笊ヶ岳(老平からピストン)
- GPS
- 13:39
- 距離
- 24.9km
- 登り
- 3,619m
- 下り
- 3,607m
コースタイム
03:05 ゲート
03:29 奥沢(林道分岐)
03:30 林道終点(登山道入口が判らず数分彷徨)
03:35 廃屋
03:50 タケ沢(吊り橋)
04:03 ガレ沢(落石の直撃)
04:22 広河原(徒渉地点を間違え30分ロスタイム) 04:52
05:26 山の神(小休止) 05:30
07:16 桧横手山(小休止/着替え) 07:26
09:03 布引山
09:44 鞍部
10:22 笊ヶ岳(昼食) 10:56
11:19 鞍部
11:59 布引山
13:06 桧横手山(小休止) 13:13
14:32 山の神(着替え) 14:38
15:10 広河原(徒渉) 15:17
15:38 ガレ沢
15:52 タケ沢(吊り橋)
16:04 廃屋
16:11 林道終点
16:12 奥沢(林道分岐)
16:39 ゲート
16:41老平駐車場帰着
注:ゲートから広河原までの区間は、谷筋のルートであり衛星数が十分に捕捉できずにルート図の誤差が大きい箇所があります。このルート図はカシミールなどで修正を加えていません。
天候 | 終日ガスガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
復路:老平(17:05)−県道810号−県道37号−県道410号−国道52号−国道140号ー甲府南IC−中央道−境川PAー(小仏25キロ渋滞)−(調布13キロ渋滞)−首都高速−都内(21:45/358km) |
コース状況/ 危険箇所等 |
■老平まで 飯富の交差点から県道140号を行く場合、国道52号線のコンビニは、手打沢のセブンイレブンが最後です。 県道810号線に入ると、道幅狭く、すれ違いが困難な箇所がありますので、スピードを控えて待避所をうまく使いましょう。2ヶ所あるトンネルは、すれ違いができないので侵入前に対向車を確認しましょう。 ■老平から広河原 ゲートから林道歩きで30分ほど、奥沢と書かれた林道の分岐を右手に行くと林道の終点で登山道が始まります。 登山道を登り始めると廃屋が現れ、タケ沢の吊り橋を渡り水平道を1時間程歩くと沢に降りて広河原に着きます。 広河原の20分ほど手前にガレ沢があり、暗い時間帯に通過する場合は落石に注意が必要です。実際に落石の直撃を受けました。 広河原の徒渉は、この時期水量が多いのか石飛で渡れる場所は見つかりませんでした。 徒渉お助けグッズでジャブジャブと渡りました。 ■広河原から山の神 広河原から山腹の急登をつづら折りに登っていきます。この先さらに急登が続くので、足を使い切らないように.... 尾根筋に登り上げたところが山の神です。 ■山の神から桧横手山 老平の駐車場にある笊ヶ岳の案内図では、山の神から桧横手山間は4時間と書かれています。実際には2時間弱でしたが、登りより下るときに急登を感じると思います。 ■桧横手山から布引山 桧横手山からは穏やかにコルへ下りますが、コルからは布引山へ急登の登りとなります。布引山が近づくと、布引大崩れのガレの縁を歩くので注意して通過してください。 布引山山頂は展望に恵まれませんが、布引大崩れの箇所は、南から西側の展望が良さそうです。 ■布引山から笊ヶ岳 布引山からしばらくは穏やかに下っていきますが、コルへ下る辺りはかなり急登です。 コルから笊ヶ岳へはそれほど急登はありませんが、山頂付近はハイマツ漕ぎがあります。 笊ヶ岳山頂は森林限界で、360°の展望があるようです。 |
写真
感想
当初、ランカン尾根を登り、笊ヶ岳から布引山へ周回する計画を立てていた。
老平の駐車場で車中泊、駐車場にチャリを残して、ランカン尾根の取り付き戸屋のトンネルを出た辺り、または少し林道を入った所に駐車する予定だった。
ところがヤマレコで「6月1日から12日まで夜間工事のため、22:00〜6:00まで車両通行止めで集落に入れません」っという記事を見てしまった。これだと6:00まで集落を出られない?ネットで調べたがよく判らない。
ランカン尾根は恐らく薮漕ぎになるだろう。朝もたついていると日帰りは厳しくなるかもしれない。
そこでランカン尾根は先送りにして、笊ヶ岳のピストンに変更した。
林道と広河原までの水平道はヘッデンで歩けるだろうと、広河原で明るくなる時間を逆算して、ゲートを早朝3時に出発した。
林道終点で登山道の入り口が判らずに彷徨したが、明るければ問題はない。
水平道に出るまでに吊り橋や仮設の橋などがいくつもあったが、とくにヘッデンで問題になることはなかった。
広河原まであと20分ほどの所でガレ沢が水平道を寸断していた。
まだ薄暗いのでガレ沢の全体像は判らないが、足元がガレているのでゆっくりと渡り始めると、前方を石がガラガラと落ちていった。
二弾目が落ちてこないか、ガレ沢の中央辺りで立ち止まって様子を見ていると、落ちてくる音は聞こえなかったが、石がお尻を直撃した。当たった反動で速度が落ちたのか1メートル程下で止まった。頭の半分ぐらいの大きさだった。
大腿筋に横から当たったため、大した痛みではなかったが、わずかにズレて大腿骨に当たったら、歩けなかったかも知れない。
帰りの明るい状態で見たが、チョット危ない場所のように感じた。
広河原の徒渉は雨も降ったし雪融け水もあるので、飛び石は無理だろうと思っていた。
急登が始まる手前で靴は濡らしたくない。されど靴を脱ぐのは面倒だ。
ちょうど1年前、谷川の平標新道を歩いたとき、徒渉のお助け用として準備したが使わなかったグッズがある。これを持ち込んだ。
早い話が昔のオーバーシューズと同じ、細長いビニール袋。登山靴を履いたまますっぽり入り、膝の下辺りでゴムの入った結束バンドで止める。
このビニール袋、重量物を入れるための袋で、厚さが0.6mmある。簡単には破れない。
風呂に水を張ってテストをしたが上々の結果、試しに膝上まで水に浸かっても短時間なら靴は濡れない。
布引山から笊ヶ岳のコルに向かって下りはじめて30分ほど、若い5人のパーティーが笊ヶ岳の方から登ってきた。今日初めて会う登山者、しばらく立ち止まって話しをしたが、彼らはランカン尾根を登ってきたという。もともとランカン尾根を登る予定だったので、様子を聞いてみたが、薮がひどいようだ。帰りはランカン尾根に変更しようと思って聞いてみたが、山頂から小笊への進入路と小笊までが薮で判りにくい、小笊からランカン尾根へのルートが薮で判りにくい、ナビには地形図を見ながら作成したルート図があるが、ダニもイヤだし、ランカン尾根は先送り。
今回の山行は山全体がガスにすっぽり包まれたような感じで、視界は全くなし、雨は降っていないのにびしょ濡れ、なかなか歩き甲斐のある笊ヶ岳でした。
コメント
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hottenさん、まいど〜
毎度のロング缶奉納、ご苦労様でした〜
ガスガスでは折角のキュウリが映えないんですけど〜
hottenさんをもってしても13時間ですか
いつかは行きたい笊ヶ岳、険しすぎる
ま、ツエルト持参として、年々高所恐怖症になっていくおっさんは吊り橋が怖くて渡れなかったり
hottenさん、こんばんは!
ガスガスの山頂は何処か! 謎は案外早く解けましたね
でも、あの山をこの天候で登る気にはなりません
キツイだけでご褒美無しですから。。。
hottenさん、よくぞ登りましたね メンタル強いな〜
長い樹林帯をようやく抜け出し、南アの遠望が望める山頂へ!
そこに待っていたものは、ガスとキュウリ
これは流石に堪えますね〜
コメントでの落胆ぶりがよ〜く理解出来ました
しかも、hottenさんが、笊ヶ岳をピストン?と、思って拝見したら
ルートの変更まで余儀なくされていましたか
でも、ピークを踏んだので、目的は達成ですね!
それに、ガスでびしょ濡れの中、靴だけは濡らさなかった創意工夫
感心すると供に、全身がビショビショで意味はあったのか
などと考えるのは、不謹慎ですよね
相変わらずのタフな登山!流石です
hottenさんこんばんは
笊、南アルプスの最高の展望台だよって聞いてるので
いつかテント背負って、朝の風景を眺めに行きたいと思っているのです。
テントスペースもちゃんとあるんですね。
あいにくのお天気だったようで、展望の予習が出来ないのが残念ですが、
いい脚してますね〜〜〜
行きたい行きたい言いながら、なかなか腰が重いおばちゃんなのは
もうバレてると思いますが、いつか絶対行って見せます
おはようございます。
やはりこの季節になると、普通缶ではチョット物足りないので、ついロング缶を入れてしまいます
軽く塩漬けにしたキュウリがあると、ツマミはいりません
FREさんは笊ヶ岳未踏でしたか...
今回は下りが滑りまくりで思うように時間が稼げなかったのですが、最近は間隔を空けてガツガツ歩くと筋肉痛が出るので、できるだけ早出をして余裕を持って歩くようにしています。
お互いに早起きは得意でしょうから
笊ヶ岳は日帰りより山頂付近でテン泊がお奨めです
おはようございます。
出かける前には天気図や天気予報を確認したつもりでしたが、大ハズレでした
多分に山頂の展望を期待していただけに、ガッカリ度は大きいですが、まあ体力維持のトレーニングだと思えば、よかったかな
平日につるんで登れる羨ましい人とは違い 、何とか山に行く時間を捻出しようとしているので、ガスガスでも満足でした
確かに靴だけ保護してびしょ濡れは漫画チックな感じですが、靴や足を濡らしてあの急坂を登ると、靴擦れなど足への負担はかなり大きくなると思います。
足をやられたら最後、あの山は人も少ないしヘルプが難しい山ですから
おはようございます。
tekuさんも笊ヶ岳は未踏でしたか...意外でした
テントスペースは布引山の山頂付近や笊ヶ岳の山頂直下にありますが、やはり展望のある笊ヶ岳のテントスペースがお奨めですネ。
360°の展望ですから、山頂からのアーベント、きっと至福の時間が過ごせるでしょう。
モルゲンロートも...テン泊でなければ味わえないですネ。
私も、次ぎに笊ヶ岳に行くとすれば、テントを担いで、 をいっぱい持って行きたいです
その前に、tekuさんの山頂アーベントの写真を期待していますよ
こんにちは、hottenさん
笊ヶ岳。
名前と周りの山から見た時の綺麗な山容が印象的なことくらいは知っていますが、中々アクセスも大変そうですね。今回のコースは割と一般的なコースなのですかね?
それで登山口が見つけにくく、途中に渡渉もありって話だとヘッポコな私の場合、ますます足が遠のいちゃいますね
ビニール袋で渡渉ですか
以前の虫コナーズ登山もそうですが、色々と工夫されますなあ。風呂場でテストしてからの実戦投入と言うところも慎重でよろしいかと存じます。
hottenさんのレコにきゅうりが登場すると、もう夏だな〜って思いますね。私にとって季節の風物詩となっております
こんばんは!
コメントありがとうございます
画期的....とんでもない
ただ横着なだけです
靴を脱げばいいだけなのに、これが面倒で...
昔の雪山は、オーバーシューズが必須アイテムでした。
総革製の重登山靴では、雪の中には突っ込めないので、必ずオーバーシューズを履いていました。
昨年、倉庫から昔使っていたオーバーシューズが出てきて、面倒な編み上げ部分を外せば徒渉に使えるかな っと思ったのが切っ掛けですが、古かったからか水が浸入したので、ビニール袋を探したわけです。
ホームセンターで手に入ります。
今回のルートは、山梨側からの一般登山道で、明るい時間帯なら迷うような場所はありません。今回は真っ暗だったので、チョット入口を探しました。徒渉も難しくないでしょう。
笊ヶ岳に行くならテン泊がお薦めです。笊ヶ岳の山頂付近にテン場のスペースがありますので、 とキュウリを持ってお出かけください
毎度遅いコメントですが、あまりにも遅くなったのでやめようかと思いましたが、
やっぱりコメントさせていただきます。
なぜなら、笊ヶ岳だから。
ワタシも昨年からランカン尾根からの周回を狙ってたので、hottenさんも計画してたと知って、なんかうれしくなってしまいましたよ
ワタシは先週末いくつもりだったんですけれど。
何かがちょっとずれていれば笊山頂でhottenさんとお会いできたかもしれないですね〜
ランカン尾根は戸屋林道の終点からとりつくみたいですが、これだと老平に下りた場合車までの登り返しが面倒そうなので、老平北側の支尾根にキャンプ場あたりから上がってランカン尾根に行けないかな、なんて考えてるんですけど...
このあたりの斜面どうでしたか?
ピストンになったのは残念でしたが、この辺は登山道の状況がしょっちゅう変わるので貴重な最新のを情報を知ることができ、ありがたいです。
思ったよりも荒れてなさそうですが、渡渉がめんどくさそうですね。
この渡渉グッズはアイデア大賞をさしあげたい
天気は残念でしたね。
ワタシが行く時にはカタキをとって参りますよ
遅コメ歓迎です
そうですか、kanosukeさんもランカン尾根を狙っていましたか
どうも薮っぽい所が好きなのは、豊科育ちだからでしょうか
戸屋集落からの林道は、かつては奥まで車で入れたようですが、最近のレコでは集落のゲートで止められているようです。
私は、登山口までの林道は、暗い時間にヘッデンで歩くつもりでしたので、老平にチャリを置いて、トンネルを出た辺りか集落に少し入った所に車を置く予定でした。帰りの疲れた足で集落までチャリを漕ぐ足はありません。
後で知ったのですが、硯の里キャンプ場からランカン尾根に行けるようですネ。過去のレコにもありますが、地形図的にも尾根筋はハッキリしていそうだし、下りは枝尾根があるので迷いやすいかも知れませんが、登りで行くならそれほど難易度は高くない感じです。地形図的にもそれほど急登の感じはしませんが...
晴れの日に、カタキをとってください
私は黒金山にチョット興味を持ちました
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