父不見山 雪と静寂の山歩き

2024年02月10日(土) [日帰り]

• GPS: 05:08
• 距離: 14.0km
• 登り: 934m
• 下り: 921m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:59
• 休憩: 0:09
• 合計: 5:08

距離 14.0km 登り 940m 下り 932m

6:49 道の駅万葉の里
6:58 小平バス停
7:54 7:56 父不見山登山道のご案内
8:40 坂丸峠
9:22 9:27 長久保の頭
9:43 父不見山
10:10 杉ノ峠
11:05 11:07 父不見山登山口
11:24 生利バス停
11:37 万場バス停
11:50 西黒田バス停
11:57 道の駅万葉の里

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

道の駅万葉の里
http://town.kanna.gunma.jp/kanko/sp/?page_id=311

コース状況／危険箇所等

登山口から山頂までほぼほぼ雪道でした。
標高を上げるほどに雪は深くなり、深い所で膝下ぐらいです。
雪がある為、道が不明瞭な箇所あり。
適宜GPSで確認しながら進む必要あり。
下山時、林道崩落箇所あり。
トラバースは無理と判断し、ルートを模索。
一度谷に降りてから通過しました。

その他周辺情報

しおじの湯 しおじや
空いていて良かった。山を眺めながら入れる露天風呂も良かった。
食事処では猪豚料理も食べれるようです。
https://www.shiojinoyu.com/shiojiya/

麺屋 十石
猪豚チャーシュー麺を食べました。
美味でした。
https://maps.app.goo.gl/gZJnCHcwJBHt7aDR6

写真

仕事を上がって、道の駅万葉の里で車中泊。

翌朝。ここに車を置かせて頂き、スタートします。

最初は車道歩き。

梅が開花してる。

神流川の美しい景観。

早速登山口へ到着。

山に入るとすぐに雪道に。

トレース無し。

アートのような木を発見。

ねじねじ。

雪と苔も美しい。

冷凍される苔。春を待つ生命力に勇気を貰える。

残雪の中の朽ち木。

悠久の時を感じる。

木々の間から、未踏の群馬百・赤久縄山(あかぐなやま)が見える。

この辺は、雪がバキバキに凍ってて、ザグザグと心地よい。

鹿さんトレース。

昨夜は賑やかだったのかな。

坂丸峠を目指して進んで行く。

車道に出た。さすがに凍結してる。

地図を見るとまだ尾根まで半分の地点。雪がどうなるか不安しかない。

車道から登山道へ復帰すると、フワフワのパウダースノー。

ウサギのトレースだけが残る、静かな道。

すでに足首以上まで潜る。

こんな谷のような登山道だから雪も溜まりやすいのだろう。

やっと太陽が差し込んできた。

雪がキラキラと美しい。

陰影も美しい。

ただただ雪を踏みしめる音だけが響く。

どんどん深くなる雪。もう脛まで来てる。

止まると体が芯から冷える。

寒さに負けぬよう、ガシガシ登る。

なんとか坂丸峠へ到着。

相変わらず続いていくノートレースの道。

刻むマイトレース。

気温が低く、キラキラと宝石のようだ。

峠には祠がある。無事に下山出来るようお祈りする。

坂丸峠からは、積雪が少ないボーナス区間あり。

木々の間から見える両神山の尾根。一度登った時は、民家の裏側から登る快適なコースだった。いつか修験の道を通り、もう一度登頂したいと思う。

ボーナスゾーンは一瞬で終わり、また雪道となる。

この道標は、先週の御荷鉾山でも。

神流(かんな)。先週に引き続き、静かな山歩き。大好きな山域になりつつある。

ちょっと登山道がどこか分かりにくいな。GPSや地形を見極めつつ進む。

ウサギのトレースは縦横無尽。

さらっさらの雪。

主尾根に取り付いたな。

尾根を外さぬように進む。

お！やった。

最初のピーク、長久保の頭に到着。

久しぶりの記念撮影。なんか既に凄い達成感。笑

長久保の頭からは、一度どかっと下る。

鞍部に降り立った。

そこから細目の尾根を辿る。

山頂直下は、割と急登。靴を蹴り込みつつ進む。

お！ビクトリーロード。

着いた〜

群馬百名山・父不見山、登頂しました。苦労して登ったこの一座は大きい。

山名については、埼玉県・群馬県、それぞれ由来が違うようですが、どちらにせよ悲しい由来があるようです。

下山は生利方面へ降りる。もちろんノートレース。

杉の峠を経由。

祠で無事下山のお祈りを。

この頃から気温が上がって来て、頭上からミストが降ってくる。

でも日陰はソフトクリームのようなパウダースノー。

標高が下がると、ザグザグの雪道。

沢に出会った。

渡渉ポイント。

ちょろちょろと綺麗な水が流れている。

もう少しかな〜なんて思っていたら。

写真だと分かり辛いですが、林道が崩壊してる。

流された軽トラを横目に見つつ、谷(沢)へ下降する。

谷に降り立ったところ。林道が見事に切れている。

対岸から見る崩落ポイント。トラバースは無理だよな。

ここからは安心の林道歩き。

沢が大きくなって来て、綺麗だ。

砂防ダムもあり。

アスファルト道に出た。

何気にテカテカに凍ってて一番危ないかも。

鳥のさえずりを聞きながら、ポカポカの散歩道。

神流川に再び出会えば…

国道462号に出る。商店街を眺めつつ、ひたすら歩く。

この看板好きなんだよなぁ。味がある。モンベルのフレンドタウンなのですね！

しばらく歩いて道の駅に戻りました！本当はもう一座行く計画でしたが、靴もびしょ濡れなので断念。

2/10 14:18

温泉に入って、近くのラーメン屋さんで猪豚ラーメンとノンアルで乾杯！楽しい一日でした。

撮影機器：

iPhone 13 mini Apple

装備

備考

チェーンスパイクを持参しましたが、不使用でした。

感想

dera_san

今週も神流の山へ。
栃木から日帰りがしんどくなって来たので、今回は車中泊で。
道の駅万葉の里に22時ぐらいに到着したけど、自分一台のみ。
静けさの中、ビールをプシュっと。
贅沢な時間を堪能するも、すぐに寒さに襲われ就寝。笑

ハイエースにしてから、かなり快適なのですが…
何か暖房を考えないとなと思うこの頃です。

朝になって早速山に入りましたが、序盤から予想以上の積雪量。
先日の大雪の影響は、思ったよりも大きかったようです。
トレースも無く、深い所で膝下ぐらいまで潜る箇所も。
読みが甘かったなと反省しつつ登りました。
幸い、雪質が柔らかく軽い感じだったので、運が良かったです。

誰も居ない山の中で、ただただ雪を踏みしめる音だけが響いた時…
あぁ、山に来て良かったと思いました。

先週に引き続き、ほぼほぼ誰にも会わない神流の山域。
とても良いなぁと思いました。
素敵な温泉もあるし、また時期を変えて訪れたい山域ですね。

コメント

南部さん

ハイエースの旅が始まってスタート🚍
行動が山ばかりでは無くて生活感、面白い、面白いです🖐️

自分の届く、届かせる山旅の新たなスタートですね👍

いつもながらです、写真が美しく、伝える感が勉強になります（写す目線)

dera_san

南部さん、こんばんは！
ハイエースとの旅が始まりましたよー☺️
毎回反省の連続で、次は何が必要だなとか色々考えるのが楽しいです。

今回は、朝方寒くて何度も目が覚めました。笑　自分もガスヒーターか、電気毛布欲しいですー。笑

これからも生活感丸出しの車中泊風景をお伝え出来ればなと思います。笑

写真も見て頂きありがとうございます。
これからも、その時感じた事が伝わるような写真が撮れるよう、山と向き合って行きたいです！

HOKA_iwaiwa

でらさん
群馬遠征お疲れ様です😊
ハイエースに乗り換えて、車中泊が快適のようですね。
しかし、この時期の車中は底冷えが厳しいですよねぇ
僕は単純に暖かい服を来てなんとかしてます。
そのエリアが終わると、上野村ですね。
上野村の道の駅周辺は、レストランヒロがオススメです。
営業している温泉は、しおじだけなので、レストランと温泉の時間を考慮すると快適な車中泊が出来ると思います😁
ひとつばなの時期は、上野村近辺が最高です。
この時期は、ひとつばなが咲かなくヒルが出る山を優先すると効率が良いかもね😆

dera_san

HOKA_iwaiwaさん、こんばんは！
冬の車中泊は本当に厳しいです。汗
特に朝、登山用の服に着替える際は地獄でした。笑
しばらく自分も衣服でカバーしようと思います。

上野村付近はひとつばなが良い感じなのですか！
レストランヒロもかなりいい感じですね。
是非車中泊と絡めて訪問したいと思います！
素晴らしい情報ありがとうございます。

群馬百名山もヒル山が結構ありますよね。汗
自分が調べた感じだと…
有笠山、嵩山、三峰山、高岩、大峰山、吾妻耶山
辺りですかね(^^;
3月中には回りたいです〜。

のぶ@アラ還♪

こんにちは、山行記録大変参考になりました。
ぐんま百名山チャレンジ中で父不見山が直近のターゲットでしたが、先日の雪で山道どうなったか情報が無く困っておりました。
積雪かなり大変な状況なのですね、山行ご苦労様でした。
私はもう少し雪が減ってからが良いかなと感じました。汗汗
ローカル山情報ありがとうございました、これからも山行記録参考にさせていただきます。＾＾

dera_san

のぶ@アラ還♪さん、こんばんは！
コメントありがとうございます。
自分も、山行記録拝見させて頂いております。

父不見山の積雪量は、予想外でした。
薄っすらと雪が残っているぐらいかと思っていましたが、
膝下まで潜った時は不安しかありませんでした。

神流の山域は、本当に静かで良いですね。
新緑の季節なんかもとても良さそうですね。
また時期を変えて再訪したいです。

こちらこそ、これからも参考記録楽しみにしております。
群馬百名山、お互いに頑張りましょう！