大展望とブナの巨木とミズナラの尾根―本社ヶ丸・清八山・御坂山縦走
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- GPS
- --:--
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,510m
- 下り
- 1,091m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
高尾07:26(JR中央本線) 笹子08:28 復路: 三ッ峠入口15:32(富士急山梨バス) 河口湖駅15:48 河口湖16:00(富士急行・JR中央本線〈ホリデー快速富士山2号〉) 高尾17:20 |
写真
感想
その名前から前々から気になっていた本社ヶ丸。
大月市選定の秀麗富嶽十二景にも選定されているらしい。
この山だけ往復するのだとちょっとコース的に短そうなので、三ッ峠方面に抜けることにした。
ただ三ッ峠直下の「三ッ峠登山口」バス停の河口湖駅行の時刻を調べると午前中9時台、10時台、11時台の3本しかないのである。
「三ッ峠登山口」バス停から「三つ峠入口」バス停までは40分ほどのようなのだが、そこは自家用車も通る道なのでそこを歩くのはやはり不快だ。
それだったら最初に三ッ峠に登ってから本社ヶ丸へ向かってもよいのだが、最初に富士山を見てから山に登ってまた見るよりも、やはり山頂へ着いてから富士山が見える方が感動が大きい。
そこで、本社ヶ丸から御坂山へ抜ける尾根道を歩き旧御坂峠から「三つ峠入口」バス停に下りることにした。
これが大正解だった。
笹子駅から本社ヶ丸へ向かう登山道は東側の船橋沢を遡るものと、西側の奥野沢川を遡るものと2本あるようだが、奥野沢川の方は標高1000m弱まで林道でつまらなそうなので、船橋沢を遡ることにした。
この沢沿いの登山道は、意外にも徒渉する場所が何箇所もありなかなか楽しい。
並びの倉岳山にも、向かいの滝子山にも似たようなきれいな沢があったが、この辺りの山には意外にきれいな沢があるものだ。
この沢が尽きると急登が始まるが、周囲がミズナラの新緑でなので気分よくどんどん高度を稼げる。
尾根出ると心地よい風も吹いていて、この位の標高の山はこの時期に登るに限るなぁと思う。
左手には三ッ峠が大きく見えていて、尾根道の先には目指す本社ヶ丸も見えている。
思っていたよりも雲が多く富士山が見えるか心配だったが、尾根道を歩いている時木々の間から北岳が白く輝いているのが見えたとき、これなら富士山も大丈夫だろうと思った。
本社ヶ丸の山頂に飛び出すとまず南アルプスが目に飛び込んでくる。
この辺りの山は滝子山や笹子雁ヶ腹摺山に登ったことがあるが、こんなに南アルプスが目の前に見えるとは思っていなかっただけにこれには感動した。
富士山はもちろんよかったが、この南アルプスや、甲府盆地の向こうに見える八ヶ岳、茅ヶ岳、金峰山がこんなにも見えるとは期待以上だった。
三ッ峠からも同じように見えるのだろうが、三ッ峠は過去2回登っているが、登った時はいずれも天気が悪かった。
途中広い岩場があり展望のいい場所があった。
そこは本社ヶ丸の山頂よりも広いため登山者たちが沢山休憩していたが、あとから思えばそこが清八峠だったのかもしれない。
清八峠からは三ッ峠方面に向かう人が多いのか御坂山方面へ向かうと登山者は誰もいなかった。
ただ、この御坂山地の尾根道には巨大なブナが多く見応えがある。
左手には時折木々の合間から雄大な富士山と河口湖が見えるし、巨大なブナは次から次へと現れるし、この尾根道を歩くことを選んで大正解だった。
バスの時間も丁度良く、そのバスとホリデー快速富士山の接続もよく、結果的に本社ヶ丸→御坂山という順番で歩いて、これも大正解だった。
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