横前倉山:顛末報告(奇跡の生還)
- GPS
- 08:35
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 727m
- 下り
- 723m
コースタイム
- 山行
- 8:35
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:35
天候 | 雪のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
出だしから膝ラッセル 発生時刻はGPSによると10:50ぐらい 標高1,370の南俣沢右岸斜面から表層雪崩(破断面50cmぐらい幅は?) |
その他周辺情報 | https://snow.nadare.jp/news/2024/000091.html |
写真
装備
個人装備 |
ザック(オスプレイキャンバー32)
スキー板(K2pon2oon159cm)
ビンディング(BDオーワン)
クトー(ブンリン3DアセントGo)
テレマークブーツ(スカルパT2ECO)
セルフアレストピック(BDウィペット×2)
ヘルメット(ベアール アトランティス)
ビーコン(マムートエレメントバリーボックス)
プローブ(オルトボックス320cm)
スコップ(BDディプロイ)
スノーソー(G3ボーンソー)
ヘッドランプ(ペツルアクティック)
クランポン(ペツルイルビスハイブリッド)
サングラス(オークリーハーフジャケット2.0)
ゴーグル(スワンズRUSH-XED)
ヘルメットビーニー(BD)
ヘルメットビーニー(テルヌア)
ヘッドバンド(マムート)
バラクラバ(ホグロフス)
テムレス
インナーグローブ
予備グローブ(BDガイドロブスター)
スキーシール(BDアセンションナイロンカスタムSTS)
シールワックス
スキーワックス
GPS(ガーミンGPSMAP66i)
スマホ
ドライバー(+
-)
スパナ8mm
コンパス
笛
ナイフ(ビクトリノックススイスチャンプ)
飲料
行動食
防寒着(ユニクロウルトラライトダウンジャケット)
ファーストエイドキット
ココヘリ
ツェルト(アライスーパーライトツェルト1)
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感想
今回の顛末を自らの体験と反省を踏まえ、状況を報告させていただきます。雪山を目指す方々に少しでもお役に立てればと思います。
前夜から吹雪で朝方まで続いており北野集落の林道は除雪中にて除雪終了まで待機となりました。
同じく2台の車が先行待ちでした。待機中にktn92さんのお知り合いhirabe-yaさんが合流され4名で出発。二週間前より明らかに積雪が増えておりました。先行パーティから遅れて出発。積雪が多いが人数が多くラッセル交代出来るので効率が良い。先行者の富山の方々は体力も有りラッセルが進む。途中の急なトラバースでは雪がずれるので後続は、迂回ルートで通過。
ここで雪の状況は良くない事は理解できました。
トラバース時には上部を気にしながら進む。南俣沢の平坦地でME-JINさんのうまいルートラッセルを交代して先頭を交代。センター110ではトップが出にくい状況でのラッセルでした。左斜面からいきなり大波に巻き込まれるような感覚でバサッーと激しく流される。雪崩!大変な事が発生してしまった。無意識に必死で埋まらないように泳ぐ。止まってからも更に雪が被さってくる。うつむきになって右手首くらいが雪面から出ている状況。必死で手を動かしてサインを送る。全く身動き出来ない。エアーポケットもない。このまま18分位で意識が無くなるのか。様々な思いが頭を巡る。その後にME-JINさんに助けていただき助かった!周りを見てみると僕とME-JINさんと女性1人しかいない。ホッとする間もなくビーコンサーチ。ツボ足で歩きにくい。近くに反応があり1.5から変化なし。深く埋まっていると思いプローブ確認。ヒット!すぐにシャベルで掘り起こすがなかなか出てこない。
かなり埋まっており顔が出て来て息もあり安心。その後次々に掘り起こされ最後の方が30分程経過しているが探せない。ほどなく場所特定。この方も深く埋まっており必死で掘り起こす。顔が出てきて未だ息があった!意識はもうろうとしていて震えている。低体温症にて暖かいお湯を口に注ぐ。その後ダウンを着させ背中を摩りますが復活しない。ここで救助要請。その後、hirabe-yaさんが平衡感覚がないとの事で震えている。お二人をヘリで搬送いただきました。このような深く埋まった状況で全員無事であった事は奇跡。あとは埋まったストックを探し出し、1名の方のスキーが紛失してしまった。
今回の件により当然ながら雪崩れの危険性をより認識させられました。この経験を生かして安全に山を楽しみたい。
雪崩を逃れたME-JINさんのお陰で全員助かったと思います。ME-JINさんが埋まっていたら全員助からなかったと思います。ME-JINさんありがとうございました。
また救助していただきました長野県警、関係者の皆様には大変ご迷惑、御心配をお掛け致しました。皆様 ありがとうございました。
九死に一生を得るとはホントにこのことだと思った。
死者が出なかったことが奇跡としか言いようがない。
事の顛末を記録として残す。報道で大々的に流されていたので大まかな情報は共有されていると思いますが、皆様の糧になればと思い、恥ずかしながらも包み隠さず個人的感想を元に事細かく報告致します。
前日からそこそこ雪が積もっていることは分かっていたので雪崩のリスクは高いとは思っていた。
僕らは3人パーティーで駐車予定地まで行こうとすると除雪作業を行っていて、作業の邪魔にならないよう手前の広いスペースで待機してると、hirabe-yaさんがやってきてではご一緒しましょうと4人の即席パーティーとなった。
先行に2台の車も待機しており、除雪作業が終わって除雪終了地点に行くと先行の6名パーティーが準備して出発するところだった。
僕らも準備して遅れてスタート。最初から膝ラッセルぐらいの積雪で先行パーティーのトレースに乗っかり沢から斜面を取り付くところで追いついた。
ここからは隊列を組んでラッセルを回して一団となって進む。
先行パーティーは風吹岳が目標とのこと。報道とは逆で僕らが横前倉山の予定だった。
南俣沢に入り、左岸、右岸からの雪崩には警戒しつつ、風吹岳、横前倉山の二俣分岐まではそんなに雪崩の心配はないだろう、二股から風吹岳への沢は典型的な雪崩地形と理解していたので、油断していたことになる。
登行中、1,400地点手前で進行方向左側の斜面から真横に雪崩がせまってくるのが一瞬見えた瞬間飛ばされていた。自分は先頭から4〜5番目を歩いていたと思う。
流されつつ、マジでヤバイと思い、口の前のエアポケットを確保することと、埋まらないよう手を漕いでばたつかせていた記憶はある。
動きが止まって右手を動かすと動き、呼吸を確保するよう口の前の雪を少し掻いて目を開けると青空が見えた。偶然にも深いけど頭の上に細く縦穴ができていた。右手が肘から先が動くがその他の首から下の部位は全く動かない。手を伸ばしても雪面から上にも出ない。
呼吸は確保できているが、いつ上の雪が崩れて呼吸ができなくなるかと思うともうダメかと思った。動く右手で雪を少しでも掻こうとしたが大して効果もなく、口に雪が落ちてきて呼吸が苦しくなることもあった。
空が見えるので、誰かいれば声が聞こえて助けに来てくれるかもと大声でしきりに叫んだ。でも外からの人の声は全く聞こえない。ひょっとして全員埋まったのか?だとしたらもう助からないと半ば覚悟をした。しかし、諦めずに最後まで頑張ろうと何度も叫んでいるとME-JINさん、別パーティーの女性の顔が穴を覗くように見えた瞬間、これで助かったと思った。多分、埋没後10分ぐらいだと思う。
掘り出されて外に出てこれで生きて帰れると思い、寒さと震えを感じたが、周りに見えるのは埋まらなかったME-JINさん入れてたった3人だったので自分は3人目の生還者だったようだ。それ以外の人はまだ埋まっていて半分以上の人が埋まってることになり、こりゃまずいぞと自分も急いでスコップを取り出し、ビーコンサーチする人と別れてプローブでヒットした場所を確定して埋没者を探して掘りまくった。だいたい1mぐらいの深みにいたが、深い人は2mぐらい埋まってた。
完全埋没していた4人ぐらいを掘った記憶がある。もう何が何だか分からない状況で必死である。
プローブで突いた時の人間の感触は生涯忘れられないだろう。
雪を掘って女性の顔を出し、呼吸を確保させた時は心底ほっとした。
雪を掘って黄色いグリベルのメットが見えた時にはあの彼女だ!と急いで顔を出した。助かって良かった!
掘った雪の中からウェアや手が見えた時には無我夢中になった。大声で声を掛けて反応があると安堵し、まず呼吸を確保するために顔を出してその後順次周りを掘ってどんどん脱出させた。中でもほとんどの埋没者がスキーの板が外れずに埋まってたので、足が思うように動かせず、皆ビンディングを外して体を起こして助け出した。
しかし、最後の一人が既に30分以上経過していたと思う。これはホントに危険だと動ける皆でとにかく探す。ビーコンサーチとプローブでヒットして掘り出したらようやく出てきた。手を叩いたら反応があったので、よし、まだ生きてる!と必死に雪を掻いた。
顔を出し、雪の中から助け出す。呼吸はあるが、意識がはっきりしない。震えと体の硬直も酷い。
低体温症の危険があったので、急いで雪を払い落とし、ウェアの中まで雪が入っているので、無理やり立たせてズボンの中の雪を下へ落とし、上着を防寒着やツエルトで巻いたり、皆のカイロを集めて貼り体温の回復を試みた。また、お湯を飲ませて体の中からも温めるよう声を掛けて何度も飲ませた。するとわずかではあるが、徐々に意識の回復が見られ、こちらの声にも反応できるようになってきたので、これで何とか大丈夫かと安堵した。
別の方が素早く救助要請していたので、30分後ぐらいにはヘリが飛んできた。
我々のグループのhirabe-yaさんも低体温症の感じで平衡感覚がないとのことで、自力下山が難しいと判断し、ヘリで2名ピックアップしていただいた。
下山の準備に取り掛かるが、スキー板やストックが行方不明になっているものが多数。それらを時間限定で探し、最後は全員並んでプロービングしたが、板2本とストックが出てこなかった。自分はストック2本が行方不明であったが、見つかった時にはこれで明るいうちに帰れると思った。
ヘリでピックアップされた方のザックは一緒に回収してくれたので、自分は板2本を担ぎ、ストックは別の仲間に持ってもらった。
苦労しながら林道まで戻った時には、ホントに誰も亡くならなくて良かったと奇跡を感じた。全員ダメだった場合、登山史上稀にみる大量遭難案件となったであろうし、私もこの世にいない。
駐車地まで戻ると警察の方や報道陣が待ち構えており、それ以降は報道の通り。
救助していただいた長野県警山岳救助隊の方、ありがとうございました。ご迷惑お掛けしました。また、周りの仲間や関係者にはご心配、ご迷惑をお掛けしました。ありがとうございました。
雪山に絶対はない。今回は10人という大人数での隊列でトリガーになったのだろうと思う。何事も油断は大敵。特に登り傾斜の緩い地形でも沢地形であれば、もう少し一人一人の間隔を空けて雪崩に備える重要性が必要で、正常性バイアスが働いてしまった。10名中、9名が埋没するという事態の中、亡くなる人が出なかったことは本当に奇跡だった。ME-JINさん命の恩人!最悪、全滅だったことは容易に想像できる。足を向けて眠れない。
また、全員がビーコン、スコップ、プローブの3種の神器を持ち、しかも確実に使いこなせたことが全員助け出された大きな要因であった。
追記:翌日にはヘリ搬送された二人も退院でき、全員怪我なく奇跡の生還となりました。本当に良かった〜、連絡もらった時には今にも死にそうな顔をしていた最後に掘り出した彼が退院したなんて、自分がヤバかったことも忘れて嬉しくて涙が出た。
記録を書くのは、時間がかかりめんどくさいので、今まであまり書いたことはないが今回は、事の始まりを目撃して対応をしたので、報告します。
数日前から、大雪情報はありましたが、今まで一晩で50センチ以上の積雪で8時を過ぎても北野集落の除雪が終わらず、それでもせっかくここまで来たので大渚山に変更していましたが、今回は8時前に除雪が終わり除雪終了地点へ、すでに複数のパーティーが用意をしていて、僕たちが用意をしている間にスタート、いつもの感じで、僕はヒラべさんが先にスタートしたが、慌てると良いことはないのでマイペースで、遅れてスタート、林道から外れる手前で合流し、少し進むと先行パーティーに御礼をし少しずつ前にで、最初のトラバースから少しずつ会話をしながら、同郷の人もいて話が弾み、いつしか一緒に助け合いながらラッセルをし、雪崩の危険も感じながら今までも、今回以上の降雪直後でも問題なく、風吹岳に登っていたので、大丈夫だろうと判断し、南股沢へのかなり急な水平トラバースも雪崩る事なく南股沢へ入れ今回も
雪崩は大丈夫だろうと思い、そのまま僕が先頭でラッセルをし1400も手前まで進み、小便がしたくなり、atupiさんから先頭変わりますと言われ交代し通常ならその場ですぐ用足しをするところ、女性が数人いたのでみんなが通り過ぎてから小便を
木のかげでしようとしたら、音もなくバフと目の前が雪煙で見えなくなり、これはやばいと思いすぐ、おーい大丈夫かと大声で叫び返事がなく何度もおーい、おーいと叫ぶと男女2人の声がしたので、何人かは埋まらなかったと思い現場へ行くが、人の姿はなく、やばいやばいと気が動転してしまうが、1人でも掘り出さなければ、みんな死んでしまうと、焦りながら一番手前で声を出していた女性を、はじめは焦っていたので手で呼吸を確保するため顔の周りの雪をどかし、少し我に帰り手で掘ってはダメだと気づき、スッコプを出し手が動くようにして、まだ埋まっている人が居るので、とりあえず自力で出るように言い、1人男性の声がしたので、みんなを救助しているのだと思い声のする方向行くが誰もいなく、これは本当にやばい、死人が出るなと思いできるだけ多くの人を助けないと、焦り動いている手が出ていた人を掘り出しているうちに、スコップで雪を掘っている腕が辛くなりペースが遅くなりこれはマズイと思い、1人ずつ掘り出し動ける人で協力しないとダメだと思い2人目を掘り出し、atupiで動けそうなので捜索掘り出しを頼み、最初に掘り出した女性のところに戻り掘り出し捜索をし、次に声を出していた男性を掘り出し、ktnだった動けそうでこれで4人体制で捜索が出来、全員生還出来るかもしれないと思いながら必死に、ビーコンで発見した埋没者を掘り出し、5人目からは少しコツが掴め、まずは顔を出し呼吸を確保し上半身を掘りザックを体から外し、僕が掘り出した人は全て両足がビンディングに付いていて身動きが取れず、板ごと掘り出すのは大変なので足の向き沿ってスキー靴の場所を探り板から靴を外すその状況の時足靴に被さっている雪をどかす余裕はなく
僕は上半身雪の中に潜る形で板から両足の靴を外しやっと埋没者を地上に出すことができた。動ける生還者で次々掘り出され、あと1人がなかなか発見できず、もう時間的に厳しくなり諦めかけていたが、発見掘り出したが反応なし体を荒ぶり声をかけると反応があり、全身を掘り出すがとても、やばい状態でウエアーの中は雪まみれ上着アウターを脱がしダウンをきせ腰からパンツにかけ雪が入っていたので、3、4人がかりで立たせパンツの中の雪を下に落とし雪の上だとさらに体温が下がるので、マットザックの上に横たえ救助を待ち、無事自力下山出来ない2人はヘリで残りの8人は埋雪した装備を時間制限で探し無事下山。
長野県警山岳救助隊の皆様が迅速な対応救助をしていただいたおかげで、誰1人犠牲者が出ることなく生還できました、ありがとうございました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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無事生還よかったですね。
このニュースを聞いた時、このコース何度も滑っていたktn92さん達でないことを祈ってました。
無事でよかったです。もっと山に近い所での雪崩と思っていましたが・・
雪崩警報もレベル4でしたのでやはり気を付けた方がよいですね。
私は2/28に白のりにゲレンデスキーに行き、9年前の若栗の頭での雪崩を思い出したばかりでした。
その時も1人で同様に必死に泳いだのを覚えています。埋まった深さが浅かったので雪崩が止まって必死にもがいたら青空が見え助かったと感じました。浅かったので自力で這い出すことができました。自力で這い出せなかったらこれまた悲劇ですね。
いずれにしろ全員無事だったのが何よりです。
本当にこれからも気を付けて楽しんでください。
私は最近体力もなくBCは恐怖になっています。春の雪が締まった頃に数回行けたらと考えています。
恐れ入ります。
今もってこの記録を書けていることが不思議です。
10名中9名埋没して全員怪我なく生還なんて。
本当にご心配お掛けしました。
本当、奇跡としか思えません。
記録として公開いただいたことは、たいへんご立派なことと思います。
ご自身だけでなく、第三者にとっても同じ失敗を繰り返さないために大変役立つことと思います。
ヘリで運ばれたhirabeさんは、その後、回復されたでしょうか。
hirabeさんと最後に救出された方は本日無事に退院しました。
それはよかったです。
ビーコン捜索も円滑にできたことも幸いでした。
疑問に思うのは数日前から不連続に続く湿雪積雪で明らかに雪崩の危険があったのに雪崩地形と認識されている南俣沢をなぜ進んだのか、北野から入山したのであれば尾根南側のルートもあり、また沢を越えて尾根にある夏道の選択もあったのでは。
入山自体も先の積雪具合とJANの情報ではレベル4(高い)になっており疑問です。雪崩の危険性が高いのも認識されていたのに。
この辺りの判断がパーティー間でどうなされたか知りたいです。
何度もこのルート歩いて滑り、同様な条件でも歩いて滑ってましたので油断があっただろうと。
1500手前の二股から風吹山荘へ向かうルートはいつも雪崩れのリスクを考えて歩きますが、先行パーティーが風吹岳に向かうとのことで僕らは右俣の横前倉へ分かれて行くとの認識、いずれ別れることが分かってましたしそこまでのルートはルンゼ状で狭いが、両岸斜面は点々と樹林のアンカーもあり、上から雪崩れても大したことはないだろうと慢心してました。確かに南俣沢に入らずそのまま尾根通しか夏道の尾根に出る選択はありましたが、そこまでの共有はできておりませんでした。あと少しで二股だし、油断があったのだろうと。
返信ありがとうございます。
ktn92さんの返信にまとめて書かせていただきます。
返信ありがとうございます。
2グループが合わさったこと、過去の経験があったこと から 正常性バイアスが働き、大丈夫だろうとの判断があったと理解しました。
南俣沢を外す意見が出ていても消されたかもしれませんね。
また2グループは連なって隊列状になっていたと推測しています。雪崩地形を横切る時は一人々 間を置いて進みますが、連続するあるいは前方が雪崩地形のような場所であれば、せめて2グループ間を開け進むことで埋没者を少なく抑えることができるかもしれません。
色々な反省点を自分の学びとして役立てさせていただきます。
ありがとうございました。
現場状況としては、50cm以上のまだ落ち着いていない新雪の谷へ大人数で入られたことが雪崩誘発の原因だろうと推測されておりますが、私たちも1週間前に同様のコースを行きました。その時は、2日前の大雨でカチカチになった上に新雪20cm程度で雪は少なかったです。谷は割れまくっていましたので、谷コースは避けて尾根コースで行ったのですが、もし谷が割れていなかったら、皆様のコースもそれほど斜度があるわけではないので、同様の谷コースで行ったと思います。ですので、本当に他人事ではなく、自身のことのように読ませていただきました。
今回のレコの公開情報以外にも、お聞きしたいことは有りますが、今は大変な状況かと思いますので、コメントへの返答も不要です。また機会がありましたら、お話をさせていただければ幸いです。
これからも山スキーを楽しんで行けるよう、お互いに情報交換して事故なくいければ良いと思います。皆様、まずはご休養ください。大変お疲れ様でした。
周りの皆様に心配お掛けしました。
リスクヘッジが全くできておりませんね〜。
今後も性懲りもなく山に入ると思いますが、安全第一で行きたいと思います。
恐れ入ります。
何度 ビーコンや掘り出しの訓練を行っても 咄嗟に最短の時間で対処できる気がしません。
埋没体験も訓練で行いましたが、顔が埋まる恐怖は 耐えがたいものがあります。
勇気をもって このように ソースを公開くださり、追体験の一端をいただき学ばせていただき、ありがとうございました。
お役に立てれれば嬉しいです。
雪山の美しさは格別ですが、安全第一で。
書籍 【雪崩事故事例集190】
の白馬八方尾根ガラガラ沢の事例の者です。
私は斜面トップで足元が割れての単独事故。数百メートル落とされました。
エアバッグで表面に留まった形でしたが、口元から下の埋没でも相当に怖く、その後はPTSDと診断されました。(1ヶ月経っても目を閉じるとフラッシュバックしたり、汗びっしょりになったりすれば診断がつきます。心療内科、カウンセリングで催眠療法などを受けることでかなり改善されました)
診断がつくまでの間、現場に戻ったりしましたが、斜面に立つと膝が震えてマトモに滑ることができませんでした。
催眠療法は精神科Drの友人からのオススメでしたが、予想以上の効果でした。
今回の被災では
エアバッグお持ちの方はいらっしゃいましたか?
いらした場合にエアバッグを開くことはできていたのでしょうか?
今回は誰もエアバック装着者はいませんでした。
エアバックは、自分も実際にテストで膨らませたことがあります。
斜面を滑走中に雪崩て流されながら埋まる前に膨らませることは出来そうですが、今回は気が付いたら横から吹き飛ばされたので、それどころではなく一瞬にして埋没しました。
エアバックを開くことは難しかったかなぁと思います。
私の場合は、事故から心身が落ち着いた頃にフラッシュバック出たので、もし平地にもかかわらず怖い思いをされる仲間がでたら
PTSDを疑い、心療内科を目指してください。
私の時(2016年だったかな?)は日本初の雪崩からのPTSD治療らしく、保険会社も対処に困っていました。
何にしましても、ベトナム戦争帰還兵らで検証されたプログラムなので有用性は高いと思われます。
私は顎までの埋没でしたが、皆様は完全埋没の人によっては臨死体験に近いと思いますのでジワジワ出てくる可能性は捨てきれないかと思います。
1人で悩むよりも是非、専門性の高い医療機関でカウンセリングを受けることをおすすめします。
私の場合は確か保険からも支払われました。
アドバイスありがとうございます。
もしそのような方が出てまいりましたら、有難くメッセージさせていただきます。
どうもありがとうございました。
そして貴重な記録を投稿していただきありがとうございます。
極限状態の中、雪崩レスキューを冷静にできた方々で脱帽します。
装備は使えてなんぼなので、私も日々精進しようと思いました。
後学のために教えていただきたいのですが、今回のパーティーの皆様は、雪山登山の経験はお有りでしょうか。
バックカントリーではなく、雪山登山です。
よろしくお願いします。
皆、アプローチはいろいろです。私は本格的に雪山登山の経験はないです。ゲレンデスキーから山に入るようになり、最終的に山スキーのジャンルになってます。いずれにしても雪山は雪崩のリスクが必ずつきまといますからビーコン、プローブなどの扱いは最低限できることが必須です。できない人とは一緒に入りません。それもリスクマネジメントです。
たくさんの励ましのお言葉ありがとうございました。また、ご質問等未だ御座いますでしょうが、我々も生活を平常に戻したく思い、コメントの受付はこの辺りでご勘弁願いたくよろしくお願いいたします。コメントに返信なくともご容赦願います。
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