富士山 (山と道を繋ぐ旅 2nd-)


- GPS
- 16:26
- 距離
- 34.5km
- 登り
- 3,348m
- 下り
- 1,628m
コースタイム
フジヤマリゾート入口9:15〜弁当場水源地10:05〜フジバラ平11:05〜水ヶ塚公園12:00/12:15〜1.5合目12:55〜2.5合目御殿庭下13:50/14:00〜3合目御殿庭中14:30〜山体観測装置15:00〜宝永第二火口縁15:05〜富士宮口5合目15:30(テン泊)
【5月24日(日)】2日目・行動8時間 (通算6日目・55時間半)
富士宮口5合目5:00〜宝永山荘5:15/5:20〜新7合目御来光山荘6:05〜元祖7合目山口山荘6:40〜8合目池田館7:15〜9合目萬年雪山荘7:50/8:00〜9.5合目胸突山荘8:20〜浅間大社奥宮9:00〜剣ヶ峰9:15/9:25〜久須志神社10:05〜本8合目11:00〜8合目11:15〜石室11:50〜季節トイレ12:15〜6合目安全指導センター12:35〜分岐12:50〜スバルライン5合目13:00
天候 | 【1日目】5月23日(土) 晴れ/曇り 【2日目】5月24日(日) 曇り/晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
相原5:43〜町田〜松田〜御殿場7:58 (電車1,180円) 御殿場8:30〜フジヤマリゾート入口9:15 (バス730円) 【帰り】 スバルライン5合目13:40〜富士山駅14:30 (バス1,540円) 富士山駅14:35〜大月〜八王子〜相原 (電車1,860円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
富士山の開山は7月1日です。 |
その他周辺情報 | 水ヶ塚公園→トイレあり、水あり、売店閉鎖中、自販機なし、バスなし。 富士宮口5合目→トイレあり、水なし、売店・食堂営業、自販機あり。 富士山5合目より上→全ての施設、使えません。 スバルライン5合目→何でもある(・・;)! 全行程ほぼ携帯電波あり。 |
予約できる山小屋 |
八合目池田館
|
写真
感想
【前回、天城山・愛鷹山の記録】
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-631864.html
(敬語は省略しています)
【5月23日(土)】1日目
【フジヤマリゾート入口〜水ヶ塚〜富士宮口5合目】
前回のゴール地点であるフジヤマリゾート入口バス停から、富士宮口五合目を目指す。バス停を降りると東側に富士山に続く道・須山登山道がある。自動車専用道の南富士エバーグリーンラインとほぼ平行に走る道だ。近くにサファリパークがあるが徒歩では入れないため、トイレや売店・自販機は利用出来ない。須山登山道は、歩き始めは牧場の脇の道路だが、途中から遊歩道になり、やがて山道になる。色々なバリエーションの道を3時間ほど歩くと、県道152号線にぶつかり、水ヶ塚公園だ。この公園は、シーズン中は富士登山シャトルバスの発着場所として賑わうようだが、今はひっそりとしている。使えるのは駐車スペースとトイレだけだ。
公園と道を挟んで向こう側に須山登山道の続きがある。続きだが、ここが1合目とある。ここから富士登山が始まるようだ。
緩やかに高度を上げて行く道は、心地が良い。2時間ほど進むと森林限界。いつの間にか標高が2000mを越えている。森林限界に至るとザラ道になり一気に歩き辛い。すぐそこに見えている分岐点に、なかなか辿り着けない。富士山らしくなってきたと言えば、それまでなのだが……
宝永第二火口縁を、西に迂回して富士宮口五合目へ。着いてみると、予想以上の賑わいに驚く。予想に反して売店や食堂も営業している。ネットで調べ「ない」と判断したバスも、わずかな本数だが出ているようだ。何だか拍子抜けしてしまった。但し水は飲料水に適さず、必要なら購入するしかない。宿泊施設はないため基本は車中泊だ。私は駐車場の端にテントを張らせてもらい、明日に備える。明日は富士山越えだ。(5/23記)
【5月24日(日)】2日目
【富士宮口5合目〜剣ヶ峰〜スバルライン5合目】
朝、日の出とともにパッキングを始め、ちょうど5時に出発する事が出来た。寒いので缶コーヒーでも飲んで行こうかと思ったが、自販機の電源が落ちている。どうやら夜間は使えないようだ。
ゲートを越えて歩き出すと、すぐに宝永山荘。このコースは次の目的地までが小刻みなので、目標を立て易い。コースタイムもだいぶ余裕のあるタイムになっているので、コースタイムをオーバーして心が折れる事もない。後ろに見える愛鷹山に駿河湾、そして伊豆半島にも励まされながら登って行く。さすがに飽きてきたと思い始めた頃、胸突山荘に到着。そこから更にひと登りすれば山頂だ。ちなみに南面に残雪はほとんどなかった。
山頂では、テントを張っている方がいた。以前、ちょうど同じ場所にテントを張って、吹き飛ばされそうになったのを思い出す。まぁ今日の天候なら大丈夫だろう。天気は予報に反して回復した。
お鉢を左回りに歩いていると、韓国人のカップルが英語で話しかけてきた。どうやら、剣ヶ峰から北は積雪があり危ないと言っているようだ。
「アイゼン持ってます。大丈夫、ありがとう」とオール日本語で答え、剣ヶ峰に向かう。
英語の場合、アイゼンではなく、クランポンか?などと考えながら、最後の登りを登りきると最高峰の地に辿り着く。ただ今回は、ここも通過点に過ぎない。
剣ヶ峰から以北は、韓国の方が言っていた通り、雪で埋もれていた。一歩間違えばお鉢に真っ逆さまだ。一歩一歩、足場を固めながら、トラバースして行く。何とか積雪地を抜けるとその先にはご褒美が!!広がる最高の景色。南アルプス、毛無山、本栖湖、精進湖。こっち方面に下山路がないため、この辺りからしか見えない景色だ。
久須志神社から吉田ルートを下る。ブル道(下山道)を選択したのは、今回最大の失敗だった。
途中までは、良かったのだが、やがてブル道は雪渓の中に消えてしまった。登り道は、尾根のように少し突き出た場所を歩くため、ほとんど積雪はないようだ。登り返して、登り道を下るのは正直しんどい。登り道までのトラバースも考えたが、一部、沢のようにへこんだ場所があるため渡るのは危険と判断。でもまぁ、スキーしてる人もいるわけだから、靴スキーで下れないわけでもないな……そんな調子で本8合目までは、滑って下る。
本8合目から下は、下山道にも雪がなかった。吉田ルート下山道は、ジャリジャリしているが、足が沈むのかと思いきや、意外と路面が硬いのでかなり疲れる。これなら雪があった方が良かったか?延々とこんな道が、スバルライン5合目近くまで続き、やっとの思いで5合目に辿り着けば、そこはまるで別世界、立派な観光地だ。ちゃっかり昼食をいただき、今回は終了。それにしても、富士山は靴が傷む。
何にしろ、これで富士山越えが終わった。
次は、富士山を下り、毛無山を越えて身延へ!!
【竜ヶ岳・毛無山の記録】
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-666713.html
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