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Yamareco

記録ID: 6450213
全員に公開
山滑走
槍・穂高・乗鞍

焼岳BC 下堀沢→中堀沢下部 中堀沢完全滑走はならず

2024年02月11日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:50
距離
15.3km
登り
1,843m
下り
1,843m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:35
休憩
1:09
合計
8:44
距離 15.3km 登り 1,843m 下り 1,848m
6:28
9
6:37
6:45
104
8:29
3
8:32
81
9:53
10:13
32
10:45
10:46
32
コル
11:18
11:27
18
11:45
12:10
111
下堀沢DP
14:01
16
14:17
20
14:37
14:40
28
15:08
15:11
1
15:12
ゴール地点
天候 快晴後雲の中
過去天気図(気象庁) 2024年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中の湯温泉の駐車場予約がギリギリ出来て駐車した
コース状況/
危険箇所等
登り下部は少し雪
新雪は10cmほど。急斜面では結合悪くスキーカットですぐ雪崩れる。
横に広がらないので、ごく小規模の雪崩
雪崩コンディションとしては良くないが、湿雪で結びつきも無く、大規模にならないので1人づつなら安全と判断。
今思えば、中堀沢上部は危なかったかもしれない。

新雪層の下は硬いザラメあり
焼岳北峰付近は空洞が多数あり、壺だと首まで埋まって行動不能になるレベル
その他周辺情報 さわんど温泉
中の湯からスタート
2024年02月11日 06:24撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
2/11 6:24
中の湯からスタート
焼けてきた
2024年02月11日 06:51撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
2/11 6:51
焼けてきた
雪の森
2024年02月11日 07:57撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2/11 7:57
雪の森
薄いトレースをみながら
2024年02月11日 08:05撮影 by  Pixel 7a, Google
2/11 8:05
薄いトレースをみながら
テント泊パーティがいました
2024年02月11日 08:12撮影 by  Pixel 7a, Google
2/11 8:12
テント泊パーティがいました
南峰と下堀沢見えた!
2024年02月11日 08:17撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2/11 8:17
南峰と下堀沢見えた!
いい眺め
2024年02月11日 08:25撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2/11 8:25
いい眺め
素晴らしい
2024年02月11日 08:30撮影 by  Pixel 7a, Google
2/11 8:30
素晴らしい
泊まりパーティさんラッセルありがとうございました
サクサクすすむ
2024年02月11日 08:30撮影 by  Pixel 7a, Google
2/11 8:30
泊まりパーティさんラッセルありがとうございました
サクサクすすむ
稜線に向かう尾根線をラッセル
2024年02月11日 09:01撮影 by  Pixel 7a, Google
2/11 9:01
稜線に向かう尾根線をラッセル
旋風で雪舞う
2024年02月11日 09:01撮影 by  Pixel 7a, Google
2/11 9:01
旋風で雪舞う
単独スキーヤーさんとはお別れ
2024年02月11日 09:02撮影 by  Pixel 7a, Google
2/11 9:02
単独スキーヤーさんとはお別れ
下堀沢をつめるラッセルトレース。
滑りだけを考えるならこの選択が必要。
自分はそこまで滑りにシフトできるかというと、、、
2024年02月11日 09:05撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2/11 9:05
下堀沢をつめるラッセルトレース。
滑りだけを考えるならこの選択が必要。
自分はそこまで滑りにシフトできるかというと、、、
背景の青に赤いの似合いますね
2024年02月11日 09:05撮影 by  Pixel 7a, Google
2/11 9:05
背景の青に赤いの似合いますね
乗鞍方面
2024年02月11日 09:18撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2/11 9:18
乗鞍方面
2024年02月11日 09:19撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2/11 9:19
あと100mくらい
2024年02月11日 09:19撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2/11 9:19
あと100mくらい
シールの効きはさほど良くなかったので慎重に
2024年02月11日 09:20撮影 by  Pixel 7a, Google
2/11 9:20
シールの効きはさほど良くなかったので慎重に
南峰直下から
2024年02月11日 09:20撮影 by  Pixel 7a, Google
2/11 9:20
南峰直下から
2024年02月11日 09:20撮影 by  Pixel 7a, Google
2/11 9:20
南峰から見る穂高連峰
2024年02月11日 09:57撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2/11 9:57
南峰から見る穂高連峰
記念撮影
2024年02月11日 10:15撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2/11 10:15
記念撮影
南峰から御釜ドロップ〜登り返し〜南北間コルから北峰分岐へトラバース〜デポして北峰へアタック(写真無し)
北峰登頂!ガスの中頑張った!
2024年02月11日 11:24撮影 by  Pixel 7a, Google
2/11 11:24
南峰から御釜ドロップ〜登り返し〜南北間コルから北峰分岐へトラバース〜デポして北峰へアタック(写真無し)
北峰登頂!ガスの中頑張った!
なんか合成感あるけど登頂しました
2024年02月11日 11:25撮影 by  Pixel 7a, Google
2/11 11:25
なんか合成感あるけど登頂しました
山頂直下
2024年02月11日 11:27撮影 by  Pixel 7a, Google
2/11 11:27
山頂直下
もくもく
2024年02月11日 11:27撮影 by  Pixel 7a, Google
2/11 11:27
もくもく
焼岳の下り
2024年02月11日 11:29撮影 by  SO-52B, Sony
1
2/11 11:29
焼岳の下り
地獄
2024年02月11日 11:35撮影 by  SO-52B, Sony
2/11 11:35
地獄
下から
2024年02月11日 11:36撮影 by  SO-52B, Sony
2/11 11:36
下から
2024年02月11日 11:36撮影 by  SO-52B, Sony
2/11 11:36
拡大
2024年02月11日 11:37撮影 by  SO-52B, Sony
2/11 11:37
拡大
ドロップして下堀沢から中堀沢へ向かうとガスを抜けた
元気に登り返すかたがお一人
2024年02月11日 12:31撮影 by  Pixel 7a, Google
2/11 12:31
ドロップして下堀沢から中堀沢へ向かうとガスを抜けた
元気に登り返すかたがお一人
いいバーン
2024年02月11日 12:31撮影 by  Pixel 7a, Google
2/11 12:31
いいバーン
登り返し待ち中にガス晴れてきた
2024年02月11日 12:36撮影 by  Pixel 7a, Google
2/11 12:36
登り返し待ち中にガス晴れてきた
雪山の中にいられる幸せな時間
寒くもなく快適
2024年02月11日 12:45撮影 by  Pixel 7a, Google
2/11 12:45
雪山の中にいられる幸せな時間
寒くもなく快適
次狙うラインはどこかな?
2024年02月11日 12:45撮影 by  Pixel 7a, Google
2/11 12:45
次狙うラインはどこかな?
中堀沢DP目指して登り返した位置
これは無理!
中堀沢DP目指して登り返した位置
これは無理!
雪崩に流されてる最中
雪崩に流されてる最中
ドロップ
2024年02月11日 13:01撮影 by  SO-52B, Sony
2/11 13:01
ドロップ
良さそう
(良かった)
2024年02月11日 13:01撮影 by  SO-52B, Sony
2/11 13:01
良さそう
(良かった)
沢を下りていくと堰堤
2024年02月11日 13:20撮影 by  Pixel 7a, Google
2/11 13:20
沢を下りていくと堰堤
1つ目は写真左から滑れそう
2024年02月11日 13:20撮影 by  Pixel 7a, Google
2/11 13:20
1つ目は写真左から滑れそう
上高地線に出た
橋から上高地トンネルまでは雪がついててスキーでいけた
2024年02月11日 14:16撮影 by  Pixel 7a, Google
2/11 14:16
上高地線に出た
橋から上高地トンネルまでは雪がついててスキーでいけた
釜トンネル完歩して終了!
車取りに行ってくれてありがとう!
2024年02月11日 14:42撮影 by  Pixel 7a, Google
2/11 14:42
釜トンネル完歩して終了!
車取りに行ってくれてありがとう!
冬季ゲートにぎわってました
2024年02月11日 14:42撮影 by  Pixel 7a, Google
2/11 14:42
冬季ゲートにぎわってました

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター マフラー ネックウォーマー バラクラバ 日よけ帽子 毛帽子 着替え ブーツ ザック ビーコン スコップ ゾンデ 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 ガムテープ 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ ビンディング スキー板 シール

感想

連休2日目は2個目の火山、焼岳へ。
中堀沢の滑走を目標として、その前に南峰と北峰を巡る計画だった。
前夜に中の湯に連絡したら、なんとか停めれそうとのこと。朝の林道歩きが無くなったのはとてもありがたい。
沢渡の駐車場で4時起きで準備して5時半過ぎに出発、釜トンネル前に車取りに行く用のアプローチシューズをデポして、6時に中の湯着。受付済ませて準備完了は20分だった。
中の湯からすぐ上の車道までは吹き溜まりでかなりの積雪。ツボラッセルの跡があって大部分は利用させてもらったが、急斜面の直登はシールがついていかずジグを切った。
車道からすぐにご夫婦に追いつき、お礼を言って先を譲ってもらう。スキーのため対した役には立たないが少しは馴らさせていただいた。
以降はスキーのためのルートでラッセル。ところどころ藪に捕まりながらのラッセルもあった。
2000m付近で1パーティがテン泊をしていた様で、そこからしっかりとしたワカンラッセルトレースが。ありがたく頂戴して、少し進むと焼岳と下堀沢がどーんと気持ちよく見える位置までこれた。ここで少し休憩してサングラス装着するなど。
その先少し進むとラッセルしているパーティがいたのでお礼を言って先を進ませてもらう。テレマークの方と交代で少しのラッセルをしたあと南峰と北峰のコルに直接向かうというのでお別れし、南峰に続く稜線に乗り上げた。風が当たる面はガチガチで、新雪が乗ったところは下がザラメでなかなか痺れるシール歩行だったが無事に南峰ピークを取った。
天気良くのんびり写真を取ったりしているうちに突然雲が湧いてきて真っ白に。御釜へのDPで滑走準備を済ませた時にはギリギリ斜面が見えるくらいのガスに包まれていた。
1人目がドロップしたらスキーカットしたところだけキレイに雪崩れた。重めの湿雪でゆっくりだったこともあり、巻き込まれずに御釜方面へ。雪崩れた後は安全理論で続いてドロップ。しばらくはガリガリのアイスバーンのため横滑りで落としてから視界不良で雪酔に注意しながら滑走。途中で登り返しのコル方向にトラバースして止まったところでシールをつけて登り返し。ここで結構硫黄臭かった。コルから北峰は直登する計画だったが、まあ無理だとわかる。ので、夏道から登ろうと北東峰とのコルに回り込んでそこからアイゼンに換装してスキーデポしてピークハント。地熱の影響か大部分で岩が露出していて、ところどころから噴気が立ち上っている。ものすごい火山感溢れる山でとても良い。最後のピークは大ラッセル。ピークに乗り上げた瞬間少しだけ雲が薄まって南峰と下堀沢のシュプールがきれいに見通せた。でもすぐに雲にまかれた。
デポ地に戻って、中堀沢DPまでの移動はシールのままでは無理と判断。直線で50m無いしアイゼンシートラで移動しようとしたが、地熱の影響か薄いクラスト層の下は空洞が空いており突然落ちて肩ラッセル開始。これはどうしようもないと諦め、とりあえず雪が薄いところまで移動。時間も12時を過ぎており、視界は足元がかろうじて見えるほどのガスで予報では12時から雪で既にちらついてきている。これ以上先のわからない稜線近くで行動し続けるのは危険と判断し、中堀沢を諦めた。

下堀沢滑走と決めたので、滑走モードに換装し、とりあえず北峰と南峰のコルまでトレースを忠実にトラバース。
一応一人ずつ滑走して、視界のない中何とかリグループ。何とか雪酔いはしなかった。
2200mあたりで雲が薄くなってきて、これは中堀にトラバースできるぞ!と急遽移動。移動していくと視界がよくなってきたのでお願いして少しだけ登らせてもらう。目指したDPまで登り中堀沢を除くと、全く滑降ラインが見えない崖だった、、、
下から見てる友達にどこからなら滑れそうか教えてもらい、怪しげなところからドロップを決める。しかし、恐る恐るで横滑りメイン。ドロップの瞬間に雪で隠れていた岩に板をこすり、なおさら横滑りから脱出できなくなる。少し斜度が緩んだところでターンして滑ろうとしたところで自分が起こした雪崩に巻き込まれ、5mほど流された。すぐに復帰して脱出。多分サイズにしたら0.1とか。厚さは新雪層10cmくらいが幅2mで流れた感じ。日射で湿雪になっており、スピードが遅かったこともあり、何もなくてよかった。以降は快適に中堀沢を滑走してリグループ。
以降は堰堤を超えるなど少しのアドベンチャーはあったものの梓川まで快適な沢滑走を楽しんだ。少し登って滑ってからは上高地トンネルと釜トンネルのブーツ歩行。ここが一番寒かった(笑)
釜トン抜けてからデポの靴に履き替え、身軽で車を取りに中の湯まで登る。赤線伸ばしさせてもらいました。

スキーラッセルが濃く、ルーファイあり、ピークハントあり、ツボラッセルありで最後はガスにまかれ、とても充実感ある雪山山行でした。
目標の中堀沢は滑れなかったので、是非ともリベンジしましょう!また行こう!

BCツアー2日目は焼岳へ。
駐車場予約取れたおかげで計画よりは楽できることに。愛車の四駆が役に立って良かった。

雪山の要素が全て入っていたような総合的な一日で、スキーラッセルと藪漕ぎに、アイゼン登下降、ピーカンからのホワイトアウト、アイスバーンから沢パウダー、さらにはトンネル歩きまで盛りだくさんだった。前日から食事を決め込んだおかげで体調もすこぶるよく非常に充実した山行だった。

行こうと言われるまで全然気にしてもない山だったが、好きな山になりました。中堀沢の上部からの滑降という課題を残したので、またチャレンジしましょう!

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未入力 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
焼岳(中ノ湯温泉〜焼岳小屋〜上高地)
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
ハイキング 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
新中ノ湯コース
利用交通機関: 車・バイク、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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