【能登作戦・一歩目】宝達山から能登に祈りを捧げる【戊29.3】

2024年02月24日(土) [日帰り]

• GPS: 04:26
• 距離: 21.0km
• 登り: 736m
• 下り: 724m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:12
• 休憩: 0:15
• 合計: 4:27

9:26 JR免田駅
10:05 10:07 こぶしの路駐車場
10:08 10:09 手速比�弯声匆室�
11:09 11:11 山の竜宮城
11:33 11:33 手速比�弯声匸綣�
11:35 11:40 宝達山
11:52 11:54 山の竜宮城
13:10 13:13 宝達神社
13:24 13:24 猫バス
13:53 JR宝達駅

天候

予想していた以上に晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

往路：JR七尾線免田駅
復路：JR七尾線宝達駅

コース状況／危険箇所等

麓のこぶしの路登山口駐車場から山道。麓では堰堤造成工事が行われており、今後登山口の場所など変わるかもしれない。
標高450m辺りから雪が現れ、徐々に積雪量が増す。ただ、多くの人が歩いているので雪は踏み固められてそれほど歩きにくくはない。
宝達山展望台から、こぶしの路と舗装路（もちろん今の時期は積雪している）が併走するが、多くの人は楽な舗装路の方を歩き、こぶしの路の踏み跡は激減、当然歩きにくくなる。
宝達山からの下りに使った舗装路はだんだんと乾いてくるが、上の方では日陰で凍結している場合もあるので要注意。

写真

2/24 9:26

所用のため北陸を訪れたところ、晴れ間が期待できたので、急遽能登の一端を歩いてみることにする。カメラはスマホのみで画質はあまり期待できない。

2/24 9:38

平野側は雲が薄く青空が広がる。

2/24 9:44

目指す宝達山の上空は雲が濃い。

2/24 9:59

山に近づくにつれ、見える青い海の幅が広がってくる。

2/24 10:06

こぶしの路駐車場。トイレ有。

2/24 10:08

手速比�弯声匆室劼忙嫁劼靴討�ら山に入っていく。

2/24 10:11

こぶしの路登山口。すぐ傍で堰堤の造成工事を行っており、今の登山口は臨時的な感じがする。

2/24 10:13

こぶしの路は尾根筋のはずが、最初は谷底のような所を歩く。

2/24 10:19

道が尾根に乗った辺りで日が射してきた。

2/24 10:26

適度にキロ表示がある。

2/24 10:29

道は軽くぬかるんでいる。軽くとは言っても足は取られるし、滑りやすい。

2/24 10:39

トレイルランのイベントもあるようだが、大勢が駆け抜けるのに適した道ではなさそう。参加者多くないのかもしれないが。

2/24 10:40

整然とした木立の中を歩くも良し。

2/24 10:46

山頂まであと2�辧�高度450mを越えた辺りから雪が出現する。

2/24 10:57

高度500mを越えると道が完全に雪に埋没する。

2/24 11:00

山頂まであと1�辧Ｊ發�人が多いようで雪が踏み固められており、まだ歩きやすい。

2/24 11:06

県道75号線に出る。

2/24 11:09

宝達山頂公園にある宝達山展望台。県道に上がった時にこれが見えなかったら素通りするところだった。

2/24 11:10

展望台から宝達志水町、羽咋市

2/24 11:10

正面は宝達志水町とかほく市の境の辺り。天気予報では曇り基調だったので足を伸ばすことに不安もあったが、この青い空と青い海を見られただけで十分報われた。

2/24 11:11

南の方にある、同様に積雪している山は医王山かな？より近くの山だと小さ過ぎると思うので。さすがに白山じゃないよね。

2/24 11:11

宝達山頂まで緩い傾斜の道（積雪舗装路）が伸びているが、

2/24 11:13

私は引き続きこぶしの路を行く。

2/24 11:27

皆さん楽をしたいらしく、こぶしの路の踏み跡は極端に減少する。併走する積雪舗装路を楽々と上っていく人がいるのを感じながら雪と格闘。

2/24 11:29

積雪舗装路がずっと上っていくのに対し、こぶしの路は沢まで下り、途中、道を間違えたかと不安になってしまった。

2/24 11:32

沢から這い上がり、ようやく山頂部分に至る。

2/24 11:32

石川県側の展望は先ほどの展望台に劣り、木の枝越し。

2/24 11:33

手速比�弯声匸綣劼忙嫁辧Ｇ重个糧鏈劼膨炭欧竜Г蠅鯤�げる。

2/24 11:35

宝達山頂標柱。能登半島最高峰とある。

2/24 11:36

宝達山頂から東側、富山湾と富山平野。ここは空気の澄み渡った時に来たい。立山連峰がよく見えるはず。

2/24 11:37

宝達山頂の一等三角点

2/24 11:40

下りは私も楽な方の道で。

2/24 11:45

駅から歩き始めた頃は分厚い雲に覆われていた宝達山でも、太陽が顔を出した。

2/24 11:47

舗装路も積雪が多く、車が乗り入れる所までは踏み跡が細いので譲り合いが大事。

2/24 11:50

下っていく先には日本海と、かほく市の南部、宇野気地区。

2/24 11:52

宝達山頂公園、山の竜宮城まで戻る。

2/24 11:54

再度展望台に登って北方の滝崎方向

2/24 11:54

南方は河北潟周辺部

2/24 11:54

往路よりも雲が減って遠方の山もだいぶ見やすくなった。

2/24 11:55

宝達山から北側、宝達集落へ下ることとする。

2/24 11:59

雪解け水が道路上いっぱいに広がって流れている。なお、下山当初は日陰で軽く凍っている。

2/24 12:12

北陸では標高1000m足らずでも山肌が雪で真っ白。

2/24 12:26

県道75号線は展望が開けているので、歩いていて爽快な気持ちになる。喉が渇いたので水分補給しようとしたが、ペット飲料が無い。雪と格闘中に落としてしまったようだ。

2/24 12:27

また、この季節は通行する車も無いので、安心してぶらぶらできる。山に落とし物をしてしまった以上、年内再訪＆清掃登山は確定だ。

2/24 12:42

最初は雪と雪解け水で濡れていた路面も半分ほど下ると完全に乾く。遠くに見える建物はおそらく休暇村千里浜。

2/24 12:49

電柱終点。グーグルマップでは「（株）ゆうきの」となっているが、更地になっている。

2/24 12:56

人里に下る。

2/24 13:00

通行止め？ということでカラーコーンが置かれているが、車両が通行できる隙間が開けてあるし、ほぼ無視されている。

2/24 13:01

宝達の田園風景

2/24 13:11

宝達山を歩いた後はやはり宝達神社。雪囲いのされた社に参拝する。社殿自体は無事なようだが、桟道の燈籠が倒壊していた。

2/24 13:14

鳥居周辺の色鮮やかな苔も秀逸。踏んで歩くのが躊躇われるほど。

2/24 13:24

宝達志水町にトトロ絡みのモニュメントがあるというので立ち寄る。杉の落葉で造ってあるようだ。トトロは解体されたようだが、猫バスは残っている。

2/24 13:30

集落では梅の花が咲き始めている。

2/24 13:33

明治百年記念桜

2/24 13:34

民家の軒先に咲く紅梅の花

2/24 13:35

名前からして珍スポット臭のするモーゼパーク。また来る時に寄ることにしよう。

2/24 13:44

末森山（末森城跡）にも立ち寄れば良かったかなと思ったのだが、

2/24 13:53

ちょうど14時発の電車に乗れるタイミングだったのでパス。まあ、また来る時に歩けば良い。

2/24 13:58

宝達駅ホーム上から宝達山を振り返る。よくぞ晴れてくれた。真にありがたいことだ。

2/24 15:15

金沢駅に戻って海鮮丼で締め。金沢駅と併設商業施設は、旅行支援が不要と思えるほど大賑わいだった。

撮影機器：

Xperia 10 IV SOG07 au SONY

感想

narodniki

金沢の雑踏と狂騒
能登の閑散と静寂

真に被災地、被災者のためになる支援とは何だろうか？


「真っ白な雪道に春風香る」
宝達山へ向け真っ白な雪に覆われた山道を歩きながら、春の長閑な日差しを感じる。

「わたしは　なつかしい　あの街を 思い出す」
輪島までまだ鉄道が通じていた頃、家族旅行で輪島を訪れ、キリコの置物を親に買ってもらって暫くの間大事にしていた。

「叶えたい夢もあった　変わりたい自分もいた」
置物の記憶しかない輪島の輪郭を再度はっきりさせようと思うこと暫し。アクセスの問題もあり先延ばしにしているうちに、かくいう事態に立ち至ってしまった。

「今はただなつかしい　あの人を思い出す」
私も最近、近しい人を亡くしたので、在りし日に思いを致すことがあるが、時期の近接している能登半島地震の被災者のことがいつもオーバーラップする。
何しろ、1，2か月前には生きてすぐ傍にいたわけだから、心に突然ぽっかり空いた穴を埋めるまでには、それこそ「なつかしい」と言える日が来るまでは、とても長期間を要することだろう。

「誰かの歌が聞こえる　誰かを励ましてる　誰かの笑顔が見える　悲しみの向こう側に」
被災者同士が励まし合う姿、杉良太郎氏など遠方から支援に駆けつける方々の姿を見ると、胸が熱くなる。
被災地の方々には決して独りではないと、凍り付いた心が雪とともに融け、顔も緩み綻ぶようになってほしい。

「花は咲く　いつか生まれる君に　花は咲く　わたしは何を残しただろう」
朝方はまだちょっと寒いかなと思ったものの、風もさほど冷たくなく、そして何より、ドンヨリドヨンド灰色の世界となる北陸の冬の分厚い雲が破られて日が差し、青空が広がっていったのは望外の喜びだった。
同様に、被災された方々にも光明が差すことを心より願う。
私自身ができることは微力だが、天皇陛下の被災地に寄せさせたもう大御心を範とし、同様に心を寄せ続けていきたい。