日の出山《多摩百山》
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- GPS
- 06:51
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,143m
- 下り
- 1,091m
コースタイム
- 山行
- 5:53
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 6:51
天候 | 曇り後小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
下山:JR青梅線御嶽駅 |
写真
感想
五日市線の終点武蔵五日市は奥多摩三山や戸倉三山への入口として登山者で賑っていた。殆どの人が駅前から西東京バスに乗って登山口へと向かったが、我々は駅から歩き出し山内川を渡り幸神尾根の取付きに到った。地元の小父さんが、「この尾根は余り登る人がいない。よく知っているなあ」等と話しかけてきた。I田さんを先頭に登山道に入りあきる野市と日の出町の境界尾根を進んだ。P327を過ぎ稜線が湾曲した処に東屋があった。伐採地で展望は利くが方向が悪く、高い山は見えない。暫く行くとP460に到った。何の表示もなくその時は気付かなかったが、深沢山はこの位置のようだった。勝峰山への分岐に達すると「←勝峰山 深沢山→」の指導票があった。そしてこの辺りは深沢山北峰(450m’)とされているようだ。
勝峰山は0.6凖譴貌った所にあった。山頂には祠があり傍らには3等三角点「勝保山」が設置されていた。2.5万図には「かつほやま」とルビがふられているが「かっぽやま」「かつぼうやま」など色々説があり三角点名は「かつぼやま」と云う。ここでは2.5万図に従っておいた。広い山頂域に一列に並んだ大木が傾いて伸び違和感のある風景を醸していた。
深沢山北峰に戻り北西への縦走を続けた。今日の天気予報は雨70%だが、未だ日差しもあり午前中位は持ちそうだ。樹林帯の稜線を進み送電線鉄塔を越えると真藤ノ峰(543m)に達した。古びた山頂標識が掲げられていたが展望は利かない。少し下っての登り返しは急登で梵天山(607m)に到った。此処からも展望はなく版画のように陽刻された山名プレートが掲げられていた。
北西方向に稜線を進むと右手に黄色い金網が張られ「危険立入禁止 日鉄鉱業」と掲げられた地帯に入ってきた。縦走路は正面のピークを巻いて左側に逸れているが、これは白岩山に違いないと急斜面を登って行くと果たして3等三角点「肝要」があった。山頂からの展望はなく傍らに「タルクボの峰640m」の表示があったが此れは明らかな間違い。登山地図には“白石山”とあるが現地やネットでは“白岩山”が優勢のようだ。
荒神尾根を先に進むと、ハセツネカップのコースにもなっている金毘羅尾根と合流し、道は格段に良くなった。此処からは金毘羅尾根でタルクボノ峰を目指すが、登山道は北側を巻いていた。白岩山山頂にあった“タルクボの峰”のプレートは登山道を通り巻いてしまったため分らなくなったのだろう。タルクボノ峰(680m)山頂には送電鉄塔があり振り返ると白岩山を見ることができた。西の稜線を下り登山道に復帰すると北側が伐採されたエリアとなり展望が広がった。これから行く麻生山も視界に入った。
小さなアップダウンを繰り返して進んで行くと麻生山の基部に達し、登山道はまたも巻道で西側の麓についていた。平成13年に金毘羅尾根を歩いた時はついついこの巻道を進んで麻生山をすっ飛ばしてしまった。今回は何としても登らなければいけない。直登の道が2.5万図に描かれているがかなり急過ぎる。右側にもしっかりした巻道があり、東尾根に廻り込んで取り付くのが楽そうだ。地図通り東尾根に取り付くことができ麻生山(あそうやま794m)に達した。植林帯の山頂だが北西方向に三室山(647m)を見ることができた。
先程まで晴れ間も見えていたがポツポツとし出したようだが雨具は未だ要らない。日の出町側が伐採された稜線を歩き日の出山へと歩を進めた。上養沢からの登山道が合流し林道が入り乱れるように現れると山頂は近い。階段が整備されしっかりした石組は升形もありまるで城跡のようだった。上空が広がると日の出山(902m)の山頂だ。3等三角点「日ノ出山」があり展望も良い。登って来た麻生山(794m) や御岳山(929m)、その後方の奥の院のピークは鋭く見えた。
休憩していた中高年のグループはポツポツし出したので御岳山から下りると云う。我々は登山地図に細点線道で描かれた日の出山北尾根を下った。指導標のしっかりした山頂で御岳山と三室山方向への指導標はあるが北尾根の案内は無かった。コンパスを定めてルートファインディングをするとそれらしい踏み跡があり樹林帯の尾根を下って行った。P519を過ぎると傾斜が急になり慎重に下った。西側が伐採された部分では御岳山を見上げることができた。
光仙橋に下山すると「危険の為進入禁止」の立て札があった。後は車道歩き、傘を差して御岳山ケーブル駅から来るバス道を青梅線御岳駅へと歩いて登山を終えた。河辺駅前にある梅の湯に立寄り温まった。立川まで戻るとでは東京の友人も集まり忘年会を行った。
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