丹沢/高松山・シダンゴ山
- GPS
- 12:40
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 1,159m
- 下り
- 977m
コースタイム
- 山行
- 4:12
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 4:37
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
御殿場線東山北駅で下車。御殿場線は無人駅が多くまたJR東海管轄でありスイカが使えない。切符を購入して乗車すればノートラブル。 ◆復路 寄BSから富士急湘南バスで新松田駅へ。本数は1時間に2本程度。スイカ使用可能。 御殿場線は更に本数が少ないので帰路は小田急で小田原に出てJR東海道線を利用した。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況 危険箇所特になし。高松山から北側は昭文社山と高原地図等で破線ルートになっているがしっかりとルート整備されている。 迷いやすい八丁と秦野峠方面の分岐点にも道標が新設されている。 ◆登山ポスト 高松山登山口には無し。寄BSにはあり。 |
写真
感想
運動会が無事に土曜日に開催されたので日曜日は出掛けられる日になった。なので東山北駅から「駅からハイキング」で高松山とシダンゴ山を巡るコースを歩いて来た。ミカン畑から登り、茶畑に降りて来る地味だけど静かな散策が楽しめた山だった。
日曜日早朝の東海道線は各地で大会でもあるのだろうか、部活の中高生が沢山乗車していて満員だった。御殿場線に乗り換えるとハイカー、ランナー、輪行のサイクリストと色とりどりだけど部活の高校生も多い。高校生は殆ど僕等と同じく東山北駅で降車した。東山北駅では女性の車掌さんが切符を回収してくれた。
駅の石段を下って御殿場線のガードを潜り車道に出る。西に行くとR246に出る。山と高原地図によれば尺里(ヒサリと読む)川の左岸に右折して東名に出合う所で橋を渡って右岸に行くようだ。国道の北側の歩道を歩いて行くと御殿場線と国道が共に左に曲がって行く。そこに小川が流れていたので右折した。左岸に道が無いね、とか話しながらも東名を潜るガードがあり、その先で2手に道が分かれていたので東名沿いに歩いて行く。お社があったものの右手に登って行く道が無いので訝りながら進んで行くと道は下って川に出合う。ふと南側を見ると橋があり道標らしきものが見えた。これが尺里川だった。200m程手前を間違って曲がってしまったみたいだ。
東名を潜るとお社があってここで左右に路を分ける。今日は暑いねとお互いにシャツを脱いで1枚になった。この分岐では特に理由は無いけど左を行くともうミカン畑が山側に広がっていた。急な車道をグイグイと登ると車止めがあり、その先は細道が続いている。日向はジリジリとして暑いが木陰に入ると涼しい風も吹いていたりする。初夏と言うよりは夏の山の匂いがする。クネクネと登って行くと右から車道が出合い、そのまま道なりに進む。両側がミカン畑で作業の方にも出逢った。右側に広がる展望は予想外に良く、真下に東名高速やR246や御殿場線のレールが見えて、そのまま海まで一望できる。農道の終点まで数分でそこから登山道が始まる。
杉の樹林帯を登り高圧電線鉄塔と林道を横切り登山道に入って35分でビリ堂に到着。湧き水を汲み上げた水道もあり顔を洗い身体も冷やす。Aki-CLさんは石仏に新しい水をお供えしていた。更に20分、樹林の急登を登り詰めて高松山の稜線に出た。稜線は両側の樹々がかぶさり陽が届かないが、ここは広葉樹が目立つ。少し行くと前方が光り輝き、草原状の高松山山頂に出た。思わずヒャッホーと声を上げてしまう気持ちの好い高原で展望もすこぶる良い。南側には相模湾から箱根が好展望、西側にも開けていて富士山が望めるが、富士にはもう渓沿いにしか雪が見られない。頂上には様々な標識が掲げられているが新しいものが見られる。ここからシダンゴ山は破線ルートになっているが、虫沢古道を守る会、共和古道の会によって花女郎道(はなじょろみち)と呼ばれる寄から八丁に抜けるルートが維持整備されている様子が伺える。そのおかげで適所に標識があり、破線ルートとは思えない歩きやすいルートであった。
高松山でしばし景色を楽しみながら休憩を取り、北へと向かう。10分程で地図に道迷いポイントと記されている尾根の分岐に出合うがここにも適切な表示が新しく設けられており、迷うことは無い。右側の尾根を少し降りるとヒネゴ沢乗越の四辻だ。そこからまた登り返すとたおやかな頂稜になっている。西ヶ尾のピークはどこを指すのか判然とはしなかった。下って登るを繰り返すと新秦野線29号鉄塔に出る。ここから基本的に登り基調で秦野峠への分岐に達する。時折左側に日影山らしい姿が見られたが樹林が濃くて明確な展望が得られないのがやや残念。秦野峠への分岐ではシダンゴ山へは直進となる。
ダルマ沢ノ頭へは長い木の階段登りだ。頂上は880m、本日の最高地点になる。そこからまた下る。なかなかの急降下で最後は20m程の鉄梯子で林道に降り立つ。林道からは檜岳山稜から鍋割山稜が良く展望できた。シダンゴ山へ向かうと宮地山へのルートを分けてからまた急登になる。5分程度の登りなんだがここまでアップダウンを繰り返して来ての疲れもあり、距離以上に堪える。
シダンゴ山の山頂に近づくとなんだかデジャヴのような、山頂域が明るく輝いている。いきなり樹林を抜けると明るい山頂に出た。山頂には立派な祠があり、シダンゴ山の由来が記された石碑が据えられていた。シダンゴは震旦郷から来ている等が記されている。山頂からは檜岳山稜から鍋割山稜を経て表尾根、そして大山から弘法山に至る尾根が良く展望出来る。なかなか落ち着ける良い山だ。
ここまで山中で誰にも逢っていない。ミカン畑で小父さんに逢っただけ。丹沢で1人も逢わないと言うことはそう無いけど今日はそうなるか?と話しながらシダンゴから降りて行くと間もなく男性1人が登って来るのに出逢った。あら、残念、と話していたら今度はご夫婦のハイカーが登って来た。でも晴天の日曜日に出逢ったのはこの3名だけ。実に静かなハイキングをこの丹沢でも楽しむことができた。
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