湯の丸山
- GPS
- 03:57
- 距離
- 6.8km
- 登り
- 492m
- 下り
- 485m
コースタイム
天候 | 晴れ 樹林帯は無風、樹林帯の外は微風 気温低し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
藪が目立つがスキーは可能。最近降雪があったので雪質は良かった。 |
写真
感想
スキー場の駐車場には6時ちょうどに到着。既にクルマ多数。外気温はマイナス15℃と、今シーズン経験した中では一番の寒さだった。標高が高い地蔵峠なので当然かもしれないが、近くの菅平では今朝マイナス20℃まで下がったので、今日は普段と比べても気温がかなり低めだったのかもしれない。外で支度をしていると指先が痛い。素手では到底いられなかった。手早く支度をして6:15に行動開始。板を手に持って少し歩いて林道に至り、ここで板を履きシール歩行開始。トレースはかなりしっかりできていてラッセルは全く不要。昨日も好天だったのか、多くのハイカーが入山したようだ。雪質はモナカとパウダーが混在。日の当たるところは表面が硬くなっていたが、日陰はまだサラサラのままだった。樹林帯であれば帰りも滑りが期待できそう。林道を歩くも傾斜が緩いので体の温まりは良くない。歩き始めても手の指先はジンジン痛いまま。インナーにアウターを当然被せているがそれでも寒い時は寒い。キャンプ場を過ぎると無雪期は湿原になっていると思われるところに出た。この時期は広い雪原だった。ここまで来るとようやく体も暖まってきて、手の先の痛みも解消した。何より好天なので気温が上がってきたのだろう。特に休憩はせずに進む。烏帽子岳との分岐を過ぎるとトレースは北に伸びている。夏道を忠実に辿っているようだ。スキー場からの分岐に至ると正面に湯の丸山が見えた。トレースばっちり。スキーやスノーシューがなくてもつぼ足で登っても全然問題なさそう。とりあえずトレースを使わせてもらい登るが登山者用なのでスキーはつらい。板を回すスペースがない。ジグザグで登りたいところだが藪が濃くてそれも難しい。一箇所どうにもスキーで登れず、板を手に持って歩いたこともあったが、それ以外はシールで何とか登り切る。山頂直下に至ると樹林が切れ、風が体に当たるようになる。今日は風の強い予報だったので驚かないが、冷たい風なので体が一気に冷える。7:37に湯の丸山南峰に到着。北アルプスや八ヶ岳がよく見えた。とは言え山頂は風が抜けて寒いので写真だけで即退散。北峰を目指す。このピークの間の東斜面はスキーに手頃な斜面になっていて、そちら側の様子を見ながら進む。雪質は良さそうだがここ最近で滑った人は誰もいないようだった。北峰へ至り更に北を見ると雪が薄くスキーで滑るのは難しそう。それでも四阿山と根子岳がよく見えた。どちらも白くなっていたので、スキー出来そうだった。北峰から少し戻ったところで風を避けつつ小休止。滑る準備を始める。持参したお菓子も食べる。色々こなしていたがこの間誰も見掛けなかった。スキー場のリフトが動き出す前なので、時間帯としては早いのかもしれない。
支度が終わったら東側の斜面を滑る。積雪はあまり多くなくて下の笹藪が見えたが雪質は良い。ただあまり滑ってしまうと登り返しが大変なので適当なところでスキー終了。再度シールを付けて登り返す。が、ここでトラブル発生。シールが板に付かない。細かい雪がシールのグルーに付着してしまい、粘着力が落ちてしまった。仕方ないので板を外してシールを外し、グルーについた細かい雪を払い落とす。これで万全、と思い歩き出すと今度は反対側も同じようになってしまった。雪質粉雪なのと、何より気温が低いのが原因と思う。やはり板を外してシールを外し、雪を取り除く。結局両側とも雪を落としたので10分くらいかかってしまった。その後気を取り直して登り返し再開。山頂付近は寒風が吹いていたが、登り返しの時は無風だった。早朝はマイナス15℃だったが、シール登高したりスキーで滑ったりしていると寒さは感じなくなっていた。日差しと雪からの照り返しのため、むしろ暑ささえ感じるほどだった。登り返したあと東面を何度か滑ろうかとも思ったが、再度のシール不調を恐れ、今日はこのまま下山することにした。南峰付近に登り上げ、少し下がったところでスキーの準備。頂上付近とは言え樹木が濃くスキーには向かないので、斜滑降や横滑りでとりあえず標高を落し、適当な斜面が出てきたらターンを交えて滑る。中間部は積雪雪質斜度どれも良くて滑っていても快適だった。快適過ぎて元来た道から離れていまい、時間をかけて登り返すことになってしまった。この時スキーモードで歩いたが、シールを付けた方が速いし楽だったと思う。次回はそうしよう。再び分岐に至り来た道を戻る。樹林帯スキーは思ったほどは板が滑らずモナカもあって曲がりにくいところもあった。もっと早い時間なら良かったかもしれない。朝登ってきた林道を下るがここはガリガリとサラサラが交互だった。林道終点までスキーで滑り、帰りも板を手に持って駐車場へ戻る。クルマには10:08到着。朝は空き多数だったが、この時間はびっしり満車だった。早朝に比べると気温は上がっていたものの、それでもマイナス4℃くらいで寒かった。
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