焼石岳中沼コース〜残雪と新緑と花畑〜
- GPS
- 07:44
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 929m
- 下り
- 916m
コースタイム
- 山行
- 7:27
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 7:40
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪渓は大小あわせて10箇所程ありました。全般的にまだしっかりとしていますが、踏み抜いた跡も見られました。アイゼンは使用しませんでした。 登山道の一部は沢になっています。 |
その他周辺情報 | ひめかゆ |
写真
感想
昨年間に合わなかったハクサンイチゲのお花畑を見たくて、娘と一緒に焼石岳に出かけました。
当日はつぶ沼で山開き行事もあったので、中沼コースはそれ程込まないかと思ったら大間違い。6:30頃駐車場に到着した時点で満車。幸い林道の奥側に空いているスペースを見つけて停めることができました。片道1時間、往復で2時間の短縮なのでやっぱり中沼コースが人気あるのもうなずけます。
懸念していた駐車場もなんとかクリアして、身支度を済ませてカードも記入して6:55出発。前日はぐずついた天候でしたが、思ったほど泥濘んでいなく快適に歩きます。最初の登りを征するとスタート地点から35分程で中沼に到着。中沼上部のミズバショウはすでに巨大化していました。
中沼を過ぎると雪渓が現れます。全般的にまだしっかりとしていますが、所々に踏み抜いた後もありますので、漫然と歩かず慎重に。また、雪渓下部の登山道は雪融けで午後には沢状態になりました。こういう時は長靴が羨ましくなりますが、歩行距離も長めなので疲労と天秤にかけてトレッキングシューズとスパッツを選択しました。
上沼を経てつぶ沼コースとの分岐点付近で大き目な雪渓があります。登りは間違えないと思いますが、下りは間違えないよう要確認です。分岐の目印は北側の樹に巻きつけられた「中沼コース」と書いた大きな布です。
1時間30分程で中間地点の銀明水広場到着。ここは焼石登山のオアシス!
皆さん口々に「柔らかい水だ!」、「おいしい」を連発しています。
ここで、tsukaboさんご一行に声をかけられました。「今日は何を食べるんですか?」と尋ねられましたが、我が家にしては早出だったのでカップラとおにぎりしか持ってきていませんでした。
銀明水手前から、娘が靴擦れを訴えていたので見てみると、確かに左の踵が軽く擦れていました。おニューのシューズでしたのでまだ慣れていないようです。大きいカットバンがあったのでひとまず応急処置しました。
なんだかんだで20分の大休止でしたが、娘の足の具合も良さそうなので銀明水を出発。
ここから姥石平までの区間で4つ(だったかな)雪渓を超えていきます。夏至近くの強い日差しですが、雪渓を渡る涼風が気持ち良い!
雪渓はベンガラでルートが示されていたり、所々に目印も立てられています。
雪渓地帯も終わり、姥石平までの最後の登りは岩が多く段差のある所もあります。ほとんどの区間で大人並みに歩ける娘ですが、さすがに段差はまだキツイようです。ここはゆっくりと通過します。
なだらかな場所に出ると景色が一変。横岳から焼石岳、東焼石岳までぐるっと見渡せて、それまで見ることのなかった花々が登山道脇を飾ります。娘も「すごい!」と喚声をあげます。
姥石平でお花を見ながら休憩していると、ここで一日過ごすのも悪くないなと思いましたがまずは山頂へ向かいます。
rainyboyさんとrikyuさんが一足先に登っているようでしたので、どこかで会えるかな?と思っていました。山頂で三角点タッチの写真を撮っていたら背後から「お疲れ様〜」と声を掛けられました。先に東焼石岳に登ってから姥石平分岐にもどっての焼石岳本峰だったとのこと。
山頂でしばらく歓談し、一緒に姥石平方面に下山します。
泉水沼手前の雪渓でお二人とはお別れして、またしても娘とケツゾリ遊びに興じました。その後姥石平分岐で昼食をとってから東焼石岳へ。
今日のハイライトはここのお花畑でした。ハクサンイチゲの白い花畑にミヤマシオガマの濃いピンクがアクセントを効かせてくれます。カミさんを引っ張ってくれば良かったなと悔やまれます。
東焼石岳からの眺望を楽しみ、名残惜しいですが下山開始します。雪渓の下りは多少緊張しましたが、緩斜面ではグリセードしながら楽しみました。さすがにここではケツゾリしませんでした(笑)
気温も上がり雪渓の下部では、朝方は濡れている程度の場所が沢になっていたり、水量が多くなっていて多少気を遣いました。
午後から登ってこられた方も数組。sa33hi66さんにお会いしました。地元の利を活かして午後からのスタートだったようです。日も長くなったので無事山頂まで行けたかな?
帰りも銀明水をたらふく頂いて、ついでに顔も洗って(当然下流の方です)リフレッシュしました。中沼ではイワナが岸辺に寄ってきていて、時折ライズしています。岸辺で見られたイワナは大きいもので20センチ前半と決して大きくはありませんが、多少釣りを嗜むものとして惚れ惚れする位のヒレピンな魚体ばかり。ネイティブかどうかはよく分かりませんが、中沼での自然交配でしょう。釣ってみたい衝動が押えられません(笑)
最高の天気に恵まれ、残雪と新緑、花畑を満喫。ヤマレコユーザーさん達との嬉しい出会いもあり充実した山行となりました。
焼石は花とマリアージュな山です。
父と娘ともきっとマリアージュなのです。
珍しく格調高いコメントを頂いて驚いています
マリアージュ・・・「結婚」の意でとらえるか、「組合せ」(特にワインと料理の)の意でとらえるかで大きく違いますが・・・。
無難に例えるなら「お茶」と「おにぎり」みたいな関係でしょうか?
居なくても良いですが、「漬物」のような方もいるとベストですね(これは一般論です )
山頂で会えてなによりでした
もしかしたら下山中のスライドに
なるかもと思っていました。
というのも本当は東焼石のピークを
踏んだら焼石のピークはスルーするつもりでした
ので
東焼石岳のピーク踏まなくてよかったです
昨日はありがとうございました!
rainyさんから遅れること1時間以上だったので姥石平の分岐で、「そろそろ降りてくる時間かな?」と考えていました。
どっちに行くべきか悩みましたが焼石岳方面に進んで正解でした。
すれ違いになることなくお会いできて良かったです。
昨日はお会いできて良かったです。
天気も良くて、最高の山登りでしたね。
山頂からの降りは娘さんの後ろを歩きましたが、
私よりもしっかりした足取り、大人顔負け
でも尻セードをする姿を見て、
やっぱり可愛くてしょうがありませんでした
こんばんは。
こちらこそお会いできて嬉しかったです。
娘にチョコレートも頂きありがとうございました。東焼石から姥石平に戻って休憩した際に美味しそうに食べていました。
両親の遺伝子には無い(笑)、軽さと柔らかさが取り柄の娘です。
華奢な割りに持久力もありスタスタと歩きます。
でも先日の運動会や陸上大会では、体格差が如実に現れて本人も悔しい思いをしました。(小学生の場合は体格差が特に大きいですよね)
願わくはもう少しご飯を食べて大きくなってくれれば…と思うのは欲張りでしょうか
姥石平まで(勝手に)ご一緒させて頂いたradeeeonと申します。
昨日は有難うございました。
登山口でもしやと思っていましたが、挨拶が遅れましてすみません
銀明水で踵のケアをしている姿を見たのですが、それでも最後まで登り詰めるなんて凄いですね
プロフィールの「いつかは富士山」は私も同じ目標です。
また何処かでお会いしましたらよろしくお願いします!
radeeeonさんのレコを見つけて、私からもほぼ同時にコメント入れました(笑)
お世話様でした!
娘の靴擦れですが、幸いにも軽度でした。銀明水広場で大きめのカットバンを貼った後は、一日問題無く歩けました。常日頃、山で具合が悪い時は我慢せずにすぐ教える様に言っていますが、それを忠実に守ってくれたようです。
長い時間 の山行だったようですが、お天気に恵まれて 、花もいっぱいで 、満喫されたご様子が伝わってきました。
焼石連峰 の目と鼻の先に(というか朝夕眺めながら)暮らしているのに、なんだかラスボスのような気がして躊躇しておりますが 、私もいつかは。。。
それと個人的には、東焼石岳の頂上?から国道107号の土砂崩れ現場が見えるというのがびっくりでした。
smhsax84 さん
コメントありがとうございます!
確かに距離はありますが、急登も無くゆっくり歩けば大丈夫かと(あくまでも個人の感想です(笑))。
私も意外でしたが、東焼石から錦秋湖まで直線距離で15キロ位しかないようです。
107号線の土砂崩れによる通行止めが2ヶ月以上続いていますが、あれだけの規模だったのですね。一日も早い復旧を願います。
早池峰と薬師岳で 「M」に見えないことも無いなぁ
ハクサンイチゲ って、未だ見たこと無かった・・。
焼石へ行かなければ
樹林帯、沼、沢登り、雪渓歩き、岩場(今回は行ってませんが)・・・変化に富んだコースで飽きません。姥石平の風景は岩手にはなかなか無いかなと思います。
機会がありましたら是非ご一緒しましょう。
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