皇海山、鋸山(赤線繋ぎ)
- GPS
- 03:59
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 972m
- 下り
- 974m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
皇海橋周辺に20〜30台ほどの駐車スペースが有ります 栗原川根利林道(約20Km)はダートの林道でかなりの悪路 帰路、この悪路をJAFのレッカー車とすれ違いました(どこかでトラブル) 沼田市のホームページでの事前確認と通行する上での覚悟が必要です・・・ http://www.city.numata.gunma.jp/sukai/index.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
・不動沢コース:徒渉が3回程(今回は石の上で渡れました) 大雨後は徒渉困難になる場合や、二股から上部で流れが 沢床いっぱいに広がることがあるそうです。 コル直下の沢筋の詰めはかなり急で、一部トラロープが ありました。 ・不動沢のコル〜皇海山:一部トラロープに助けられて登る箇所がありますが 概ね歩きやすい登山道でした。 (さすが百名山の表ルート) ・不動沢のコル〜鋸山:一部で笹がうるさい箇所がありました。(足元見えず) 鋸山は尖がった山なので、かなりの急登がありました。 本峰の約100m(高さ)は、トラロープ、木の根、 木の枝を掴んでよじ登る感覚でした。 泥壁とガレ場のミックスでかなり嫌らしい感触。 (落石は御法度です) 本峰、登り最初の悪場は、岩場を直上と群馬側 からのトラバースルート(踏跡レベル)があるようです。 今回は、↑:直上、↓:トラバース でした。 いずれにしても、簡単ではありませんでした。 |
写真
感想
6月の晴天、群馬栃木県境の皇海山と鋸山を歩いてきました。
38年前の忘れもの、皇海山。やっと登ることができました。
また足尾から鋸山までだった赤線も、皇海山まで繋げることができました。
【イントロ】
38年前の夏、庚申山→鋸山十一峰→鋸山→皇海山→鋸山→六林班峠(幕営)
→袈裟丸山の計画でしたが、鋸山到着時に遅れ発生、皇海山はキャンセル。
それっきりで、皇海山は忘れもののままでした。
当時、皇海山の登山口は概ね栃木の足尾側でした。
山中1泊は当たり前の皇海山登山も群馬側からの栗原川根利林道の開通で、
不動沢コースにてお手軽に登れる山になっていました。
それならば「皇海山を登って、更に鋸山と繋げば、足尾側からの赤線も
繋がる」と今回の山行になりました。
【皇海山】
深田久弥、日本百名山のひとつ。
遠くからこの山を望むと、重厚な山容に名山の風格を感じますが、
山頂からの展望は、残念ながらありません。
皇海橋からの不動沢ルートは、沢沿いルートの典型で最後は急な
傾斜にてコルに突き上げていました。
不動沢のコルからの登りは緩急が混じっての楽しい道でした。
あっけなく皇海山への登頂でしたが、山の懐の深さを感じることが
できました。
【鋸山】
以前に登ってはいたものの、記憶喪失で初めての山に思えました。
見た通りの尖峰で、急斜面の登下行は緊張感に包まれました。
泥壁とガレのミックスルートは、心許ないトラロープと木の根、
木の枝を掴んでの行動になりました。
急峻な登り後、狭い山頂の絶景は見事の一言でした。
皇海山がズッシリと眼前に立ちはだかっていました。
【栗原川根利林道】
20Kmの長さにばかり気を取られていましたが、これほどの悪路とは、
本当に驚きでした。
車の底を3度ほど擦り、その度ごとに「ヤバッイ」と叫んでいました。
その昔、ダートの林道走行を楽しんで走っていましたが、ファミリーカーの
柔らかなダンパーでは心もとない林道でした。
この林道、鋸山と同じくらいに緊張しました。
【日光白根山へ】
早い時間に皇海橋への帰還が、計画時に読めました。
せっかくここまで来たのだからと、欲張り計画が浮上しました。
そうだ!日光白根山へも行ってみようと。
s4redsさん、こんばんは
皇海山って山深い感じですね。
このあたりは、昔も含めて未踏の地です。
鋸山の尖がり度、ハンパないですね。
木につかまりながら、よじ登る、何となくイメージできますよ。
ハイキングみたいなの除けば単独行は原則禁止、確かにそうでしたよね。
今の山岳会は知りませんが、山岳会は安全第一。
知らない人は、山岳会って、すごい事するところ?なんて思うかもしれませんが
冒険ごっこするところじゃないんですよね。
私なんかシロウトから入ったから練習ばかりでしたよ。
yamaheroさん、お早うございます。
(遅くなりました、旅に出かけていまして )
鋸山、登りのイメージできますか❗
すっきりした岩場であれば安心ですが、泥壁とガレのミックスで
エライ所を登らせてもらいました(高所恐怖症な者で大汗かきました )
墜落より、滑落の恐怖でしたよ
「単独行動禁止」yamaheroさんのコメントに同感です。
その昔。
登山は計画の時に始まっていて、上層部に計画書を提出、承認の上で山に
出かけていました。計画を審査されて再考を促された事もあったかな?
だから、迂闊な計画書は出せなくて・・・
今も昔も、山での安全が第一でしょうが、何かが変わった気がします
現状を見て、遭難数の少なさを感じる不思議・・・
s4redsさん、こんばんは。
午前も午後も お疲れさまでした。
単独行動禁止!
自分もやはり、そこが印象に残りました。
山に入ることがどういうことなのか?
自分では勝手に分かっているつもりでも、
実はその真意も分かっていないのかもしれないな
…なんて思いました。
山への畏怖。改めて意識しようと思います。
hiroCさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
単独行動禁止の掲示は最近のものでは無いようでした(古い?)
でも「古い」「最近は」など関係のない事で
山の中で小さな人間は、より謙虚であるべきで、
hiroCさんが言われる、山に対して畏怖、畏敬の気持ちを持つ事が
大事かと思いました。
一度のミスが致命的になる山の世界。
私もその事を重く感じています。
こんばんは、toshishunと申します。
s4redsさんとは、確か、雲取山も筑波山も同日に登山しているようなのでお名前に記憶がありました。
皇海山の方は1日違いの登山になりましたが、やはり青空がみえるのとみえないのとでは景色の明暗が全然違いますね?
皇海山と鋸山を疾風のごとく 駆け抜け、同じ日に日光白根山に登られるなんてすごい馬力ではないですか
もしかすると世代的に私と大きくは離れておられないようですが、今回のレコや他のレコを拝見するにつけ、お若いころ徹底的に鍛えられた方はやはり違いますね?
私は元来が運動能力は高くはなく、50を過ぎてからの登山開始ですが、無理をせず(つい無理をしそうになりますが)、身の丈にあった登山(あまり好きなことばではないですが山への畏怖を忘れない、自分自身を過信しないという意味で)を長く続けていきたいと念願しています。
s4redsさんでも大変な思いをされた鋸山、私が登頂を断念したのは正解だったと思います。
どこかの山でお目にかかれることがあるようでしたら、そのときはよろしくお願いします
toshishunさん、初めまして。コメントありがとうございます。
何かご縁があるのでしょうか?雲取、筑波、奥武蔵、1日違いの皇海山。
お住まいも?私もかつては練馬区、西武池袋線沿線で暮らしたことがありました。
皇海山、天候を第一に選択したので は本当によかったです。
ただ、樹林帯に囲まれた山頂の展望はなく、これじゃー!ドーデスカイ?
(失礼しました )
登山は、個人個人がそれぞれの思いで楽しめたらいいのかな。
ただ山の中に、命の落とし穴が至る所に空いているので、最悪の事も考えての準備、
間違えのない判断、それに伴う行動が必要でしょうか?
楽しいだけでは無いのが、また登山ですかね。
かつて、自分の回りで何件かの遭難がありました。
遭難は遭難した本人より、残された家族があまりにも悲惨すぎますので。
toshishunさん、これだけ同じ山に行っていると、どこかでお会いしそうですね。
その折はよろしくお願いします。
PS:赤い恰好の変なヤツがいましたら私かも(身に着けるものは赤系が多いです)
拙者、マイカーを持たないので、皇海山・日光白根山を一日で登ってしまうなんて、考えたこともありませんでした
でも、鋸山にも寄って往復4時間の健脚だからできる業ですね。
拙者は、昨年7月に初めて同じコースで登りましたが、所要5時間半ですよ。
しかしあの林道は長かったなぁ・・・。
レンタカーを借りる際に、ケチって軽自動車にしたこともあって、緊張の連続でした
隊長
(yamabeeryuさん)半袖隊長さん、おはようございます。
今回は、車あっての計画でした。
本命はあくまで自身未踏であった「皇海山」ですので。
(この日、私も半袖でしたよ )
このルートでの登山は「栗原川根利林道」
これにつきますね
このルートで、もう一回は無いだろうと思います。
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