快晴強風の赤岳
- GPS
- 09:02
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,288m
- 下り
- 1,269m
コースタイム
- 山行
- 2:11
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 2:47
- 山行
- 4:40
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 6:02
天候 | 快晴強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
稜線より下は特に危険個所無し。雪もあり歩きやすい。 稜線上は強風の地吹雪、ゴーグル等のアイウェアが必要。 |
その他周辺情報 | ・塚治朗、小淵沢IC近くのお蕎麦屋さん、美味しかった。 |
写真
感想
中学生の頃ある人の本を読み、友と自身の両足を奪われてなお山を恋人と呼ぶその世界に強く惹かれ、山を本格的に登りたいと思った。新田次郎著「栄光の岸壁」、芳野満彦著「山靴の音」、その原点の山に行って来た。
山岳会の先輩と雪山登山。
行き先は厳冬期の赤岳。祝日と平日の組み合わせということもあって八ヶ岳にしては比較的空いていたと思う。稜線より下は風もなく快晴でポカポカ(と言っても寒い)、アーベンロートに夜は満天の星空も拝めた。
翌日は行程が短いこともあって明るくなってからスタート。うーん、晴れてるけど稜線上に雪煙が舞ってる。案の定地蔵尾根を登り切ると強風、僕は経験した事のない地吹雪だった。固く凍った氷の礫が痛い、目が開けられない。閉鎖した赤岳天望荘の風下でゴーグルを装着し、横からの表面積を減らすべくカメラをザックにしまった。
時折足を踏み出せない程の風が吹き、耐風姿勢を取りながら風の呼吸の合わせて進む。
雪煙舞う快晴爆風の山頂はこの時期ならではの素晴らしい展望!
下山は文三郎方面へ、急ではあるもののすぐに中山分岐に降りるので風の影響は少なく歩きやすい。それでもサラサラと踏み跡が消え、先行してもらった足跡はすぐに消えてしまった。
無事に行者小屋に戻りテント撤収、中山展望台に寄り下山。
今まで冬季に行けると思ってても最後1%の不安が拭えずにいたので今回同行してくださったryo50metalさん、ありがとうございました。
厳冬期の赤岳、山を始めるきっかけになった頂は美しく荘厳だった。
ずっと行きたかった、やっと登れた。
新人の冬季赤岳デビュー山行
雪の状態は少し前に積もったものが締まり、アイゼンの食い付きは最高。快晴で八ヶ岳ブルー。
これはちょっと簡単なんじゃないの?と思ったけど、流石に赤岳はそう簡単ではありませんでした。稜線に出たら予報より強風。細かいザラメ状の雪を舞い上げて地吹雪となり顔が痛い。そして時折は耐風姿勢を取るほどの風。
踏み跡が数分で埋まるほどの雪煙でした。
随時彼の様子をうかがいましたが余裕はあるようなので風の隙をついて登頂。
下山路の文三郎尾根は風でフワッと積もった雪で所々がゆるくなっていましたが、ベースは締まっているので大丈夫。マムート階段も埋まっていました。
何より景色は最高でしたのでこちらも楽しかった。
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