守門岳BC 腐れ雪で修行〜(*⁰▿⁰*)
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- GPS
- 07:25
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 1,178m
- 下り
- 1,163m
コースタイム
- 山行
- 6:57
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 7:25
天候 | 素晴らしき晴れ☀️ 暑い! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
⚫︎スキー場手前の空きスペースに詰めれば3-4台は駐車可能です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
⭐︎雪の状況は気温や天気により日々変化しますので、ご参考程度にお願いします⭐︎ 【雪質】 ⚫︎本日南魚沼市の予想最高気温は17℃。山頂も当然、プラスの気温となりました。 ⚫︎稜線に乗るまでの尾根は全て腐れ雪です。ツボ足での踏み抜きは太腿。帰路の滑走は大部分がストップスノーと化し、急斜面では自然発生的にそこかしこで点雪崩や雪庇崩落による誘発雪崩等が発生していました。 ⚫︎腐れ雪なので、シールとクトーは良く効きました。 ⚫︎雪が重すぎてターンがしにくく、特に細尾根急斜面では雪崩を誘発しないように気を付けながらの、樹林間滑走に足ががパンパンになりました。横滑り、斜滑降、キックターン、シュテムターン等々フル活用です 笑。 【危険箇所】 ⚫︎稜線に乗るまでの尾根がなかなかの急斜面です。転滑落に注意。また、斜度的に雪崩が起こりやすい斜度も多数存在しました。特に標高900手前辺り〜1090位までの樹林登り上げが本日最も急斜面でした。Mちゃんはクトーを装着してスキーシールで登攀可能でした。ハルボーは急斜面登りのキックターンをたまにミスるので、滑落防止のためにシートラとしました。スキーブーツには10本刃アイゼン付けています。本日は大半が太腿までの踏み抜きだったため、10本刃アイゼンよりもワカンがあれば楽だったと感じましたが、固い雪質の場合は10本刃以上のブーツ用アイゼンが必須の斜度です。雪面と自身の登攀スキルに応じて状況判断で道具の使い分けが必要。 ⚫︎稜線上、および尾根の一部も、クライマーズライト方向に雪庇が成長します。今年は積雪量も少なく、気温も高いことから雪庇の一部が落ち始めておりますが、例年通りであれば大きく成長する事でしょう。雪庇崩落による巻き込まれ滑落には要注意。 【参考レコ】 フォローさせてもらっているtaksizmさんの標高毎コース状況コメントを特に参考にさせてもらいました(^^) この場を借りてありがとうございました! https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6440834.html |
その他周辺情報 | 【下山後温泉】 ⚫︎浅草山荘 内湯のみですが、広々とした温泉が利用できました。シャンプーバーもあり、好きなシャンプー等を利用出来るのも良かったです。源泉は冷泉で、この時期に全身入浴するのは厳しかったですが、隣には源泉と沸かし湯を混ぜている心地よい湯船があり快適です。 大人600円なり https://asakusasanso.com/ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
バラクラバ
日よけ帽子
毛帽子
着替え
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
|
---|---|
共同装備 |
⚫︎Mちゃん無線機持参
|
感想
今年は雪が降らなかった。雪掻きは数える程度しかしなかった(バンザイ🙌)。 長野県の北信地方は特に降らなかった気がする。降っても松本方面や木曽、伊那地域。北信が降らないと言うことは、境界の上越地方も少ないという事。そんな環境下だったので、山スキーには全く気が乗らないまま、私のバックカントリー用スキー板やシールは昨年のシーズン終わりに収納した形で今年も越冬しようとしていた。
これではいけない!っと2月の終わり頃にようやく引っ張り出して板をゲレンデで履いたりしてみたが、雪山登山の話しは出るけど、BCの予定は引き続き立たず。ついに3月も半ばを迎えました。
そんな中ようやく本日、BCらしい山スキー登山を満喫する事が出来ました!どうやらMちゃんも、今シーズンは雪が悪すぎて全く気持ちが山に向かなかったとの事。この雪の量じゃねぇ(^◇^;)
そんな遅れに遅れて今シーズン最初の本格的な山スキーは守門岳に決定です。しかもどうやら今日は恐ろしいほどに気温が上がる様子。標高もかなり低い山だし、雪質は期待出来ないね〜と承知で登ったのですが、まぁ登りはともかく下山の滑走の酷さと来たら想像以上でした(^◇^;) 雪が腐りすぎてて、滑走で普通に30センチは潜り込む雪質。重すぎてターンどころではありません。しかも滑っている側から点発生雪崩がどんどん起こって、直径1mくらいの雪玉がガンガンと急斜面の沢を下っていきます。面の雪崩も2箇所ほど起きていて、樹林帯とは言え自分たちの足元から発生させないように気を付けつつ、なるべく雪崩れにくそうな斜度を選んでRFしながらの滑降となりました。
最後は私もMちゃんも、ヘロヘロになってゲレンデでゴール!久しぶりに登りも降りもオール修行系の山行となりまして、全然楽しく滑れなくて残念な気持ちと同時に、ドMの私としては守門岳にしてやられた感が何と無く心地よくて 笑。また季節を変えて登ってみたいお山だなと思いました。
Mちゃん終日ありがと〜!残り少ないBCシーズンだけど。もっと楽しいザラメ狙いで今シーズンもう1回くらいはよろしくお願いします(^^)
コメント
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同じ日かぐらBCしてましたが「滑走で普通に30センチは潜り込む雪」そのまんまでした(笑)あの壁の所でスラフ流れるとヒヤヒヤものですよね。ホントお疲れ様でした。
もう少し雪多い年だと、袴岳もモナカとかデロデロ南斜面でないルートがあるんですが今年は難しくて。でも自分的に守門は雪砂漠っぽい景色が好きで、悪雪と分かっていても行きたくなります。
かぐらもやっぱりグサグサでしたかσ(^_^;) 暑かったですもんね。今回のルートと雪質では不完全燃焼だったので、次はしっかり滑り込める守門岳を楽しみたいなと言いながら帰って来ました。taksizmさんに来年、お勧め斜面に連れて行ってもらおうかな〜♪
大岳方面は例年結構滑る人がいると、山頂にいたBCの方に教えていただきました。異次元の雰囲気の守門岳、またきっと行きたいです(^^)
参考レコ&コメントありがとうございました!
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