秋田焼山(後生掛温泉より)
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- GPS
- 05:49
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 694m
- 下り
- 694m
コースタイム
- 山行
- 4:47
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 5:47
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
靴
ザック
ザックカバー
行動食
飲料
ヘッドランプ
予備電池
GPS
保険証
携帯
タオル
カメラ
|
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感想
6月に玉川温泉側から秋田焼山に行った経験はあるが,後生掛温泉からこの時期に頂上まで行くのは初めてであった。以前に6月に行ったときは登山道に雪はなく,今回も雪がない可能性が高いと思っていたが,後生掛温泉から毛氈峠まではほとんど雪の上を進むことになった。ほぼ夏道沿いにピンクのテープが木の枝などにつけられており,目印をたどって進んだ。ピンクテープの他に,長い竹竿もルート目印として置かれているところもあった。登山道のルートとしてピンクテープが付けられているのには間違いなさそうだが,いくつかのグループがそれぞれの目的で目印をつけているようだ。
夏道は国見台を右から巻きながら毛氈峠へと続いているのだが,雪の上を国見台の頂部に向かって急な勾配を直登した。国見台の頂上から見渡せば進むべき方向が見つかるかと思ったが,背の高い笹藪などにはばまれて毛氈峠の方に直接下りられなさそうだった。忘れかけていた夏道の記憶をなんとか思い出し,いったん国見台を北側に下りてルート上に戻ることができた。
国見台から夏道沿いに戻ることができたが,今度は毛氈峠へのとりつきの急な雪面を登ることに。夏道はつづら折れの道がついているが,直登だとかなりの勾配。アイゼンは持参しなかったが,雪面に登山靴を突き刺すように登ったり,靴底を水平に近く置けるように雪面を靴で切りながら急勾配の雪面を登った。毛氈峠に近づくと緩やかな勾配の森の中を進むことになり,毛氈峠から先は雪が消えて夏道の登山道が足元に現れる。
毛氈峠から焼山避難小屋,湯沼,名残峠,焼山山頂のあたりは雪がなく,高山植物の花も咲いていた。ミネズオウ,イワカガミ,ショウジョウバカマ,ムラサキヤシオツツジなど。ミネズオウの花は私自身はなかなか見かけないが,登山道上で絨毯を思わせるように咲いていた。毛氈峠の「毛氈」は,このミネズオウやコケモモ,ハイマツが多く,毛氈(=絨毯)を敷き詰めたような光景から名づけられているようだ。
焼山山頂火口湖の湯沼は,まさに活火山を思わせる光景で,何度来ても同じような写真を何枚も撮ってしまう。湯沼を直下に見れる名残峠で買ってきたおにぎりやパンを食べ,秋田焼山の三角点のある頂上へ。名残峠までくれば景色を楽しむという意味でも十分で,すぐ先の焼山の頂上まで行かない人も多いように思う。頂上は背は高くはないが笹薮で覆われており,頂上まで笹が刈られていて歩いてゆける。このあたりではちょうど笹の芽がたくさん出ていた。秋田ではこのような細い笹の芽を一般にたけのこと呼んで山菜として人気が高い。同行者も焼山頂上から玉川温泉へ下る分岐のあたりで「たけのこ」を採るのにしばらく夢中で,私も一緒にたけのこをしばし摘んでいた。
名残峠から玉川温泉への道は,以前は噴気地帯でもある叫び沢の源頭を横切っていたが,現在は噴気で変質して崩れやすくなっているせいで叫び沢源頭部の道は廃道となっている。いったん焼山頂上の方に少し登り,叫び沢源頭を迂回しながら,玉川温泉に下りて行くルートに合流する道が新たに作られたようだ。
帰りも後生掛温泉へ登りと同じルートを下りた。雪解けの季節なので,雪面上を歩いているとところどころで雪を踏み抜いて腰まで穴に落ちてしまうところがあったが,幸い足をくじいたりせずに戻ってくることができた。
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