です。
自身のコンディションが芳しくなかった気もしますが、体力的にはなかなかハードです。零下の気温に加え、風もあって体が冷えやすい環境に長時間いたことも影響している気がします。
道の状況を言えば、壁のような急斜面やナイフリッジ、手を使う岩場などは無く、技術的難易度は確かに高くなさそうですが、決して楽ではありません。積雪量は少ないらしく、埋まっても股下くらいでしたが、距離があれば体力も奪われます。

また、過去に雪崩や滑落による事故が発生している道でもあることは、留意しておく必要があります。

【入山者の数について】
正確な数ではありませんが、自分が見かけたのはバックカントリーの滑走者が20名程度、登山者が10名程度です。さらに、朝7:00出発の時点では先行者が多かったと思います。
あまり入山者は多くないとのことですが、この日についてはそこまで少なくもないという印象です。
市街地からのアクセスのよさ、スキー場に重なること、すぐ近くに日帰り温泉がある等、利便性の良さを考えると頷ける気がします。


…景色や充実した歩きごたえ、アクセス、県境にして中央分水嶺でもある点等、全体的にとてもいい山ではあるのですが、とにかく体力的にはしんどかったという印象です。

さらに、この日は八方尾根の南側斜面で雪崩事故が発生しています。この乗鞍岳のコースも過去に事故が起きている通り、雪崩のリスクがある道です。
今回こちらでは雪崩を目撃することなく、安全に帰ってこれたのは運がよかったのかもしれません。

この道を検討される方には装備や体力を整えることは勿論、天気や雪の状況を特に慎重に見極めたうえで臨まれることをお勧めします。

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