THE・DAY ジュエリー鳥海山

2024年02月17日(土) ~ 2024年02月18日(日)

• GPS: 15:32
• 距離: 20.2km
• 登り: 1,869m
• 下り: 1,871m

コースタイム

1日目

• 山行: 0:26
• 休憩: 0:00
• 合計: 0:26

距離 1.0km 登り 84m 下り 0m

23:34 スタート地点
23:59 宿泊地

2日目

• 山行: 12:35
• 休憩: 2:28
• 合計: 15:03

距離 19.1km 登り 1,777m 下り 1,871m

0:03 宿泊地
3:36 4:21 滝ノ小屋
8:06 伏拝岳
8:36 8:36 行者岳
9:07 9:13 新山・外輪分岐
9:37 10:22 鳥海山
10:37 10:37 新山・外輪分岐
10:56 11:07 行者岳
12:31 13:13 滝ノ小屋
15:06 ゴール地点

天候

前夜から満天の星
気温は低くない。ハードシェルを脱いで登る。
深夜、気がつくと空には一面雲。
御来光からは晴れ優勢。
外輪山では風も受けて寒いが、下山の頃には気温も上がりグズグズ。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

登り
　雪はカリカリ、小屋から上はジュエリー状態。
　アイゼンの刃先がようやく刺さる。
　アイゼン、ピッケルワークに自信のない方はご注意。

下り
　相変わらずカリカリジュエリー。
　それでもアイゼンの刃は登りよりは刺さる。
　小屋付近になるとグッズグズ。
　その後牧場までグッッッズグズ。

写真

期待した星はちょっと残念

でも朝焼けは大丈夫

御来光が見える尾根まできてその時を待つ

陽が昇ると染まり出す氷面

実に美しい朝になった

各自夢中で撮りまくる

今日はまさにジュエリー鳥海

寒いのも忘れるほど美しい

振り返れば染まる橋本森

外輪山も今日はスッキリしていてくれるでしょう

撮ったり

モノを落として取りに戻ったりして

あとはひたすらに上を目指す...

もうすぐ外輪山に上がれるのに、
あと数歩がなかなか出ない（笑）

だって急なんだもの

外輪山はエビの尻尾の惑星

新山までは行かないkeimomoが撮ってくれていた、
新山を目指す男性陣

ブリッジは出来ていないので夏道からアプローチ
クラスとしてるので慎重に

低い低いブリッジを新山へ登る

背後の迫力が凄すぎてしばし眺める

初めてのT氏はかなり興奮気味

こんなとこに立ってるんだからね（笑）

そのスケールに圧倒されている

今年も健在、
エビの尻尾タワーマンション（笑）

新山に立って自撮りもしちゃう

いつもより雪が少なくてなんだか不思議

しばらく山頂で撮りまくった

雪に埋もれてないから、ある意味迫力がすんごい

山頂からの眺め

遠く月山はずっと雲が取れずにいるようだ

風車が増えた沿岸部
白神山地や岩木山までクッキリだった

夏とは全く違う景色に

ただただ見惚れるばかり

思わぬ出会いとなった、
共通の知り合い多数＆まさかのご近所様。

今日は地上からも白く輝く鳥海が見えてるね

渋くキメるharuma_papa

圧倒されるエビの尻尾オバケたちを見ながら

keimomoが待つ外輪山へ

風も弱くむしろ暑いくらい

いつもはブリッジの向かって左から降りてたけど、
今は崖

それをまじまじと見て唖然(・Д・)

さて、慎重に登り返す

これ、緩んできたらいやらしいかも

これが日本の、2000m級の山なのか！

こう見えても集中している（笑）

外輪山は一面のモコモコアイス

ちょうど雲が湧き出して
とんでもないところにいるみたい

実際に目にするまでは決して想像することができないような景色が広がっている。

登りはカリカリだった斜面。
若干緩んではいるが相変わらずジュエリーアイス状態

慎重に足を運んでいく

雲の境目がちょうどの高さで

その中へと降りていく

高速で流れる雲を抜けると、

河原宿の上の大雪原

夏に行った大雪山をも彷彿とさせる

世界中どこにも引けを取らない

そんな景色が冬の鳥海山にはある

実に良い日に来れた◎

長い長い長い長い下山路が終わり、
温泉への移動中。
あんなところまで自分の足で往復したんだと思うと、
毎度ながら感動しちゃう。

感想

TAKSPEED

晴れそうな鳥海予報。
冬の鳥海山は数年ぶりなので、
内心かなりドキドキしていた。
いつものように寝ずに行くのではなく、
今回は現地でしっかり寝てから。
雪の少なさに驚きながら、最短記録で小屋まで到達。
小屋から上の雪面はカリカリで表面には氷の層が。
いつか滑落した日の記憶が蘇る。
アイゼンとピッケルに神経を集中させて登る。
数年ぶりに見た新山はいつもよりゴツゴツで
なんだか新たな魅力を見たような。
無事に歩き切れたことが嬉しいし、
過去最高とも言えるコンディションで、冬の新山に初めて登る友人２名を案内できたことも嬉しい。

思わぬご近所さんとか新たな出会いもあり、
良いことたくさん◎

下山時に見せてくれた流れる雲の演出や、
広大な雪原など、世界中どこにも引けを取らない、
やはり最高な山だと感じた山行でした。