乗鞍岳 厳冬期 日帰り
- GPS
- 07:55
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,472m
- 下り
- 1,480m
コースタイム
- 山行
- 7:10
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 7:53
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
山頂近くのトラバースに10m程度危険個所あり アイゼンが効くので問題なしだが、雪崩やすい箇所と思われるので注意 |
写真
感想
一番近い道の駅で車中泊をして第3駐車場が開くと思われた6時ごろを目指して移動したが、その北側の第7駐車場のほうが人気で通過した際に満車だった。
ヤマップ、ヤマレコの記録が第3駐車場スタートばかりだったので、第7に駐車できるのを知らなかった。
リフト利用しないのであれば、第7のほうがいい。
7時スタートになったので、リフト利用しない登山者の中では一番遅いスタートだと思われる。
ほぼ全ての登山者が6時までにスタートしていそうだったが、7時スタートだと上でもうリフトが動く時間になってしまうため、リフト利用したほうが楽で得。
特にリフト利用できる途中のスキー場コースを登る場所が歩きにくく、少し真ん中を歩いている人たちがいたが、ゲレンデ整備係がスノーバイクでわざわざ注意しにやってきた。
一気に上がったためか2400m付近から減速したので、高度調整したほうがいい。
乗鞍岳駐車場は車中泊禁止だが、途中の駐車場で車中泊できそうな場所はあるので、高度を上げて調整していたほうがいい。
テントが二張りあった。
途中で張れそうなところが少しあるので、リフト利用+テント泊ならかなり楽。
雪が降っていなかったようでトレースがかなりしっかり残っており、また早朝は雪も締まっていて歩きやすいので、スノーシュー初使用だったが無意味だった。
肩の小屋近くのトイレまでスノーシューで歩いたが、重いだけだった。
また初めて利用したため、第7駐車場で装着する際にかなり時間がかかった。
もうよほど積雪がある日以外、アイゼンだけでいいと思われる。
またスノーシューをザックに取り付ける際にアルパインザックを選択したのがミスだった。
取り付ける場所がないタイプのザックは利用しないほうがいい。
山頂手前で10mくらい、雪崩が起きたと思われる箇所があり、凍って歩きにくそうなため上部から巻いている人も多そうだった。
アイゼンが効くので全く問題ない箇所だが、乗鞍岳にこのぐらいのトラバースがあると想定していない人は多いかもしれないのでアイゼンでのトラバースに慣れていない場合、要注意。
雪崩ポイントなので一気に突破するのがベスト、または巻いていくほうがいい箇所だった。
すぐ移動したので撮影しなかったが、見ればすぐわかると思われる。
稜線以降も3000m級の稜線と思えないほど微風で暖かく、とても安全に歩けた。
逆に全身ハードシェルだと暑かった。
恐らく悪天候、ホワイトアウト時では全く違う山だろう。
一度歩いてコースを体感しておけば悪天候時でもかなりルート取りしやすくなると思うので、厳冬期の乗鞍岳に関して初回は天候の良い日に一度歩いてみる事を強くおすすめする。
他の山なら夏季に下見でもいいが、ここは冬季ルートが異なるので冬季でないと意味がない。
熱線入りゴーグルも初デビューで実験で凍らせてから通電してみたが、こちらはかなり有用だった。
微風だったのでゴーグルが絶対必要でもなかったが、次回からこのゴーグル一択になりそう。
下山時、スキー場付近の道で雪が解けているためか、踏み抜くポイントが多くなっており、ツボ足になった。
何十回も踏み抜いたので、逆に捻挫リスクがあり危なかった。
個人的には最も危ないポイントだった。
天気が良すぎるとこういうケースもあるのだと勉強になった。
足を取られ過ぎて靴紐が外れている事に気が付かなかった。
ゲーターを付けているので靴紐の結び目が隠れて見えない。
これも学びになった。
下山時のスキー場上部で尻セードと滑落訓練をやり過ぎためか、いつのまにかスノーバスケットをまた1つ無くした。
良かった点は、冬季ではいつも飲料水は1Lも飲まないので余る事がほとんどであるが、いつも通り2L持参し、かなり暑かったので1.5L近く飲んだ。
やはり水は運ぶか補給出来るかの確認をしっかりしておくほうが安全。
反省点として食料を持ち込みすぎた。
ホワイトアウト、タープ泊になる可能性なども考慮して食事を1日分余分に持参したが、さすがに重かった。
行動食を増やしてバックアップとしたほうがいい。
バックカントリー組が非常に多い山だった。
とても楽しそうで、何度もおかわりしている人もいた。
乗鞍岳だと山頂からスキーだと下山は40分くらいと言っていた。
とんでもないスピードで下山できる。
将来、可能なら挑戦してみたいが、スキーのスキルを上げなければリスクが高いと思われるので、登山以外のスキルアップも必要になる。
天気が良ければ技術的には簡単な山だが、行程が長いので体力はかなり必要な山だった。
厳冬期では来年以降になるが、次回はもう少し悪天候時にルートファインディングの経験を積むためにチャレンジしてみたい。
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