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Yamareco

記録ID: 6600617
全員に公開
雪山ハイキング
白馬・鹿島槍・五竜

大遠見山 〜 武田菱の刻まれる五竜岳、少しでもそこに近づきたくて

2024年03月30日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:22
距離
7.6km
登り
673m
下り
765m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:00
休憩
1:21
合計
5:21
9:11
63
10:14
10:26
23
10:49
50
11:39
12:34
38
13:12
13:13
16
13:29
13:42
44
14:26
白馬五竜アルプス平
天候 晴れ(所々で風強い)
過去天気図(気象庁) 2024年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
(白馬五竜スキー場:ゴンドラ+リフト)往復3000円。下山はリフトは使えない。営業開始 8:15。最終 16:30
コース状況/
危険箇所等
ルート上、難しい場所はない。小遠見山から大遠見山の間は、トラバース区間があるので、雪の状況によっては注意が必要と思う。
朝の白馬五竜スキー場。上空は晴れていますが、山の向こうからすごい勢いで、どんどん雲が流れて来ます。風は大丈夫か、ちょっと心配になります。
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朝の白馬五竜スキー場。上空は晴れていますが、山の向こうからすごい勢いで、どんどん雲が流れて来ます。風は大丈夫か、ちょっと心配になります。
ゴンドラの営業開始は8:15。列が長くなる前に、30分ほど早く並びました。登山用のチケットは乗り場の直前で購入します。
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ゴンドラの営業開始は8:15。列が長くなる前に、30分ほど早く並びました。登山用のチケットは乗り場の直前で購入します。
ゴンドラに乗って、スキー場上部のアルプス平へ。ゴンドラ駅から少しゲレンデを下って、もう一本リフトに乗り継ぎます。
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ゴンドラに乗って、スキー場上部のアルプス平へ。ゴンドラ駅から少しゲレンデを下って、もう一本リフトに乗り継ぎます。
気持ち良さそうな朝イチのゲレンデ。雪山登山でスキー場に来るたびに、久しぶりにまたスキーを始めようかと思いますが、結局やってません…
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気持ち良さそうな朝イチのゲレンデ。雪山登山でスキー場に来るたびに、久しぶりにまたスキーを始めようかと思いますが、結局やってません…
ゲレンデの向こうに五竜岳が見えて来ましたが、山頂付近はガスの中です。それでも、シンボルの武田菱が見え隠れし、気分は高まります。
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ゲレンデの向こうに五竜岳が見えて来ましたが、山頂付近はガスの中です。それでも、シンボルの武田菱が見え隠れし、気分は高まります。
リフトを降りたら、アイゼンを付けて、いざ登山開始。たくさんのグループが山に入って行きます。
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リフトを降りたら、アイゼンを付けて、いざ登山開始。たくさんのグループが山に入って行きます。
スタートの短い急登を上がると地蔵の頭。大きなケルンがアルプスの山々を見守っています。
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スタートの短い急登を上がると地蔵の頭。大きなケルンがアルプスの山々を見守っています。
まずは小遠見山を目指します。天気はいいけど暖かく、雪はだいぶ緩めでした。所々で踏む抜きありました。
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まずは小遠見山を目指します。天気はいいけど暖かく、雪はだいぶ緩めでした。所々で踏む抜きありました。
右手には唐松岳から伸びる八方尾根。まだまだ真っ白ですね。あちらは強風でゴンドラが動いていないそうです。
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右手には唐松岳から伸びる八方尾根。まだまだ真っ白ですね。あちらは強風でゴンドラが動いていないそうです。
徐々に稜線のガスが減って来て、武田菱がばしっと見えるように。格好いいです。
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徐々に稜線のガスが減って来て、武田菱がばしっと見えるように。格好いいです。
青空に伸びるダケカンバがいい感じ。空は気持ちのいい青色。予報では黄砂が心配されましたが、今のところ大きな影響はなさそうです。
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青空に伸びるダケカンバがいい感じ。空は気持ちのいい青色。予報では黄砂が心配されましたが、今のところ大きな影響はなさそうです。
小遠見山の左側に天狗岳。
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小遠見山の左側に天狗岳。
八方尾根を横目に見ながら。
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八方尾根を横目に見ながら。
小遠見山に向かう登山者の列。遠見尾根はスタートから景色が開けていて、とても気持ちのいいルートです。
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小遠見山に向かう登山者の列。遠見尾根はスタートから景色が開けていて、とても気持ちのいいルートです。
稜線もガスがすっかり取れて、五竜岳のピークも姿を現しました。この景色を見れただけでも、すでに満足です。
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稜線もガスがすっかり取れて、五竜岳のピークも姿を現しました。この景色を見れただけでも、すでに満足です。
山頂を望遠で。武田菱の迫力に惚れ惚れします。
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山頂を望遠で。武田菱の迫力に惚れ惚れします。
小遠見山がだいぶ近づきました。こんな景色をお天気なら、足取りも軽いです。
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小遠見山がだいぶ近づきました。こんな景色をお天気なら、足取りも軽いです。
時々、とんでもない急登が現れます。ただ、どれも距離は短いです。
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時々、とんでもない急登が現れます。ただ、どれも距離は短いです。
遠見尾根の向こう側に鹿島槍ヶ岳も見えて来ました。
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遠見尾根の向こう側に鹿島槍ヶ岳も見えて来ました。
どっしり重厚な鹿島槍。
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どっしり重厚な鹿島槍。
五竜岳と鹿島槍。八峰キレットを越えて、いつか縦走してみたいです。
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五竜岳と鹿島槍。八峰キレットを越えて、いつか縦走してみたいです。
小遠見山の直前は立派な雪庇が出来ていました。
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小遠見山の直前は立派な雪庇が出来ていました。
スタートから1時間ちょっとで、小遠見山に到着です。正真正銘、大パノラマのピークで、ここを目的地としても十分すぎます。
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スタートから1時間ちょっとで、小遠見山に到着です。正真正銘、大パノラマのピークで、ここを目的地としても十分すぎます。
五竜岳から鹿島槍の稜線。素晴らしき白銀世界!
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五竜岳から鹿島槍の稜線。素晴らしき白銀世界!
鹿島槍の後方には爺ヶ岳も。
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鹿島槍の後方には爺ヶ岳も。
カクネ里の雪渓に落ち込む鹿島槍の北壁が格好良すぎ。
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カクネ里の雪渓に落ち込む鹿島槍の北壁が格好良すぎ。
五竜岳から唐松岳。
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五竜岳から唐松岳。
麓の白馬の街並み。その向こうには火打山、妙高山、高妻山などが並んでいますが、少し霞んでいますね。
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麓の白馬の街並み。その向こうには火打山、妙高山、高妻山などが並んでいますが、少し霞んでいますね。
天狗岳への稜線。八ヶ岳や南アルプスは霞みで見えませんね。
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天狗岳への稜線。八ヶ岳や南アルプスは霞みで見えませんね。
景色を存分に楽しんだら、遠見尾根をさらに先へ進みます。一旦下って、中遠見山へ。
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景色を存分に楽しんだら、遠見尾根をさらに先へ進みます。一旦下って、中遠見山へ。
ここからは同じような写真が多いですが、少しでも多く、その感動を留めたくて。
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ここからは同じような写真が多いですが、少しでも多く、その感動を留めたくて。
少し細いところも出て来るので、ちょっとだけ注意して。時々、突風が来て、体を持って行かれそうになりました。
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少し細いところも出て来るので、ちょっとだけ注意して。時々、突風が来て、体を持って行かれそうになりました。
このダケカンバも画になります。
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このダケカンバも画になります。
ダケカンバ越しに望む鹿島槍。
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ダケカンバ越しに望む鹿島槍。
このあたりのトラバース区間は雪が柔らかく、少し嫌な感じでした。頻繁に踏み抜くので、体力も使います。
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このあたりのトラバース区間は雪が柔らかく、少し嫌な感じでした。頻繁に踏み抜くので、体力も使います。
でも、こんな壮大な風景が続くから、歩いていて苦になりません。
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でも、こんな壮大な風景が続くから、歩いていて苦になりません。
小遠見山から20分ちょっと。少し平らになっているここが中遠見山です。
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小遠見山から20分ちょっと。少し平らになっているここが中遠見山です。
何度見ても格好いい五竜岳。
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何度見ても格好いい五竜岳。
鹿島槍も負けていません。
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鹿島槍も負けていません。
中遠見山まで来ると、カクネ里の全景が見えるようになります。
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中遠見山まで来ると、カクネ里の全景が見えるようになります。
まだ時間は十分にあるので、予定通りに大遠見山まで行きます。人の数は減って、トレースは十分でなくなり、疲れが増します。
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まだ時間は十分にあるので、予定通りに大遠見山まで行きます。人の数は減って、トレースは十分でなくなり、疲れが増します。
大遠見山に向かう区間にも雪庇。
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大遠見山に向かう区間にも雪庇。
歩く度に近づいて来るような(実際に近づいているわけではあるけど)五竜岳。この風景があるから頑張れます。
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歩く度に近づいて来るような(実際に近づいているわけではあるけど)五竜岳。この風景があるから頑張れます。
地図的には、この平らに開けた場所が大遠見山のようです。小遠見山から70分でした。もっと五竜岳に近づきたく、西遠見山を目指そうかなとも思いましたが、往復2時間近くは掛かりそうなので、ここを今回のゴールとしました。
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地図的には、この平らに開けた場所が大遠見山のようです。小遠見山から70分でした。もっと五竜岳に近づきたく、西遠見山を目指そうかなとも思いましたが、往復2時間近くは掛かりそうなので、ここを今回のゴールとしました。
雪原の向こうに鎮座する五竜岳は神々しく、圧倒的な存在感です。
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雪原の向こうに鎮座する五竜岳は神々しく、圧倒的な存在感です。
ここまで来ると鹿島槍は南峰も見えて、しっかり双耳峰になります。
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ここまで来ると鹿島槍は南峰も見えて、しっかり双耳峰になります。
さてお昼の時間です。インスタントのユッケジャンスープに御飯、キムチ、チーズを入れて、雑炊にしました。
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さてお昼の時間です。インスタントのユッケジャンスープに御飯、キムチ、チーズを入れて、雑炊にしました。
雪山恒例の雪だるま作り。今回はてるてる坊主よりもだいぶ大きいサイズに。
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雪山恒例の雪だるま作り。今回はてるてる坊主よりもだいぶ大きいサイズに。
お腹も満たされたので、そろそろ帰ります。大遠見山、最高の場所でした。ちょっとだけ名残惜しいですが、今度は夏に、五竜岳の山頂を目指して。
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お腹も満たされたので、そろそろ帰ります。大遠見山、最高の場所でした。ちょっとだけ名残惜しいですが、今度は夏に、五竜岳の山頂を目指して。
鹿島槍もさようなら。と言っても、下山でも振り返れば、ずっと見ることはできるのですが。
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鹿島槍もさようなら。と言っても、下山でも振り返れば、ずっと見ることはできるのですが。
帰りは頸城山塊を中心に眺めながら。朝方よりは景色がはっきりしてきたようですね。
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帰りは頸城山塊を中心に眺めながら。朝方よりは景色がはっきりしてきたようですね。
小遠見山まではそれなりにアップダウンがあるので、帰りも楽ではありません。
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小遠見山まではそれなりにアップダウンがあるので、帰りも楽ではありません。
まだまだ五竜岳の風景を楽しみながら。
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まだまだ五竜岳の風景を楽しみながら。
カクネ里には雪崩の跡が目立ちますね。
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カクネ里には雪崩の跡が目立ちますね。
雪庇の脇の抜けて。
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雪庇の脇の抜けて。
中遠見山への登り返し。それほどの登りではないですが、息が上がります。
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中遠見山への登り返し。それほどの登りではないですが、息が上がります。
中遠見山まで戻って来ました。太陽の位置が変わって、山々の陰影がはっきりとして、風景の重厚感が増しましたね。
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中遠見山まで戻って来ました。太陽の位置が変わって、山々の陰影がはっきりとして、風景の重厚感が増しましたね。
さらに進んで小遠見山。本当にここは、五竜岳と鹿島槍の並んだ姿を見るのには特等席ですね。
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さらに進んで小遠見山。本当にここは、五竜岳と鹿島槍の並んだ姿を見るのには特等席ですね。
八方尾根の向こうには、午前中は見ることが出来なかった白馬三山の姿が。
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八方尾根の向こうには、午前中は見ることが出来なかった白馬三山の姿が。
望遠で白馬三山。右から白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳です。
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望遠で白馬三山。右から白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳です。
もう一回、五竜岳を。
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もう一回、五竜岳を。
小遠見山で少し休憩したら、最後の下りに入ります。まだ終わってないけど、最高の一日だったな。
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小遠見山で少し休憩したら、最後の下りに入ります。まだ終わってないけど、最高の一日だったな。
ここの雪庇もすごいです。
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ここの雪庇もすごいです。
雪はたいぶ柔らかくなっているので、足を取られないように気をつけて下ります。
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雪はたいぶ柔らかくなっているので、足を取られないように気をつけて下ります。
地蔵の頭は巻くようにルートが出来ていたので、最後に登らずに済みました。
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地蔵の頭は巻くようにルートが出来ていたので、最後に登らずに済みました。
下りはリフトを使えないので、ゴンドラ駅までゲレンデの端っこを歩いて下ります。ゲレンデを横断するのは、結構怖いです…
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下りはリフトを使えないので、ゴンドラ駅までゲレンデの端っこを歩いて下ります。ゲレンデを横断するのは、結構怖いです…
ゴンゴラで下山完了。スキー場のベースセンターに入っているヨゴリーノ(ヨーグルトジェラート屋さん)で登山後のデザート。甘酸っぱくて疲れた体に染みました。
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ゴンゴラで下山完了。スキー場のベースセンターに入っているヨゴリーノ(ヨーグルトジェラート屋さん)で登山後のデザート。甘酸っぱくて疲れた体に染みました。

感想

五竜岳を眺めに遠見尾根を雪山ハイク。行けるところまで、と思っていましたが、結果的には大遠見山が今回のゴールとなりました。

前々日から前日午前中までは春の嵐で大雨。山が雪だったら雪崩が怖いなと思ったけど、雨だったようで予定通りに山行決行。予報では風が強そうなのと、黄砂に注意となっていましたが、どちらもそれほど影響はなし。風は所々で体を軽く持って行かれそうなことが何回かあったけど、許容範囲内。ちなみにお隣の八方尾根は強風でゴンゴラが動かなかったそうです。ちょっとした地形の差なんでしょうか? 黄砂も確かに遠方の山々が霞んでいたけど、黄砂だったのかなわからない程度。朝は稜線がガス気味でしたが、次第に晴れ渡り、しっかりと風景を楽しめました。

スキー場トップから1時間ちょっとで到着した小遠見山は完全全方位の大パノラマ。武田菱の刻まれる五竜岳。カクネ里雪渓と険しい山容の対比が美しい鹿島槍、真っ白な八方尾根の先に伸びる唐松岳。それらを結ぶ稜線。どれも美しく、格好良くて。

大遠見山に向かっては登山者の数も減り、静けさの中で白銀の北アルプスと向き合うことができました。大きく風景は変わらないけど、だんだんと近づき、大きく見えてくる五竜岳。雄大で、壮大で、そして、圧倒されるようで。ちょっと感動してしまっている自分がいて。今回も心に残る山との出会いに感謝。

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