高水三山 ゴ・ドーハンの山旅 お犬様＆俱利伽羅不動＆青梅草巡り

2024年03月17日(日) [日帰り]

• GPS: 08:44
• 距離: 25.5km
• 登り: 1,696m
• 下り: 1,579m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:43
• 休憩: 2:04
• 合計: 9:47

距離 25.5km 登り 1,730m 下り 1,667m

7:36 軍畑園地駐車場
7:46 8:00 沢井 大山祇命
8:35 8:37 物見山
9:26 沢井尾根分岐
9:30 9:37 惣岳山
9:49 9:50 馬仏山
9:57 馬ぼとけ峠
10:04 10:07 岩茸石山
10:28 10:42 高水山
10:46 11:08 常福院
11:13 高水山参道九合目
11:26 11:29 永栗ノ峰
11:41 11:43 伏木峠
12:49 赤仁田バス停
13:13 賢治の農学校
13:37 13:42 第三鉄塔跡地
13:47 13:48 黒仁田分岐
13:59 第一ベンチ
14:06 日向和田分岐
14:19 青梅丘陵ハイキングコース登り口
14:43 15:04 梅の公園北口
15:31 15:37 琴平神社
15:50 15:52 三室山
15:55 三ツ沢峠
16:14 16:32 愛宕山
16:41 幸せの鐘
17:01 17:04 愛宕神社
17:23 軍畑園地駐車場
17:23 ゴール地点

天候

晴れ、午後は少し雲多め

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

・軍畑から惣岳山の尾根道の具合は予想外に良かったです、ただ展望はあまりありません。

その他周辺情報

・へそまんじゅう　一個120円　さすがに美味でした。

写真

3/17 7:36

軍畑園地の駐車場をスタートです。

3/17 7:54

多摩川を渡って、青梅線をくぐって、こちらがmiketamaさんのレコで紹介されていた山ノ神のようです。棟札に明治五年(1872)勧請とあります。

3/17 7:55

目的はこちらの“お犬様”こと狛狼です。小さいけど眼光は鋭い！

3/17 7:55

真横のフォルムは可愛いワンちゃん。垂れ耳で尻尾はちょっとお狐さんっぽい？

3/17 7:55

後姿はスリムです。

3/17 7:57

台石には「大正拾年拾貮月(1921)」

3/17 8:02

祠の裏手から取り付きです。

3/17 8:04

お宮がありました。別方向(東)から参道がありました。祭神は？です。

3/17 8:08

神社から尾根伝いに道があります。巡視路にもなっているので良い道です。

3/17 8:25

注連張りの岩場がありました。近づいてみると、

3/17 8:25

雨垂れ窓の祠がありました。屋根は自然石で代用されています。

3/17 8:34

物見山という名前があるようですが、展望は…。昔は良かったのかな。

3/17 8:50

556峰

3/17 9:04

614峰を過ぎて

3/17 9:07

伐採の展望地がありました。これから辿るルートがよくわかります。

3/17 9:26

この手前が少々急登でした。あとは山頂まで緩く
登ります。ここまでは貸し切りでした。

3/17 9:30

惣岳山とうちゃこです。青渭神社の奥宮があります。祭神は大国主命、

3/17 9:32

社殿は弘化二年(1845)再建とあります。彫刻も当時のものでしょう。正面の龍。

3/17 9:33

ガマ親分に驚く

3/17 9:34

鳥の背に乗る老人を見上げる若者

3/17 9:34

亀さんにお酒をふるまう、どれも有名なお話の一コマなんでしょうが全然わかりません。

3/17 9:39

次の目的地はあちらの高水山です。

3/17 10:04

その前に岩茸石山を踏みます。数組のハイカーさんが休憩中。展望は良いです。何時から「石」が付いて呼ばれるようになったのでしょうか。

3/17 10:04

「岩岳」792.99 m三等三角点、早々に高水山を目指します。

3/17 10:29

そして高水山759m山頂です。

3/17 10:32

本日の第2ミッションは本日2組目のお犬様。

3/17 10:32

実に素朴なお犬様です。

3/17 10:34

本日はこちらで朝食にしました。昼食を食べそびれるパターンが多いので、これで安心です。こちらから三山を巡る方が多いようです。

3/17 10:45

惣岳山に大岳山と御前山、逆三尊形式の良き眺めです。

3/17 10:55

本堂左手、数体の地蔵尊のある覆屋の脇にある「高水山」の石標、道標銘があります「岩茸山惣岳山御嶽駅棒ノ折山　西方」

3/17 10:57

本日最大ミッションはそのお地蔵さんの後ろの倶利伽羅不動尊像です。それと認識して拝見するのは初めてです。

3/17 10:57

破損もしていますが、

3/17 10:58

迫力ある彫りです。

3/17 10:58

かすかに朱色が残っています。

3/17 10:59

旧い案内板、こちらも「石」ありませんね。

3/17 11:00

高水山不動尊（本尊　波切白不動明王）、畠山重忠も厚く帰依していたようです。堂前に開運守護の剣があります。

3/17 11:01

そして以前にも紹介した和犬のお犬様です。

3/17 11:01

後姿

3/17 11:01

和犬のようですが牙などオオカミ的要素も。

3/17 11:01

垂れ耳ですね。

3/17 11:02

台石には「文政五壬午年三月吉日(1822)常福院　須海代」とあります。

3/17 11:05

青龍だったのかな。

3/17 11:06

十合目石

3/17 11:06

真言宗豊山派　高水山常福院龍学寺

3/17 11:08

山門には立派な摩利支天像

3/17 11:09

猪さん。

3/17 11:09

もう一方は、仁王様でした。

3/17 11:13

お犬様、倶利伽羅不動尊に会えて本日のミッションはクリア。この先はオプションです。ここの九合目石がありました。

3/17 11:15

うめりん対策を兼ねて少し遠回りして帰りましょう。

3/17 11:20

飯盒のリス君？

3/17 11:42

伏木峠は初めてかな。

3/17 11:45

この先から暫く車道歩きです。

3/17 11:53

白岩地蔵尊

3/17 11:57

その脇に道標銘のある石、上部は欠落しています。「右ハち・ぶ通　白岩　左ハみたけミち」紀年銘は判読困難ですが元治？かなぁ。

3/17 11:59

本日のコースはこのあたり。

3/17 12:07

佐藤塚。八王子城落城で当地に落ち延びた北条遺臣が石灰焼成を始めたそうです。

3/17 12:08

五輪塔、「正保二年」(1645)の銘があるそうです。

3/17 12:08

ここだけで見かけた高水山古式獅子舞の看板。現地ではその案内は全然見かけなかったような…

3/17 12:26

江戸城の白壁になっているんですね。成木往還、青梅街道は江戸に御用石灰を運ぶ「石灰の道」として栄えたようです。

3/17 12:32

石灰石採掘跡の露岩、Nさん、穴があるみたいですよ！

3/17 12:38

辻に会った法華経千部供養塔、百番供養塔も兼ねています。元文二年(1737)、施主の木埼氏は石灰のお方でしょう。

3/17 12:49

これから歩く栗平林道の入口の両脇、右に神明神社、

3/17 12:55

左に愛宕神社が鎮座。

3/17 13:40

林道終点から山道になります。トレランレース(4/7開催)のコースになっています。一度出場したことがありますが、スタートがめちゃ混みでした。この後、

3/17 14:25

青梅丘陵ハイキングコースから日向和田に下って、へそまんじゅうをゲット！一個120円。アンコがあったかで沁みました。

3/17 14:28

多摩川をわたりましたが、あの大岩の上は何かありますか？

3/17 14:39

梅の公園に向かう途中にあった青標「向　右 琴平山ヲヘテ御岳山二至ル　左 府道二通ズ/向左　大久野及五日市方面/第四支部青年(団)」、近くに江戸期(宝暦と天保)の道しるべもありました。

3/17 14:43

「ゆめうめちゃん」「うめりん」とコラボしようと思ってましたが忘れてしまいました。

3/17 14:53

梅まつりの屋台で昼食。パン(300円)とハラミ串(400円)、それにご褒美コーラを前借しちゃいました。

3/17 15:07

本日最終のお山ステージの前に、山ノ神に安全登山を祈願します。

3/17 15:09

道標にあった琴平山の入口

3/17 15:34

神社前からの展望。琴平山ってここかなぁ？

3/17 15:34

その琴平神社

3/17 15:53

三室山です。

3/17 15:53

「萓尾」646.7 m三等三角点

3/17 16:08

愛宕神社奥宮。即清寺の守護として創建され、のちに頼朝が重忠に再建を命じたという話や

3/17 16:09

三田氏が辛垣城の鎮護守として建てたという話もあるようです。

3/17 16:10

役行者像。手前の石標には右「東京牛込天谷山十八世　金剛蔵院大僧都法印誌慶義誌」左「東京牛込天谷山十九世當□　南蔵院権大僧都法印(叟雲)誌」

3/17 16:14

脇に控える大天狗像。愛宕山だけに太郎坊かな。

3/17 16:17

台座には「＜丸に玉＞埜村」、背面に「慶應元乙丑十一月(1865)願主　埜村勝右エ門」とあります。

3/17 16:19

本殿前の狛犬さん、何か気品を感じてしまう像でした。

3/17 16:32

「愛宕山」いただきました！

3/17 16:44

慶應年間に即清寺から奥宮の参道にかけて四国霊場が勧請されています。その結願の第八十八番大窪寺本尊薬師如来の石塔。

3/17 16:50

山内新四国八十八札所、最近は地元の方々で整備や普及活動などが行われているみたいです。

3/17 17:01

愛宕山里宮まで降りてきました。

3/17 17:04

対面する青梅丘陵の眺め。中央右の三角が三方山みたいです。

3/17 17:04

永山公園方面へと続きます。

3/17 17:13

水場跡？水神様が祀られていた感じです。その向こうは地蔵尊の覆屋と稲荷社。

3/17 17:23

駐車地に戻ってゴールです。雷電山が見えます。

3/17 17:37

コーラは前借してしまったので、ご褒美はPの近くにあった自販機でにあったクリソにしました。

青梅草と呼ばれる

フクジュソウ

見頃の適期を過ぎて、

少し成長してしまった感は否めませんが、

まだまだ花盛りでした。

撮影機器：

iPhone 8 Apple

感想

godohan

・高水山の倶利伽羅不動尊とお犬様に会いに行こうと考えていたら、軍畑にもお犬様がいると知り繋げてみました。本来ならもっと早く青梅草の見頃に訪ねたかったのですが、立て続けに降雪があり延び延びになってしまいました。何とかフクジュソウにも梅まつりにもギリ間に合って良かったです。

コメント

Nima

godohanさん、おはようございます！

高水三山周回からの三室山、愛宕山への大回りロングお疲れ様でした〜！実に精力的に歩かれていますね〜😄

先日mikabo さんも40kmに迫る超ロングコースを歩かれていますし、何だか自分だけゆるゆるハイクばかりで出遅れた感を感じてしまいますぅ😅💦

「うめりん一筆書き」までは後まだ1ヶ月あるので自分も皆さんの足手まといにならないように頑張ります！

さて、今回のコースもお犬様も多種多様だったり、素晴らしい彫り物があったりで見どころが一杯ですね😄

惣助山と高水山は未踏なのでいつか自分も行ってみたいと思います。大変お疲れ様でした！


ではまた〜😊

godohan

Nimaさん どうもです。

この所、一寸意識的に長めに歩いていますが、土曜日はオフにしたので心身ともにフレッシュに歩くことができました。やはりこの歳になると土日の連荘は結構キツイですね(笑)。いよいよあと一か月ですか。気がつけば北武蔵からもう一か月たっちゃったので、あっという間かもしれませんね。mikabo さんを見習って私も少しでも距離を踏んでおきたいと思います。
高水三山は手ごろな周回コースで人気ですが、高尾や御岳のような混雑はないと思うのでお勧めです。さらに棒ノ折方面と絡めたらかなり距離も稼げると思います。それでは。　　godohan

umimin

godohanさん、こんばんは。
いつも遅いコメントで失礼します。
青渭神社の彫刻がなんなのか知ってからコメントを入れようとしてましたが、どんどん遅くなってしまうので、宿題にして、コメントを入れることにしました。

小さいけど眼光するどいお犬様、スリムで垂れ耳、細くまっすぐな前脚、奈良美智の犬を思い出しました。かわいくて、かつ、凛々しいですね。

高水山のお犬様、こちらも何かのキャラクターに似ていると思うのですが、思い出せません。ほんと、素朴な感じですね。鼻先がかけてしまって、可哀想。お札やお賽銭からして、そんなに大きくはないみたいですね。お腹の下にある肌色っぽいのは、なんなのか、怖いけどちょっと気になります。

で、倶利伽羅不動。倶利伽羅不動は沢山紹介していただいていますが、なかでも、これはなんかすごいなと思ってしまいました。あちこち可哀想なことになっていますが、迫力ありますね。これだけ彫ると欠けやすくなってしまうのでしょうか。

高水山不動尊のお犬様。手足が大きくしっかりして、牙も鋭い、鍛えてそうな背中、可愛いふりして、とっても強そうです。首に巻いた赤い布もかっこいいですね。

飯盒バージョンのリス君は、初めてみました。あまりの大火にびびり気味ですね。
獅子舞もあるとは、いいですね。
アンコがあったかいうちに食べられたお饅頭もよかったですね。
多摩川の大岩のうえに、何かありますね。
ゆめうめちゃん、こんな描き込みのあるゆるキャラは滅多にないかも。
愛宕神社奥宮の行者はきれいなお顔です。これで8等身だったらかっこよかったなぁと思いました。
本殿前の狛犬さんは、美しいですね。石工さんの美意識とセンス、それを実現する腕があったのでしょうね。いいですね。
そして、最後は元気な福寿草いっぱい。

今回も、一枚一枚にコメントしたくなるような盛り沢山。
いい日になって、よかったですね✨

godohan

umiminさん どうもです。

いつも詳細に見ていただき本当にありがとうございます。
ホントお犬様のお腹に何かありますね。土蜂の巣跡でしょうか？よく気づかれましたね。
倶利伽羅不動はやはり石造の丸彫りだと物理的に壊れやすいのでしょうね。おっしゃる通りとても迫力があり、壊れて輪切り？になった胴体が朱に塗られていて妙に生々しかったです。
フクジュソウもこれくらい成長してしまうと見に来る方もいないようで、近所の方からも「もっと早く来なくちゃだめよ」とアドバイスいただきました。それでもお花はまだまだ懸命に咲いていましたので、見てあげられてよかったです。
高水三山周回や三室山から日の出山、御岳山コースは奥多摩の入門コースとしてお薦めです。機会があったらお二人で歩きに来てくださいませ。それでは。　　godohan

godohan

umiminさん　　　どうもです。

何とあのとらZさんが高水三山をほぼ同じルートで歩いておられました。「21.11.28　yuriさんとのレコ」に彫刻のお見立てがありました。さすがですね！そのレコに常福寺に銅製？の倶利伽羅龍王もあったみたいで、宿題が増えちゃいました。とりあえず、ご報告まで。　　godohan

umimin

godohanさん、こんばんは。

教えていただき、ありがとうございます！
おかげさまで、私の宿題が解決しましたヽ(´▽｀)/
さすがですね。それを見つけてくれたgodohanさんの熱心さも、さすがです。気になって興味を持った行く先々に、おふたりの足跡がある感じです(*^^*)
件のサイトで、その人物の物語を調べてみることにします✨
常福寺に青銅製？の倶利伽羅龍王もありましたね✨こちらもきれいで、見てみたいですね。楽しみな宿題が増えましたね✨✨✨