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Yamareco

記録ID: 648899
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無雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

またも「大平山」

2015年05月30日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:36
距離
16.1km
登り
1,410m
下り
1,412m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:09
休憩
1:28
合計
8:37
距離 16.1km 登り 1,420m 下り 1,412m
6:36
130
スタート地点
8:46
100
尾根取り付き
10:26
11:30
158
14:08
7
林道に下山
14:15
14:39
34
「みちくさ」にて休憩
15:13
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
足尾の銅親水公園駐車場 20台ぐらい駐車可能 トイレは公園内のレストハウスにあり。
6時半の時点ですでに15台ぐらいあり。団体さんもいました。皆さんどちらへ?
コース状況/
危険箇所等
往路ですが、まずは途中休憩込みで駐車場からみっちり2時間の林道歩きです。道路は殆どがコンクリートで舗装されてます。歩きやすいですが結構登ってます。一つ目の分岐を右へ、二つ目を左です。二つ目の分岐を過ぎたあたりから道路脇の斜面崩落による落石で荒れてきます。まぁ通過はできます。また、同じ頃から鹿の亡骸が無数に出現します。しかしその殆どがもうすでに白骨化していますのでまぁ堪えられるでしょう。
林道の舗装も終わり砂利道をしばらく進むと取り付き尾根の先端に到着です。尾根に取り付いてからしばらくは樹林帯の中の笹斜面を急登です。まぁ踏み跡はないと思った方がいいです。たまーに木の幹に赤テープが巻いてありました。鹿の道なのか人の踏み跡なのか識別不能です。道がなくなっても慌てずに尾根筋をはずさず上を目指した方が無難です。そうすればそのうちにまた赤テープや踏み跡らしき物に巡り合えます。場所によっては笹が腰ぐらいの深さがありました。そういう時はキョロキョロすると笹の浅い場所に踏み跡?鹿道?らしき道が発見できますのでそれに乗る乗らないは自由です(笑)私は都合のいい時だけ使わせてもらいました。
樹林帯から抜けると山頂尾根がみえてきますがまだ急登は続きます。ルートも相変わらず笹が深くなったり浅くなったり踏み跡多数だったりと気が抜けませんでした。
稜線にでたあともまずは一つ目のニセピークを目指しますが稜線上は笹が深くて歩行困難です。稜線よりちょっと行き過ぎた裏側が樹林帯でその中を一つ目ピークを越えて次のピークの「大平山」山頂を目指します。
下山は、笹斜面の急降下です。尻餅ぐらいなら止まるでしょうが転がったら止まれずにどこまでも行ってしまいそうな斜面でした。しかし、対岸の中倉山の稜線と松木渓谷が目の前にドーン!とそびえていて迫力満点の眺望が楽しめる下りでした。半分ぐらいから下になるとさらにサレ場や岩尾根の急斜面、下草の更なる急斜面などが現れ踏ん張って下るので足が辛かったです。その後鹿ネット出現です。まずは右手に現れます。そのままネットに沿って歩いていくと最後の小ピークでネットのどちら側へでも行ける選択場面が現れます。私は引き続きネット左側を下っていきましたが、途中どうにもネットにつかまっても厳しい急斜面になりふとネットの向こう側をみるとこちらよりは歩きやすい斜面にみえます。しかし時既に遅しで金属製のネットなので向こう側へは行けません。しかも進行方向にそのネットが回り込んできて先を塞がれました。塞がれた右端には誰かが苦心して人が一人空身で通れるか?って程の穴が開けてありました。相当な労力?道具?を使用したと思われました(笑)私はそこを潜れないと諦めて、ネットに沿って左側へ向かいますと今度はネットの下の斜面が崩れてネットと地面の間に人が通れるだけの隙間と何人かが滑って通ったであろう跡が発見できましたので私もそこを滑り潜りました。その先のサレた急斜面を草などにつかまりながらやっと沢に下り立ちました。はぁ〜疲れた... と、まだ続きが。沢の横を下にみえる林道に向かって下っていきましたが今度は堰堤にぶつかってしまいました。上から覗きましたが下りられる高さではなく堰堤を通りすぎて丘の向こう側に乗り越えるとやっと林道に下りられそうな斜面になりそこを下りて終了です。はぁ〜...下り疲れた... 林道をとぼとぼ歩いていくと「みちくさ」なる看板とお茶無料との表記が。そこの前にいた方が声をかけてくださって、中でコーヒーを2杯もご馳走してくださいました。疲れていたので椅子に座らせていただけて休憩もできて本当にありがたかったです。足尾に植林をされているNPO法人の管理小屋だそうです。 あとは砂利の林道のような作業道のような(実際にダンプが通行します)道をとぼとぼと歩いて駐車場です。
まずはこんな感じの林道を進みます。
まずはこんな感じの林道を進みます。
ほどなくしてコンクリートで舗装された立派な道路になりました。
ほどなくしてコンクリートで舗装された立派な道路になりました。
まぁ立派な堰堤も。対岸では鹿が警戒音を出してました。
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まぁ立派な堰堤も。対岸では鹿が警戒音を出してました。
一つ目の分岐を右です。
一つ目の分岐を右です。
二つ目の分岐は左です。
二つ目の分岐は左です。
随分上がってきたようです。
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随分上がってきたようです。
中倉山もみえてきました。一本ブナも確認できます。
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中倉山もみえてきました。一本ブナも確認できます。
林道が砂利に変わり取り付き尾根の先端に到着しました。林道はまだ続いていますので行き過ぎないように注意です。
林道が砂利に変わり取り付き尾根の先端に到着しました。林道はまだ続いていますので行き過ぎないように注意です。
尾根に取り付くと眺望がいいです。
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尾根に取り付くと眺望がいいです。
ほどなくして樹林帯へ突入します。踏み跡は?です。たまにあります。さらにたまーに木に赤テープが巻いてありました。尾根筋を外れないよう注意して登ります。
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ほどなくして樹林帯へ突入します。踏み跡は?です。たまにあります。さらにたまーに木に赤テープが巻いてありました。尾根筋を外れないよう注意して登ります。
樹林帯を抜けました。しかし依然道は?です(笑)
鹿道多数、笹が深い場所もあります。
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樹林帯を抜けました。しかし依然道は?です(笑)
鹿道多数、笹が深い場所もあります。
絶景ではあります。松木渓谷と皇海山
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絶景ではあります。松木渓谷と皇海山
やっと「大平山」山頂に到着
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やっと「大平山」山頂に到着
山頂でのお昼の眺めです。
ここで初めて「沢屋さん(沢登りをする方)」といわれる方とお話させていただき興味津々でした。足袋履いてました(驚)
山頂でのお昼の眺めです。
ここで初めて「沢屋さん(沢登りをする方)」といわれる方とお話させていただき興味津々でした。足袋履いてました(驚)
登ってきた尾根とは違う尾根を下っていきます。
ちょっと尾根筋が解りづらい箇所もあります。
登ってきた尾根とは違う尾根を下っていきます。
ちょっと尾根筋が解りづらい箇所もあります。
尾根の両側は結構な急斜面なので尾根筋を外さないよう注意です。右側は一旦いくと戻ってはこれなそうな急斜面です。
尾根の両側は結構な急斜面なので尾根筋を外さないよう注意です。右側は一旦いくと戻ってはこれなそうな急斜面です。
景色はいいのですが、この先の尾根筋が気にかかります。
解りづらい場所も。でもそばまで近づくとその先に尾根がみえます。
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景色はいいのですが、この先の尾根筋が気にかかります。
解りづらい場所も。でもそばまで近づくとその先に尾根がみえます。
松木渓谷が目の前です。迫力があります。
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松木渓谷が目の前です。迫力があります。
対岸尾根に「沢入山」その奥には「皇海山」
しかしこの急斜面...立っているのもやっとです。
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対岸尾根に「沢入山」その奥には「皇海山」
しかしこの急斜面...立っているのもやっとです。
「沢入山」からのこちらはこんな感じにみえました。5/6
現在私どこにいるのでしょう?
「沢入山」からのこちらはこんな感じにみえました。5/6
現在私どこにいるのでしょう?
こちらはほら、一本ブナがあんなにちっちゃ(笑)可愛い...
その左端が「中倉山です」
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こちらはほら、一本ブナがあんなにちっちゃ(笑)可愛い...
その左端が「中倉山です」
その「中倉山」からはこんな感じにみえてました。5/6
その「中倉山」からはこんな感じにみえてました。5/6
やっと下の松木川までみえてきました。
やっと下の松木川までみえてきました。
対岸のピークは「沢入山」
対岸のピークは「沢入山」
振り返ってみましたが、すでに何処から下りてきたのか解りません。
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振り返ってみましたが、すでに何処から下りてきたのか解りません。
尾根を伝って下りてきました。
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尾根を伝って下りてきました。
裸の木? ヘソもあり? なんかみてるこっちがちょっと恥ずかしいような気も...
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裸の木? ヘソもあり? なんかみてるこっちがちょっと恥ずかしいような気も...
随分下りてきました。気が付くと対岸の方が高くなってきましたね。しかし長い芝のような草の急斜面です。難儀中です...
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随分下りてきました。気が付くと対岸の方が高くなってきましたね。しかし長い芝のような草の急斜面です。難儀中です...
平らな場所もありました。たまらずここで休憩しました...
平らな場所もありました。たまらずここで休憩しました...
距離も随分近くなってきました。今日の見納めですね。
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距離も随分近くなってきました。今日の見納めですね。

感想

今回の下山ルートは、cielさんのレコを参考にさせていただきました。また、そのレコの松木渓谷目の前どーん!の写真を拝見して是非行ってみたくなったのが今日の山行の主たる理由です。cielさんありがとうございました。確かに凄い迫力の眺望が堪能できました。しかもその中倉尾根を最近歩いていましたので余計興味深々で楽しめました。しかしこの下りルートは急斜面に鹿ネットまでありで大変でしたよ...(笑)
末筆にて大変失礼を致しますが「みちくさ」の方々、コーヒーを2杯もご馳走様でした。疲れた体に染みて大変美味しくいただきました。

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コメント

ほんと絶景!
K-azmさん お疲れ様です。visutaです。
5月の山行はすごいですね。
大平山のタイトルを見たとき「えっ!栃木の?」って思いましたけど、
やっぱり違いましたね。それにしても絶景ですね〜。
私が登るには尻込みするぐらいの山です。
次週の記録も楽しみにしています。
2015/5/31 9:40
こんにちは、K-azmさん
はじめまして、32butatと申します。
私達(32bata,ciel,autism)のレコの写真、参考になったのであれば幸いです。
鹿ネットの件、最後で大変だったみたいですね!
私達はK-azmさんと同じくネットの左側を降り、次に開いている所で右側に移り、少しずつネットから離れながら、尾根末端に降りました。(もう少し状況をレコしとけば良かった)
そして、林道に降り立った時の安堵感と喜び、私達以上だったのですね!
ご褒美に至福のコーヒーも飲めたし〜良かったですね。
お疲れ様でした。
2015/5/31 17:01
Re: こんにちは、K-azmさん
32butaさん こんばんわ。コメントありがとうごさいます。K-azmと申します。

この度は素晴らしいそして大迫力の景色を見ることができて感謝しております。 県内とはいえまだまだ楽しめる所が沢山あるということですね。とても参考になりました。 それにしてもあの急降下と金属製の鹿ネットには参りました。現在久々に腿が筋肉痛になっております(笑) 下りが苦手な私はあのルートは登りに使った方が距離も短く好都合な気がします。
これからもお互い気を付けて山行を楽しみましょう。栃木百名山頑張って下さい。薮好きな方には栃百の「持丸山」がお奨めかも。山頂直下から山頂一帯は2mを越えるチシマ笹で覆われ3m先を歩く先行者さえ見えない状況でした。 また楽しそうないい情報があれば参考にさせて頂きます。
2015/5/31 19:37
K-azmさん、こんにちわ
cielと申します。はじめまして。
写真を見ていただいて是非そこへ!と思っていただけてうれしいです。
「持丸山」さっそくチェックしました。うちのCLと行ってみたいと思います。
2015/6/3 16:07
Re: K-azmさん、こんにちわ
cielさん コメントありがとうございました。松木渓谷凄い迫力でした。
「持丸山」私は2年前の5/5に登りました。山頂直下までは比較的急登ですが薮はありませんでした。踏み跡もあり心配はありませんでした。しかし、山頂間近のなだらかな場所になった途端、ありましたチシマ笹の大群落… 背丈は2m程度で密集してます。かき分けても笹なのですぐに戻ってしまい、2m前の先行者も見えなくなりました。山頂は誰かが刈って下さったようで8畳部屋ぐらいのスペースはありました。
では頑張って下さい。レコ楽しみにしています。
2015/6/4 0:07
山頂ではお世話になりました。
K−azmさん こんばんは
初めて書き込みをさせていただきます。
先日,山頂でお話をさせていただいた 瀑泉 と申します。
帰りに「みちくさ」でお茶も飲めたようで何よりでしたネ。
それと,南尾根の下りでは,鹿柵に苦戦されたようで。
正直,鹿柵の攻略法を教えて差し上げようか迷ったんですケドね。
せっかくの初尾根だろうからと,止めておきました(笑)。
当日の記事をアップしましたので,
気が向いたら下のブログでも覗いてやって下さい。
http://blogs.yahoo.co.jp/mtjhs097/34975930.html
それと,σ(^^)は「沢屋」ではなく,「滝屋」なんですヨ(笑)。
2015/6/6 1:42
Re: 山頂ではお世話になりました。
bakusenさんこんにちわ。山頂でお会いしたおっさんです(笑)
こちらこそ山頂では興味深いお話を聞かせてもらって楽しめました。
鹿柵攻略法は是非教えていただきたかったです(笑)
ブログ拝見させていただきました。そちらも多少ご苦労はなさっていたようで(笑)
これからもお互い気をつけて山遊びを楽しんでいきましょう。
またどこかでお会いできますように。滝登り注意して下さいね。
(それには私がマイナーなところへ行かないといけないのですね...)
2015/6/9 13:07
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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