富士山村山古道ハイキング

2015年05月10日(日) [日帰り]

• GPS: 08:25
• 距離: 12.3km
• 登り: 586m
• 下り: 586m

コースタイム

08：50　村山浅間神社⇒　09：15　四辻⇒　　09：50　飯森林道⇒　
10：25　北井久保林道⇒　10：30　札打場大ケヤキ⇒　
11：20天照教車道⇒　11：55　富士麓山の村内吊橋　12：30⇒
12：30　富士麓山の村⇒　13：25　大渕林道⇒　13：35　中宮八幡宮⇒13：50　大渕林道⇒ 　14：25　富士山麓山の村⇒　
14：55　天照教車道⇒　15：40　札打場大ケヤキ⇒
15：55　北井久保林道⇒　16：15　飯森林道⇒　16：50　四辻⇒　
17：15　村山浅間神社

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

静岡県内国道246号線〜　県道24号線（富士裾野線）〜国道469号線〜
村山浅間神社
村山浅間神社駐車場（5台程のスペース）に車を置きました
村山浅間神社西側にきれいなトイレがあります

コース状況／危険箇所等

　村山浅間神社に参拝して社殿西側の車道を渡り富士山村山口から石畳の古道に入り、直ぐに車道に出て又古道に入るのを繰り返して登って行きました。
　やがて人工林の中に入りU字型に掘れ荒れた古道を登り二回林道を横断したり、植林後の手入れがされていない人工林に迂回したりして札打場大ケヤキのベンチで休憩しました。
　又も掘れて溶岩が表面に露出して涸沢状の古道を倒木をくぐりながら登って行き天照教関係の別荘地の横に出て車道を横断しました。
　ここからは新緑の明るい広葉樹の森になり暗い人工林の中を登ると違い気分爽快になりました。
　富士麓山の村地内と思われる吊橋のたもとで昼食を食べ、目印のテープを頼りに進むと富士麓山の村の施設の横に出ました。
　施設のトイレをお借りしたり散策すると予定時間がオーバー気味になり登頂意欲が無くなり、さらに登り始めたら一名足が攣り不安を抱えた二名と共に富士山麓山の村に戻る事になり分かれて中宮八幡宮までの約束で再出発しました。
　足早に富士山裾野に広がる美しい天然林の新緑を浴び中宮八幡宮で折り返し戻り、富士山麓山の村で全員合流して下山を開始しました。
　途中道を見失い少し焦りましたが、目印のテープを見つける事が出来無事出発地の村山浅間神社に戻りました。

写真

5/11 8:28

富士根本宮村山浅間神社鳥居　標高約500m
ここから歩き始めました
村山古道
富士根本宮村山浅間神社から富士宮口新六合目までの旧ルート

5/11 8:29

改修工事が終了した富士山興法寺大日堂
落慶開眼法要　平成27年5月14日13時よりのお知らせが表示されていました
平安時代熱海の伊豆山神社や岩戸山などで修業をしていた末代上人が、伊豆の峰から見える雄大な富士山の地に興法寺大日堂を建立したと境内で出会った地元の人に教えていただきました

5/11 8:29

水垢離場（みずごりば）
富士登拝の時興法寺で水垢離を取り身を清めた場所

5/11 8:33

村山浅間神社のイチョウ　静岡県指定天然記念物

5/11 8:34

富士根本宮村山浅間神社社殿

5/11 8:44

富士根本宮村山浅間神社社殿にある記念碑
1860年9月11日富士山村山口登山道から外国人で初めて富士登山をしたラザフォード　オールコック初代駐日英国公使を讃える記念碑

5/11 8:49

富士山が世界遺産になり新設されたきれいなトイレ

5/11 8:50

富士根本宮村山浅間神社社殿西側の車道から登り始めました

5/11 8:51

案内板

5/11 8:54

富士根本宮村山浅間神社社殿西側の車道から登り始めすぐ左手側に富士山村山口がありました

5/11 8:59

古道はすぐに無くなり富士山を仰ぎ見ながら車道を進みました

5/11 9:05

趣味でやっておられるのか盆栽の数々

5/11 9:07

古道に入りました

5/11 9:09

山道が続くのかと思いきやすぐに車道に出ました

5/11 9:16

四辻付近

5/11 9:17

四辻付近の案内板

5/11 9:19

田園風景

5/11 9:33

今度こそ山道に入りそうです

5/11 9:36

切れ切れになっている古道をつなぐ山道のようです

5/11 9:44

昔はたくさんの人が登った古道はかなりの道幅があったように想像できます
へこんで痩せた道は長年の水の浸食で下がったと思われます
V型の側面には火山灰に混じり火山弾が堆積した跡が見られました

5/11 9:49

空堀のような登山道

5/11 9:58

車道に出ました

5/11 10:14

木の根や頭大の溶岩で歩きにくくなりました

5/11 10:15

古道は涸沢の中を登るようになり両側がえぐれ危険のため手入れされていない人工林に迂回しました

5/11 10:19

掘れて底に見える流れ出た溶岩

5/11 10:20

小さくても見逃さず

5/11 10:20

涸沢状の古道
雨が降ると沢になると想像しました

5/11 10:28

印

5/11 10:31

車道　

5/11 10:35

札打場大ケヤキ　標高約850m暗い人工林の中にありました
持参した神社札を奉納するところのようです

5/11 10:36

札打場大ケヤキ　の根元に奉納されたお札
平成26年10月吉日の記載がありました
現代も続く修験道

5/11 10:39

札打場大ケヤキの幹にもお札

5/11 10:53

エンレイソウ　
一息

5/11 10:56

再び涸沢状の古道を登って行きました

5/11 11:03

目印のテープを頼りに登ります
しかしいろいろのテープがあり注意
統一して欲しいです

5/11 11:23

天照教関係の別荘地の横を登り車道へ

5/11 11:24

車道に出ました

5/11 11:26

車道横から道標に従い登りました

5/11 11:26

案内図

5/11 11:36

ニリンソウ

5/11 11:41

倒木が古道に覆いかぶさる
あまり整備されていないので自然そのまま

5/11 11:44

緑の苔が溶岩に付き明るい広葉樹の新緑とのコラボ

5/11 11:45

広葉樹の新緑を見上げる

5/11 11:46

バイケイソウと古道

5/11 11:46

苔むした緑の中を進みました
至福の時を進む

5/11 11:47

トウゴクミツバツツジ

5/11 11:51

富士山麓の村遊歩道に架かる吊橋

5/11 11:54

ヤマシャクヤク

5/11 12:33

富士山麓の村
学校やボーイスカウトなどの団体の山麓体験施設

5/11 13:04

大木

5/11 13:05

富士山麓の村付近からはきれいな広葉樹の森になりました

5/11 13:13

倒木

5/11 13:20

倒木
樹床の笹は広い範囲にわたり枯れていました

5/11 13:25

大渕林道を横断

5/11 13:34

富士山中宮八幡堂　標高約1250m
中宮馬返しとも言われすべての登山者はここから先馬で登る事は出来なかったと表示されていました

5/11 13:36

富士山中宮八幡堂祠（平成9年創建された）

5/11 13:40

富士山中宮八幡堂祠から100mほど奥へ

5/11 13:41

何の花かわかりません

5/11 13:41

水神の祠と八大竜王の碑

5/11 13:41

井戸跡

5/11 13:42

八大竜王の碑

5/11 13:42

苔むした溶岩

5/11 13:47

炭焼き窯跡
戦前戦中この付近で木炭が生産されていたようです
炭焼き小屋集落もあったようです

5/11 13:49

木々の間から富士山

5/11 13:57

語り合う黄色い花

5/11 14:11

登る時は見過ごしてしまった馬頭観音

5/11 14:37

全員合流して下山

5/11 14:39

こんな塊が空から落ちて来たのか？

5/11 14:43

樹型溶岩

5/11 16:52

ホウチャクソウ

5/11 17:13

�盧�総鎮守社
村山修験の開祖末代上人を祭る

5/11 17:13

山道を下がり富士根本宮村山浅間神社へ下がりました

5/11 17:14

富士登山の歴史にふれありのままの自然の中を歩きまた一つ富士山の魅力を味わう旅になりました

撮影機器：

DSC-HX10V SONY

感想

yosi-yama

　登山愛好会の定例山行で昨年の秋に登る予定でしたが実施日は天候不良で登山を諦め、富士山裾野の浅間神社を車で回る旅に変更になりました。　今回は天候に恵まれ最高の登山日和になり、富士山が世界遺産に指定され初めて存在を知った村山古道を登り昔の人の思いが現代の私達に通じているのではと思い参加しました。
　遠くから眺めていた富士山が目の前に近づきこの先どんなになっているのか登頂意欲が湧きました。
　勾配が緩やかな裾野は広く何時までも同じような道を登り飽きて終いそうでした。
　人が訪れなくなり廃道化した荒れ果てた古道を復元しようと努力されている関係者に感謝し、掘れた古道を登ると溶岩が流れた跡や火山灰に混じり火山弾も降った跡が見られ火山噴火の怖さを感じました。
　地形図を見ても多くの道が入り乱れ尾根などの特徴ある地形が無くルートは分かりにくく地図読みは難しさがありました。
　小さな板の古道矢印と目印の赤いテープを頼りに登った方が分かり易く感じました。
　下山の時を考え方向が変わる地点では振り返り確認したつもりでしたが下山途中道を一時見失う失敗をしてしまいました。
　少しのアクシデントでも未熟な私達パーティはリーダーの指示に従わず思い思いに動きだして、何時もの通り一時的ですが烏合の衆になって終い
ました。
　今回の予定では富士山スカイラインまで登る予定でしたが判断の甘さ等により到達できませんでした。
　富士山麓山の村付近からの広葉樹林が始まり天然林の中を登る村山古道の魅力がさらに深まり山頂へ導いてくれそうでした。