鳳来寺山とブッポウソウ

2024年03月14日(木) [日帰り]

• GPS: 05:17
• 距離: 7.5km
• 登り: 683m
• 下り: 667m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:01
• 休憩: 1:15
• 合計: 5:16

9:00 鳳来寺参道入り口
9:17 9:18 鳳来寺山自然科学博物館
9:29 9:30 鳳来寺参道石段下
10:25 10:49 鳳来寺
11:16 11:19 奥の院
11:31 11:51 鳳来寺山
11:54 12:05 瑠璃山
12:08 12:09 鳳来寺山
12:37 12:37 天狗岩
12:54 12:55 鷹打場分岐
12:57 13:00 鷹打場
13:02 13:03 鷹打場分岐
13:19 13:23 鳳来山東照宮
13:33 13:37 鳳来寺
14:03 14:04 鳳来寺参道石段下
14:16 鳳来寺山自然科学博物館

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

駐車場/鳳来寺参道入口駐車場

コース状況／危険箇所等

道の状況/大勢訪れており問題ない

その他周辺情報

温泉/鳳来ゆ～ゆありいな

写真

3/14 8:59

参道入り口から門前町を進む。往時には60軒の宿屋があったとか。オッ、ウグイスが鳴いている。初聞きだ

3/14 9:04

木戸跡。門前町に出入りする人を監視する見張り所だったというが、なぜ見張りを

3/14 9:20

火の神様が祀られている秋葉山へ通ずる道もある

3/14 9:27

いよいよ鳳来寺までの石段。源頼朝が整備したという石段は1425段もある

3/14 9:35

三代将軍家光による仁王門

3/14 9:37

石段は見上げると切れ目なく続いて見えるが、踊り場も多く息を整えながら登れる

3/14 9:41

傘の形をしているから傘杉。樹齢800年の新日本名木百選

3/14 10:09

こうして、参道に沿って真言宗と天台宗の幾つもの宿坊があった

3/14 10:22

角礫の剥がれたあとが「龍の爪あと」に見える

3/14 10:25

やれやれ、鳳来寺境内に着いたようだ。階段はまだ続くが

3/14 10:40

南方向の展望が広がる

3/14 10:42

703年、利修仙人が開山した鳳来寺。火災にあった本堂は昭和49年頃に再建された

3/14 10:47

奥の院へはさらに登っていく

3/14 11:03

勝岳不動。利修仙人は3匹の鬼と共にこの地で入寂したと言う

3/14 11:05

切り立つ岩壁が厳しい修行の山を連想させる

3/14 11:15

もはや崩れ落ちそうな奥の院

3/14 11:18

眼下に門前町が見える

3/14 11:32

そして、695m鳳来寺山山頂。標識の案内には684mとある。弁当を食べて

3/14 11:59

その先の瑠璃山に立つと展望が広がる

3/14 12:03

左にここから尾根続きとなる宇連山。中央の山は特定できないが、明日登る熊伏山方向だ。その背後に南アルプスが並んでいる

3/14 12:34

鳳来寺山に戻って周回コースの左手、東方向に行く。天狗岩の東屋は崩壊

3/14 12:47

巫女石と高座石。仙人が説法した所のよう

3/14 12:56

鷹打場。ここで鷹狩りをしたのだろうか

3/14 12:58

展望が広がる。ここから西に降る

3/14 13:20

鳳来山東照宮が見えて来た。檜皮葺の屋根に苔が生えて痛々しい

3/14 13:25

日光、久能山と合わせ三東照宮の一つだが、鳳来山東照宮はひっそりとたたずむ

3/14 13:53

鳳来寺に戻り、再び石段を降る。登りでは気づかなかったが、斜面によってはかなり踊り場が設けられている

3/14 13:55

ここは傘すぎの縁だが

3/14 13:56

振り返ると、連続の階段のように見えて、緊張感を与えるが実は優しい気配りがある

3/14 15:30

門前町の中に鳳来寺山自然科学博物館がある。今回の核心、ブッポウソウが何であるか教えてもらおう

3/14 14:43

ブッポウソウには姿の仏法僧と声の仏法僧がいた

3/14 10:33

声のブッポウソウはコノハズク

撮影機器：

iPhone 11 Pro 256GB au Apple

感想

teamjnk

鳳来寺山はブッポウソウ
ブッポウソウは仏法僧
ブッポウソウはコノハズク
コノハズクがブッ ポー ソー
ブッポウソウはブッポウソウ
ブッポウソウはゲッ ゲゲッ
（どうぞ、ラップ調で）

　鳳来寺山自然科学博物館に拠ると、
　静かな宵闇の中に澄んだ音色でブッポウソウと声を響かせる霊鳥仏法僧がどんな鳥か長い間謎だったが、昭和16年に声の主がコノハズク（フクロウ科）と判明。それまで仏法僧だと思われていたブッポウソウ（ブッポウソウ科）は和名はそのままブッポウソウで、姿の仏法僧として収まったようだ。
　仏法僧は仏教の大切な宝で三宝といい、仏は仏様（お釈迦様）、法はお経、そして僧侶のこと。
　鳳来寺山の仏法僧鳥に関して古くは文化8（1811）年の記録にも載っており、芭蕉や牧水、山頭火までもが鳳来寺山を訪ねて歌を詠んでいる。
　コノハズクは鳳来寺山のみならず4月下旬から5～6月にかけて全国に分布するが、ここ鳳来寺山ではやはりコノハズクは仏法僧であり、切っても切り離せない。
　なお、コノハズクは愛知県の県鳥でもある。
　では、他山でブッポウソウと鳴くコノハズクはコノハズク！って、もういいですね。

　長い間、鳳来寺山とブッポウソウのことが気になっていたが、遂に現地にやって来て、その山に入り歴史と共に理解することができてスッキリしました。