【関東ふれあいの道】峯の薬師~雨乞山~経ヶ岳
- GPS
- 09:37
- 距離
- 36.8km
- 登り
- 1,541m
- 下り
- 1,669m
コースタイム
- 山行
- 10:29
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 10:52
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
京王線「高尾山口駅」下車 ◯帰り 神奈中(本厚木駅行き)「上千頭バス停」乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◼︎経ヶ岳 山頂付近は積雪あり。ほぼ雪山 晴れて雪が溶け出しているため、凍結の心配はないが落雪が酷い |
写真
感想
暖冬から一転し肌寒い雨続きの週であったが、この日だけ晴れたのは幸いと言える。
ところで、ヤマレコに「体力度」という新たな機能が追加された。
鹿屋体育大学の山本正嘉教授によって定義された「コース定数」なるものによって算出されるらしい。計算式上、定数が稼ぎやすいのはルートの距離であろう。
過去の山行記録にも遡及してくれているようで、確認してみると、最大で5(一泊以上が適当)であった。
今回のルートはかなり長めに設定しているため、体力度5の壁を越えられそうだ。
(6だった!)
今日は神奈川県側の関東ふれあいの道のうち、以下の三点を歩く。
・高尾山口から津久井湖へ行く「峯の薬師へのみち」
・城山から雨乞山へ行く「山里から津久井湖へのみち」
・韮尾根バス停から経ヶ岳へ行く「北条武田合戦場のみち」
【峯の薬師へのみち】
スタートは京王線「高尾山口駅」
まだ早朝だが、やはり混んでいる。昨日は雪が降ったため山頂付近だけティラミスのように白くなっており若い女性が珍しそうにシャッターを切っている。
駅を出たら国道20号線をしばらく歩く。梅ノ木バス停で左に曲がり、かの有名な懐石料理屋を抜けて深い森へと入っていく。
しばらくは林道歩きとなる。草戸山へ続く道と横並びになっていて、この先の三沢峠で合流する形になる。
標高も300m付近になってくると、若干の雪が見られるようになる。
三沢峠に着いたら左に曲がって尾根道を歩いていく。このあたりでようやくハイカーとすれ違う。
少し歩いていくと薬師堂奥の院という場所が見える。程なくして峯の薬師に着く。
峯の薬師は、名前のとおり薬師如来を本尊とする寺で、1492年に創建されたという。高尾の薬王院や中野の新井薬師、伊勢原の日向薬師と並んで武相の四大薬師に数えられる。
周辺は広場になっていて、公衆トイレや謎の一軒家がある。眺望もあり、東京都心部まで見渡せる。
【山里から津久井湖へのみち】
津久井湖に架かる三井大橋を渡り、城山エリアへ。鎌倉期に築城された城山が有名だが、体力の温存のため今回は登らない。
このまま関東ふれあいの道に沿って雨乞山へ向かう。しばらく道路歩きだが、ところどころに雨乞山への道標があって親切だなと思う。
田園風景の広がる自然歩道を歩き、雨乞山の取り付きに入る。
山道はスギの木で溢れている。花粉の季節に入っており、くしゃみが止まらない。
昨年に比べると花粉の時期が早いように思う。やめていただきたい。
取り付きから三十分ほどで山頂に着く。山頂付近はなかなかの急登で、落雪が激しかった。
山頂にも若干の積雪が見られる。
ここまですれ違ったのは数組程度であった。
麓へ下りると、ここもまた田園風景が広がっている。韮尾根バス停からは、徐々に標高を下げつつ長い舗装道路を歩いていく。志田峠を抜けると、相模原市から愛川町に入る。
【北条武田合戦場のみち】
殺風景な道をしばらく歩いていると、ある歴史的スポットに着く。
三増峠合戦の跡地である。
戦国時代、小田原城を狙う武田信玄の侵攻によって、北条方が敗走に追い込まれた戦いの地である。
北条方は、武田方が三増峠に来ることを見越して先手必勝で軍を向かわせる。しかし、北条方の有利かと思われた戦いは、武田軍の山県昌景によって覆されてしまうのだ。挟み撃ちを試みたら逆に挟み撃ちをされる、武田軍の啄木鳥戦法が見事にハマった戦であった。
合戦場跡からは、また殺風景な道が続く。一時間以上は歩いただろうか。
街中を歩くと、ようやく経ヶ岳の取り付きに着く。もう午後一時を過ぎている。
何人かのハイカー達とすれ違う。今日で一番多いように思う。ここは比較的人気が高いコースのようだ。
最初は若干湿った土を歩いていくが、やはり標高が上がるにつれて雪が見られるようになる。
標高500m付近になると、完全に雪山の様相を呈してくる。ただ気温は低くないため凍結はしていない。雪山の装備は持ち合わせていなかったが、アイゼンの必要はないかもしれない。
勾配が若干急な坂をひたすら登り、取り付きから一時間ほどで経ヶ岳の山頂に着く。
標高633mで丹沢山系の東部に位置する山だ。
山頂からは丹沢や塔ノ岳といった丹沢の山々が見渡せる。しかし霧がかかって見えづらい。
寒いため早速西へ向けて下山を開始する。
わずか三十分で半原峠に着き、そこからはずっと舗装道路となる。
標高を少しずつ下げなら緩やかな道路を歩いていく。少し雲がかってはいるが天気は良く、先ほどまで雪景色だったのが考えられない。
午後十六時になろうという時間で、坂尻バス停に着く。体力的はまだ余裕があったため、本厚木駅に向かって、歩けるところまで歩く。
飯山ハイキングコースを歩いて白山まで登ったところで脚の痛みを感じる。
もう午後十七時を過ぎており、日も暮れ始める。
麓に着いて少し歩いたところでギブアップし、バスに乗って本厚木駅へ。今日はここまで。
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