蔵王ライザから刈田岳・熊野岳へとスノーモンスター探訪


- GPS
- 05:20
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 777m
- 下り
- 777m
コースタイム
- 山行
- 4:47
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 5:19
今回はリフトを使用せずに歩いて往復しました
天候 | 晴 稜線は強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場は平日無料(土日祝1000円) 8:30リフト運行開始(2本分で1600円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
ゲレンデ内は整備されたバーンです。登りは右側を登る。下りは左側を下る。 スキー場の先は多くの人が歩いているので、歩きやすい スノーシューを使ったが、積雪量は少ないので歩きやすい 樹氷原はルート上にポールが立っていて迷うことはないが、ホワイトアウト時には次のポールすら見えないこともあるので、注意が必要 |
写真
感想
東北遠征2日目。今日も三大樹氷で有名な蔵王へとやってきました。蔵王ライザワールドスキー場から歩いて刈田岳・熊野岳へと登ります。
でも折角天気もいいので、全部歩いて登ることにしました。
開門と同時に一番乗りで駐車場に突入。誰もいないスキー場のリフト下をスノーシューでゲレンデ右側を延々と登っていきます。これはスキー場を歩く際のルールとなっています。
なお、リフトは登り専用で下山時はゲレンデを歩いて下る必要があります。(下山時リフト使用禁止)
ゲレンデを登っていくと、リフトが点検のために動き始めました。約1時間かけて2本分のリフトを登ってきました。その先はいよいよ坊平の樹氷地帯に突入します。この辺りの樹氷はルートの中では大きなスノーモンスターを見ることができます。これより上は、小さなモンスターが無数にあります。
トレースも無数にありますが、ゲレンデ内はピンクテープ、その上部はポールが立っているのでルートに迷うことはないでしょう。
陽射しを浴びると暖かく感じる程ですが、稜線へと出ると一気に風が強くなります。
当日の風速予報は、10〜20m。歩くだけなら問題ありませんが、ゴーグルや防寒着で万全の対策が必要です。どのくらい寒いかというと、ザックに外付けしていたナルゲンボトルが内部から凍り付いてしまう程です。水を飲もうとしたら、凍っていたのには驚きました。
刈田岳・熊野岳の神社は、まるで雪まつりの雪像のように雪で覆われた見事な造形。
自然の厳しさを感じることができました。稜線上のルートを示す木柱もスノーモンスターと化して、熊野岳へと続いています。熊野岳の避難小屋も全体が雪で覆われていましたが、非常口は使うことができるので、避難可能です。
前日の森吉山でのホワイトアウトとは違い、太平洋側の気候に影響されるのか、晴れ渡った日が続くのがいいですね。いつか訪ねてみたいと思っていた蔵王のスノーモンスターですが、休日はスキー場の混雑で、駐車場は大渋滞、ゴンドラに乗るのに1〜2時間待ちなんて話を聞くと二の足を踏んでいましたが、ライザからの登頂なら歩いて登れるので、混雑なしです。
今年は樹氷が小さいとのことですが、初めての蔵王の樹氷を楽しむことができました。
このあと、蔵王温泉街へと移動して、日帰り温泉 源七の湯で汗を流す(600円)。この時期は有名な蔵王大露天風呂は冬季休業なので、こちらにやってきましたが、露天はチョットぬるいが、長時間のんびりできます。泉質は白濁したニガ酸っぱいので、濃い温泉だと思います。
最後に、先日youtubeで有名な山岳ガイドの方が、冬山での手袋の使い方を動画で紹介していました。その方は、手袋の1層目をニトリル手袋を使うそうです。最近よくスーパーのレジの方が青い薄手袋を使っていますが、あれです。この手袋は水を通さないので、大量に汗をかくと内部で濡れてしまいます。Goodなポイントは安いこと、スマホの画面操作ができること。
1枚目にニトリル手袋を使うと、手の汗が2層目の手袋(主にフリースなどのスマホ操作できる暖かい手袋)を濡らさない効果があり、これが手の冷えを防止するとのこと。今回、試してみましたが、2日間の行動で手の冷えは感じませんでした。
自分は3層目に防寒テムレスを使っていますが、以前に防寒テムレスでは指先が凍えたことがあったので、ダウンミトンの手袋を用意していました(出番なし)。でも今回はー10℃を下回る環境でも寒さを感じなかったので、効果あったのかなと思います。
しかし、その方も言っていましたが完全に寒さを防げるものではないので、過信は禁物です
1分ショート動画を先行配信します
本編動画 ようやく完成しました
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