美ヶ原 スノーシューハイク(山本小屋ふる里館泊)
- GPS
- 03:34
- 距離
- 4.5km
- 登り
- 64m
- 下り
- 57m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
どこでも歩ける |
その他周辺情報 | 宿泊者は11:30から入浴可(タオルレンタルあり) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
スノーシュー
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
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感想
このところ恒例になっている冬の美ヶ原に今年も行くことになった。筆者は車を持っていないし、雪道の運転にも自信がないので、どうしても宿の送迎に頼らざるを得ない。そうすると1泊2日だと滞在時間には限界がある。まあそれは仕方ないことだと思っていたのだが、最近、某先生や某友人の指導により雪山に自信をつけつつある我らがリーダーは、直前になって「三城いこいの広場までタクシーで行けば自力で宿まで行けるのではないか」と言い出した。いやまあ、そうかもしれないけど急に言われてもねえ。聞こえないふりをして、ゆっくり土曜日に出発し、上諏訪で蕎麦を食べ、送迎バスに乗り込んだのだった。
今回お世話になる宿は山本小屋ふる里館さんである。過去何度か利用させてもらい、食事も風呂もホスピタリティも上質の宿である。我々は到着するとすぐにスノーシューを借りて牛伏山に行くことにした。天気予報では土曜は快晴だったのだが、怪しい雲がたくさん押し寄せてきていた。それに雪が少ない。この日もびっくりするぐらい暖かくて、牛伏山までの道もところどころ地肌が出ていて今年の暖冬を象徴するようだ。牛伏山からは車山高原はよく見えたが、蓼科山は雲に隠れていて、北アルプスも雲の中。だからという訳ではないが、ちょっと足を伸ばして鹿伏山にも行こうということになった。
なぜこっちが牛伏山であっちが鹿伏山なのだろう。牛の伏せた形と鹿が伏せた形が違うということか。牛が伏せたほうが大きいような気がするが、山の大きさは似たようなものだ。鹿の方がツノは立派な気がするが、どちらの山にもそれに類するものはない。分類学的には牛も鹿も偶蹄目に属するらしい。いや、今は鯨偶蹄目というらしい。えっクジラ? 鯨も牛も鹿も親戚、というか、奇蹄目である馬より鯨の方が牛とか鹿と近親ということですね。いやあ知りませんでした。しかし昔のひとはDNAとかではなく、形態とか人間の事情とかで分類していたわけで、海で泳いでいれば鯨は魚の仲間だし、猪を食べたいときは山鯨って言ったりしているし、四つ足食忌避のためには、うさぎは鳥みたいに一羽二羽と数えるし、猪肉はボタン、馬肉はサクラ、鹿肉はモミジである。なんの話かさっぱりわからなくなってきた。とにかく鹿伏山に向かったのだが(山といってもこんもりした丘ですが)、頂上付近は全然雪がなかった。それでも鹿伏山を「制覇」したので、我々は夕暮れの雪があまりない雪原を意気揚々と引き上げることにした。しかし、時間的には17時を回っており、「昔気質の山小屋のオヤジがいたら怒られるところだな」などと言いながら、それでも暗くならないうちには宿にたどり着いた。
さて、話は前後するが、この宿では前々回利用したときにイワナの骨酒を頼んだのだが、今回、部屋の中の案内にはそれがなかったので、宿に到着してすぐに聞いてみると、裏メニュー化(?)していて今後は宿の予約をするときに頼んで欲しいとのこと。でも頼むことが出来んです。ラッキー。食事の前に一風呂浴びて「骨酒、骨酒」と思いながら食堂に行ったが、やはり風呂上がりにはビールである。うーん、リーダーの目を見ないようにして小ジョッキを頼んでしまおう。プハー。
食事はボリューム・味ともに十分満足。骨酒2合をほぼ一人で飲んでしまったので、こっちも満足。食事の後は再び風呂。結構高級そうなマッサージ機が自由に使える。それをひとコースやってヘロヘロになってその日はバタンキューであった。
翌朝は、雪上車ツアーというのに参加することにした。雪上車に乗って王ヶ頭近辺まで行って日の出を見るという催しで、筆者は滞在時間がそれほど長くないと思い込んでいたので、もっと厚着をしていけばよかったと後悔した。残念ながら雲が多くて日の出も時々、北アルプスも時々見えるという感じであった、それでも全く見えないよりははるかにマシで、北アルプスを眺めるのにここは最高の場所だと改めて思った。
宿に戻って、朝食。これがまたボリューム十分で朝の餅つき大会のお餅も出てくる。当然食べきれないのでお持ち(お餅)帰りである。雰囲気温度が下がることはこの際気にしない。午前中は、大回りして美しの塔まで行ってこようということになり、なるべく雪が多そうなコースをとって歩いた。北アルプスは一部雲が掛かってしまっていたが、それでも後立山のあたりは綺麗に見えており、妙高方面の眺望も楽しめた。また、新雪ではないが、モナカ状態の部分など、アイゼンやチェーンスパイクでは味わえないスノーシュー散歩を楽しんだのち、宿に戻った。
送迎バスの出発は12:20だが、チェックアウト後、11:30から入浴もさせてもらえる。これはありがたい、以前に聞いた話では、ここの風呂は温泉登録(?)していないだけで、成分的には温泉ということであり、十分に堪能した。
上諏訪駅まで宿のマイクロバスで送ってもらって、列車の時間調整にスーパーツルヤに行った。長野県が世界に誇るスーパーマーケット「ツルヤ」である。長野県産のものを色々置いてあって、見ていて楽しい。リーダーは念願の「諏訪湖豆」を買い、筆者はツルヤオリジナルのレトルトカレーを買ってみた。カレーの感想はまたいずれどこかで報告する時もあるであろう。(完)
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