七ツ石山・ヨモギノ頭〜雲取山辿り着けず撤退(R54)
- GPS
- 08:21
- 距離
- 21.7km
- 登り
- 2,329m
- 下り
- 2,316m
コースタイム
- 山行
- 7:15
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 8:16
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
結論から言って今日は 雪山に惨敗
本当は七ツ石山を経由して雲取山行ってのピストンの予定
だったが……
七ツ石小屋からの道中が
ラッセル そしてトレースが消える
頑張ってみたもののヨモギの頭を登り切り
次の小雲取山へ向かう鞍部で撤退
この時は 初めて「行動不能の遭難」が頭をよぎった…
雪の雲取山へ行こうと計画
七ツ石山も久しくいっていないから経由して…
トレースはあるらしい…
前日ギリギリまで情報収集を行い準備も整えた
使わないと思ったワカンも一応車に積んどいた
が、
深夜起きて出発の準備をしながら情報を取ると
夜に降雪があったようだ
駐車場まで行けないかもしれない
トレースは 装備は
改めて装備など確認して出発
情報通り、奥多摩湖のほとりから道路に所々雪が残っている
そして 鴨沢からの駐車場までは…
なんとか大丈夫だった
ただ 着いた時に駐車されていた車の上には5〜10cm位積もっていた
出発時、チェーンスパイクかアイゼンか悩んだが アイゼン装着で出発
うす暗い中をゆっくりと歩き出す
シーンと静まり返り自分の足音しかしない
順調に歩き始めたつもりだが雪のせいでペースは上がらない
茶煮場に着いた時には予定よりも20分弱遅れている
トレースはあるがやはりアイゼンが影響か
この辺りはチェーンスパイクでもよかったか…
結局堂所で30分の遅れ
少しずつ雪が深くなってきた感じ
富士山が見えてくると気分は上がるが足は止まる(笑)
やっとのことで七ツ石小屋に到着
ザックを下ろし富士山をしばし眺める
さて 今回ここからが正念場だった
歩き始めて石尾根の稜線に乗っかった瞬間に
「あ〜もしかしたらダメかもしんない」
鷹ノ巣山方面はトレースなし もはやどこが道なのか…
七ツ石山方面は…
あるけどトレースが消えかかってる
早速足が嵌る 膝下 膝上 股下…
かすかに見えるトレースを辿るが風でかき消されている
残っている部分を歩く
七ツ石神社手前で2人組とすれ違う 挨拶をしてしばらく進んだら
もう その人たちのトレースが無い
七ツ石山山頂からの下りは全く形跡がない
一瞬 幽霊か?と思ったくらい(2年前の不思議な体験を思い出す)
夏道を見当つけながら下る たまに嵌る
ブナ坂で3人組と情報交換
やはり雲取山から下って来る時もトレースが消えているとの事
あっても 直ぐに風で消えてしまうらしい
奥多摩小屋跡に行くまでも結構消えている
夏道がどこにあったのかさえ分からなくなるくらい
この辺りから少しずつ撤退を考え始めていた
ラッセルやトレースを探す神経を使い体力・気力がそがれている感じがしていた
山行自体は楽しいし雲取山を目指したいが
帰りの事を考えると少しずつ不安がよぎる
とりあえずヨモギの頭までは頑張ってみる
が、いつもは九十九の道が直登!
分かっていたけど 少し心が折れかける
で、登り切ったらさらに折れる
トレースが無い! 消えかかっているのがうっすらと…
予定より30分遅れ
雲取山折り返しリミットは12時と決めていた
着かなければ12時の所から引き返すと決めていた
もう撤退に心が動き出す
それでも小雲取山まで行こうかと考えたが
安全を取って手前の鞍部で体制を整える
補給を摂って、手袋を変え一枚着て 戻る!
ヨモギの頭を下り始めたら 急に風が止み穏やかに
「山あるあるか」と思い 一瞬「行くか」と考えたが
安全に下る事が最優先!そのまま下る
富士山を見ながら下り ダンシングツリーを過ぎて
歩いていく道もトレースが消えているところが多く
少しでも外すと 膝上まで嵌る
慎重に歩いてブナ坂まで戻ると少しホッとする
(ペットボトルのスポーツドリンクがシャーベット状になってた)
ここからは巻き道で小屋下の分岐まで
道幅が狭いのと雪崩の恐れもあるとの情報があったが
何とか無事に下る(途中で一回躓いて転びそうになったが)
分岐の手前辺りから雪が解けてグズグズになっているところが増えてきた
アイゼンを外すタイミングをうかがいながら下っていく
結局堂所を過ぎ 風呂岩で外してチェーンスパイクに履き替える
歩き出した途端「軽っ!」
アイゼンの重さも体力を削いでいたのか〜 と感じる(遅すぎ)
あとは駐車場まで転ばずに歩く
疲れてきているので注意力・集中力を途切れさせないよう注意する
下に林道が見えてきてホッとする
最後の階段を下って 山へ一礼
ホント 無事に下ってこれてよかった
駐車場に戻ってからしばらく動けなかった
ゆっくり片付けて休んでから自宅へ帰った
ラッセルの歩き方やギアの選択等
次回の山行までに勉強しなければ…
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