硫黄岳(本沢温泉テント泊)
- GPS
- 18:48
- 距離
- 19.9km
- 登り
- 1,518m
- 下り
- 1,529m
コースタイム
- 山行
- 3:48
- 休憩
- 2:49
- 合計
- 6:37
- 山行
- 6:37
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 7:44
天候 | 1日目:小雪 2日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
東京6:52→佐久平8:15(新幹線あさま601号) 佐久平8:31→松原湖9:34(小海線) 松原湖9:45→みどり池入口10:05(タクシー) ※タクシー:小海タクシー(0267-92-2133)、八千穂タクシー(0267-88-2064) (帰り) みどり池入口15:25→小海15:50(タクシー) 小海16:21→小淵沢17:33(小海線) 小淵沢17:38→甲府18:24(中央線)※中央線に自動車転落しあずさ大幅遅延。。 甲府19:02→新宿20:39(特急かいじ52号) ※公共交通機関で帰る方はタクシー予約と小海線の時間を考慮して計画した方がいいと思います。今回ここが綱渡りでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
★積雪量は測った訳ではなく感覚です。 (みどり池入口〜本沢温泉) 積雪10cm〜20cmほど。トレースあり。ところどころ凍結箇所あり。 歩き始めはチェーンスパイクを履き、しらびそ小屋でアイゼンに付け替えました。 危険個所は特になかったです。 (本澤温泉テント場) 積雪20cmほど。スノーペグ刺さりました。 (本沢温泉〜硫黄岳) 樹林帯は積雪20〜40cmほど。 樹林帯抜けた後は5cm〜10cmほどでした。 危険個所は特に無いですが、表面が雪でもすぐ下が岩の箇所や不安定な岩の道はアイゼンひっかけないように注意です。 |
写真
装備
個人装備 |
テント
ポール
ペグ
グランドシート
シュラフ
シュラフカバー
マット
枕
ハードシェル上下
グローブ(アウター/インナー)
予備グローブ
防寒着
雪山用ゲイター
バラクラバ
ネックウォーマー
毛帽子
雪山用登山靴
ザック
ヘルメット
12本爪アイゼン
チェーンスパイク
ピッケル
ワカン
サングラス
ゴーグル
ストック
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
肌クリーム
保険証
携帯
時計
手ぬぐい
エマージェンシーシート
着替え
マスク
ビーコン
プローブ
ショベル
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感想
講習で知り合ったtaksatoさんと雪山テント泊に行ってきました!
私は初の雪山テント泊です。
コースは稲子湯〜本沢温泉〜硫黄岳です。
山行の第一目的は雪山テント泊の経験を積むこと。
次点で硫黄岳登頂と本沢温泉の野天風呂に入ることでしたが、
すべて達成できたのでとても充実した山行でした。
本沢温泉への往路は本沢温泉登山口コースと稲子湯コースのどちらかで迷いましたが、見所や休憩場所(みどり池、しらびそ小屋)がある稲子湯コースにしました。
松原湖駅から事前予約したタクシーでみどり池入口へ。20分ほどで到着です。
小雪が降る中、装備を整えて10:30に登山開始。
【1日目:みどり池入口〜本沢温泉】
雪山テント泊装備が重い。。(水食糧込みで20kg程)
荷物の重量とペースミス(私が普段の身軽な山行と同じペースで登り始めてしまった)で、みどり池入口からしらびそ小屋までは相当しんどかったです。
taksatoさんから、登り始めは特に意識してゆっくりすぎるくらいで登った方がいいですよとアドバイスを頂き、反省です。次から意識してゆっくり登るようにします。
しらびそ小屋でカレーを頂きましたが、とても美味しかったです。
小屋はアットホームな雰囲気で一度泊まってみたいと思いました。
しらびそ小屋から本沢温泉までは1か所登りがありますがそれ以外は平坦でこれまでの道中より楽です。
1時間ほどで本沢温泉に到着。
【1日目:本沢温泉でテント設営&野天風呂】
本沢温泉でテント泊と野天風呂利用の受付をして、初の雪中テント張りです。
テントスペースを足で踏み固めて設営開始。
積雪が20cmくらいしかなくペグの固定に苦労しましたがなんとか設営完了。
この時点で16:00。
野天風呂は日暮れまでのため、急いで向かいます。
野天風呂に向かう道のトラバース箇所は滑りそうなので注意が必要です。
野天に近づくにつれて硫黄の匂いが濃くなります。
着いてみたら大盛況、待ち行列ができていました。
風呂は6、7人入ればキツいくらいの大きさです。
湯温は41〜42度程でしょうか。ちょうどよい湯加減でした。
10分ほど入ったら身体がポカポカになります。
湯舟を出たら急いで体を拭いて下着を着ます。裸だと寒いですが下着を着たらポカポカが戻ってきて、身体の芯が温まっているのが判りました。
ちなみに野天風呂は混浴で、女性の方は水着、男性は全裸でした。
着替える時は皆さん山側を向いて着替えていました。
とても良い秘湯経験ができました。
(翌日になっても硫黄の匂いが身体に残っていました)
テント場への帰りに本沢温泉でハイボールを購入し、テントに戻って乾杯&夕食。
夕食はモンベルのリゾッタとコーンスープを食べました。
モンベルのリゾッタは3分でできて、美味しく種類も豊富なので気に入ってます。
夕食後トイレに行って20:00頃就寝。
※トイレは本沢温泉のすぐ近くにあるテント泊用の仮設トイレを使います。
テント場から往復10分くらいです。
夜から朝にかけての気温は‐7°〜‐10°位。
マットはR値7.3、シュラフはコンフォート‐4°/リミット‐10°で、上下ダウンと像足ダウンを着用して寝たら、私は少し暑いくらいで全く問題なしでした。
【2日目:本沢温泉〜硫黄岳】
翌朝は5:00起床。
朝食を食べて、山頂アタック用の装備だけザックに詰め込んで登山開始です。
天気は予報通り晴れ。青空が気持ちいいです。
本沢温泉から夏沢峠への道はトレース明瞭で積雪は40cmほどでしょうか、踏み固められていて歩きやすかったです。
登り始めたら暑くなってきて上はベースレイヤーだけで歩きました。
約1時間ほどで夏沢峠に到着。
ヒュッテ夏沢の広場で行動食を食べてシェルを着用。
夏沢峠から硫黄岳山頂までの道も危険個所は特にありませんが、岩にアイゼンひっかけないように注意して歩きました。
ピッケルも持って行きましたが特に使う箇所なく山頂までポールで行きました。
この日は稜線に出ても風がほとんど無く天気に恵まれました。
硫黄岳山頂は沢山の登山者で賑わっていました。
広大な山頂から360°の大展望が見れました。
下山は転倒しないよう注意しつつサクサク下りて、12:00前に本沢温泉到着。
【2日目:本沢温泉〜みどり池入口〜帰宅】
まずはテントの撤収です。
今回いくつかクロスペグを使ったのですが、がちがちに凍っていて全然取れず、、
ショベルで氷をガリガリ削って回収。これに思いのほか手こずって撤収に1時間30分ほどかかってしまい、タクシーの予約でドタバタすることに。。
taksatoさんすみませんでした。。次回の改善課題です。
下山は当初、本沢温泉登山口を予定していて、テント場からタクシー会社に電話して(テント場はドコモのみ入りました)、本沢温泉登山口まで配車依頼したところ、本沢温泉登山口は雪が多くタクシーは行けないとのこと。
稲子湯コースから下山に変更し、みどり池入口に15:30でタクシーを予約。
(予約びっしりで15:30しか空いてませんでした)
タクシーに間に合うように、注意しながらもペースを上げて下山、15:00にみどり池入口に到着。装備を片付けタクシーで小海駅へ。
小海線から小淵沢に出て特急あずさで帰宅予定でしたが、中央線に自動車が転落した影響であずさが運転見合わせに。。急遽、出発間際の中央線に乗り込んで甲府へ。
甲府から事故の影響のない特急かいじに乗ってなんとか帰宅できました。
【さいごに】
初の雪山テント泊と秘湯経験、雪山講習以外で自分の経験の中で一番難易度の高い厳冬期の硫黄岳への登頂と、私にとって非常に中身の濃い山行でした。
taksatoさん、本当にありがとうございました!
今回の山行は一人では絶対に達成できなかったです。
道中や夕食の時、電車時間などでギア話や行きたい山の話ができて本当に楽しかったです。
また是非ご一緒させてください!
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