近畿の低名山巡り◆Щ偉愡魁JR桜井駅より山の辺の道経て大神・狭井神社登山口へ;山頂ピストン)
- GPS
- 02:56
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 436m
- 下り
- 437m
コースタイム
- 山行
- 2:19
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 3:09
天候 | 高曇り(往路、一時小雨パラつく/のち薄日差す) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
(復路)JR万葉まほろば線・三輪駅まで徒歩 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・三輪山は全山ご神域で許可なく立入不可、麓の狭井神社で登拝受付要(毎日午前9時〜正午まで;登拝料1人300円) ・入山中は水以外の飲食禁止、写真・動画撮影も一切不可… ・山中にトイレ無し、キジ打ちももちろん厳禁!登山前に神社下のお手洗いでしっかり用事を済ませておくべし! ・全山ご神域のコース全般は歩きやすくしっかり整備され、特段の危険・不明瞭箇所等ナシ |
その他周辺情報 | 登山口の三輪駅周辺、当地名物そうめん(にゅうめん)のお店多数あり |
写真
感想
近畿の低名山ツアー2日目、まずは全山が大神神社のご神域で、許可なく登山できない三輪山へ。これこそ「霊山」の名に相応しいはずが、何故か百霊山のリストからは漏れ、日本百低山の1座に名を連ねています。小生も昨秋、早朝から吉野・青根ヶ峰と多武峰をダッシュで踏破後、三山制覇の荒行にチャレンジすべく登山口まで足を運びながら、登拝受付時間にタッチの差で間に合わず、無念の涙を呑んだ因縁のお山です。今回は登山口に比較的近い榛原のお宿に前泊した上、当日朝は早立ちして登拝受付時間開始(午前9時)少し前に登山口の狭井神社へ足を運ぶという、万全の計画で臨みます。
目論見通り宿のバイキング朝食を一番乗りで済ませ、しっかりパワーチャージし榛原駅まで徒歩移動。予定より1本早い近鉄電車に乗り込み、JR乗換ポイントの桜井駅に到着すると、次の万葉まほろば線まで待ち時間約30分。三輪山最寄りの三輪駅まではたったの一駅、歩いても40分はかからず、余裕で登拝受付開始に間に合いそう、と踏んで、計画変更し桜井駅から大神神社を目指すことにします。このルートは古の「山の辺の道」に当たり、道路沿いにも案内標識が多数。途中には仏教伝来地や石仏のお堂など、この街道の長い歴史を感じさせる古蹟もあり、登山の前に思いがけず歴史探訪を楽しむことができました。
三輪山登山口の狭井神社には午前9時の登拝受付開始の直前というドンピシャのタイミングで到着。他の数人の登山希望者に続いて、今回は小生も支障なく受付を済ませ、登拝料300円を納め案内図と登拝許可のタスキを受領。受付の神官から「写真・動画撮影や水以外の飲食は一切ダメ!」とキツいお達しを受けた後、セルフでお浄めのお祓いを済ませ、いざ登山スタートです。ストックを突き、クマ鈴鳴らすゴリゴリのヤマラースタイルの当方がこの日一番乗りかと思いきや、途中で如何にも登り慣れた感じの快足男性ソロの方、山道修復用のノミや木切れなど持参の作業員のオジサン、更には全身白装束に裸足というスピリチュアルの極み(!?)的な出で立ちのソロ女性など、キャラの立った方々に次々追い抜かれます。当方は途中程良いポイントに現れた三光ノ滝休憩舎(滝行の方の脱衣所兼用)でレストを取り、マイペースで登っていきます。“五合目” の中津磐座で標高的には3分の2をクリア、後半の登りは少し勾配も緩んで、当初見込みより早い約1時間で三輪山最高点・奥津磐座(おきついわくら)に到着。山頂の先へと延びる登山道の末端まで進んでいくと、件の白装束の女性が唱えことばを朗々と詠じられていて、厳粛な空気が漂います。磐座の前に戻り、立派な祠に参詣しますが、何しろ写真も撮れず飲食もダメ、展望もほぼゼロで長居は無用…。ポリタンの水を少し呑んで息を整え、5分弱で早々に下山開始します。
帰路も至極順調、白装束女性はじめ往路で抜かれた登山者各位を次々追い越し、平日にも拘わらず続々と登ってくる比較的スピリチュアル度低め(失礼…!)のハイカー各氏とスライドしつつ、30分弱で無事登山口に帰着。受付で下山届提出、登拝許可のタスキも返却し、直下のトイレで登山中ずっと我慢していた小用を済ませ、まずはホッと一息。薄陽も差し込み、何やら我が魂も浄化されたような気分になりながら、チョコやガッツギアでカロリー・水分補給します。大神神社で無事下山の御礼参拝の後、昨秋は想定外の登山断念で打ちひしがれた気分にて歩いた三輪駅までの参道を軽やかに下っていくと、駅前に当地名物・そうめんのお店出現。次のJR電車までそこそこ待ち時間もあり、すかさず店に飛び込んでにゅうめんを注文。クイックランチを済ませて店内をふと見ると、登山中に何度か行き会った観光客風のソロ女性もお食事中。三輪山登頂の同志として一声おかけし、「お天気も持って良かったですね…」と歓びを分かち合って、一足早くお店を出ます。JR線で奈良へ移動、近鉄に乗り継いで意気揚々と本ツアー最後のターゲット、生駒山を目指す小生でありました。ケーブルカーで登れる遊園地風のお山、ということで、この時点ではノンビリ観光気分でしたが、この後雨も降り出し、波乱の道中となることは夢にも思わず…。 [※近畿ツアー最終章・生駒山編に続きます…。]
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