焼肉竹の親父の山歩記 城山・黒尾山(京都府) 周山城址 霧に咽ぶ石垣

2024年03月25日(月) [日帰り]

• GPS: 02:56
• 距離: 7.3km
• 登り: 377m
• 下り: 358m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:40
• 休憩: 0:20
• 合計: 3:00

距離 7.3km 登り 378m 下り 378m

14:10 スタート地点
14:51 15:07 周山城
15:49 15:53 黒尾山
17:10 ゴール地点

写真

3/25 13:46

ウッディー京北はお客さん以外駐車禁止。
店員さんに確認し、代わりにより登山道に近い慈眼寺の駐車場を教えてもらう。
お寺に行き、念の為、本堂のチャイムを鳴らしてお願いすると、心地よく周山城址のパンフレットまで渡しながら許可していただいた。
お寺横と斜め前の会館の駐車場がOK。

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ここ見た目より急で道が狭く滑落に注意。

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勾配きつ目だが景色が良さげなこちらへ。

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まずはじめの石垣、土嚢で崩壊止め。

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右は荒れた急斜面なので左へ。

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城山到着。

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散策。

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遥か向こうまで続いてる。

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井戸跡、遠景。

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ここもいつ崩れるか心配。

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お城を想像する。

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黒尾山に向かう道中、大きな堀切２つ。

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電波塔へよじ登る。

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自分は濡れ落ち葉、こちらは落ちても新緑。

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ここから自然木のアートコーナー。

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馬酔木満開。

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広い道。

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黒尾山をトラバースするなら右。
山頂は左。

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急登にお助けロープ有り難し。

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三等三角点、晴れてても展望なし。

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ちょっと間違えて左から先ほどから続く広い道に降りてきた。

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無事麓に降りてきた。

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あとは舗装路を駐車場まで。

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自分のあだ名の水菜に愛着🤭

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この子達が災いに。人間にとってだけにね。

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退屈がちな舗装路も、どこかからか薪木の燃える匂いに、幼少の頃、薪で五右衛門風呂を炊いてくれた、今はなき田舎のおじいちゃんの家を思い出す。
ちょっぴりセンチメンタルに。
景色にも懐かしい田舎情緒が溢れて楽しかった。

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おしゃれそうなレストランが店じまい。

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一方、現役のコーヒー、軽食、おでんの意外な組み合わせが面白いお店。しかも併設してカラオケも。

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最後に立ち寄りトイレをお借りした。

3/25 17:47

撮影機器：

iPhone 14 Pro Max Apple

感想

鬼眞

休日の月曜日。
いつも前夜にお天気アプリも確認し、行きたい山を決める。
ところが自分の行動時間帯、たまさかどこもかも生憎の雨模様。
ただ唯一、京北は曇り続き。
そしてその辺の山を調べて出てきたのが今回の山域。

ヤマップやヤマレコ、そしてYouTubeの登山動画で詳しく見ていくと、こういう天気の悪い日にこそ雰囲気が良くなるよう。
霧に煙る登山道、霧に咽ぶ城址。　
運が良かったらわずか4、5百メートルの標高で雲海も拝めるらしい。
そうなると、感動に忍び泣くのは己自身かも知れない。

物資の運搬など、若狭湾と京都を結ぶ要所であった丹波を制圧するため、信長の命を受けて明智光秀が築城した周山城。
その壮大な石垣がほぼそのまま残っているというのでより興味をそそられた。

結果、雲海は見られなかったが、400年前にタイムスリップし、苔むしたこれまで見たことのない大規模な石垣を前に白い霧の中に佇み、遠く深く、戦国時代の空気や騒めきが霧笛のように登山道同様、我が進路を知らしめるかの様に感じた。

人は石垣、人脈は城。
大きな組織は得られないが、小さくとも、否、小さいからこそ志を合致させねばなるまい。
小さな商い、店にしろ、だからこそ可能性を見出せるはず。
若過ぎる武士は失敗する度に道を正すだろうし、年老いた老武士は、己の経験を過信しない。
老いも若きも目指すところを見失わないならば、こんな壮大な城を構城できるのだと。