大文字山・鹿山
- GPS
- 11:27
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 512m
- 下り
- 535m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
下山:JR京都線京都駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は明瞭だが指導標の少ないコースでルートファインディング必須 |
写真
感想
始発電車を山科で降りM井さんとの待ち合わせ場所、安珠橋に急いだ。安珠橋は琵琶湖疎水を渡っており、折からの満開の桜が素晴らしかった。毘沙門堂は桜の名所だが無料で入ることができる。6時前の早朝で殆ど人はおらず満開の桜を静かに鑑賞できた。山科聖天の前を通ったが此方は未だ門が閉ざされていた。安祥寺川を遡り後山階陵(うしろやましなのみささぎ)に参拝した。54代仁明天皇の女御、藤原順子(ふじわらののぶこ)の陵でのちに太皇太后となっている。
安祥寺上寺跡の石碑の位置から尾根に取付くと確りした登山道があった。安祥寺は藤原順子により開基され下寺が御陵平林町の疎水縁に現存しているが上寺は此の山中にあったが次第に衰微し14世紀後半には完全に廃寺となってしまったようだ。登山道を行くと林道に飛び出し暫く行くと再び登山道に復した。忠実に稜線を登ると所々に展望箇所が得られ大日山(326m)を望むことができた。軈て新しい林道が交差した。京都トレイルの標識が設置され山頂に向けてトレイル道となった。大文字山(465m)に達したが、時刻は7:02で先客が一人いるだけ。日中の混雑からすると嘘のように静かだった。以前あった山頂標識は無くなり絵入りの新しいものが設置されていた。3等三角点「鹿ヶ谷」があるが、それより存在感のあるコンクリート製六角形の“菱形基線測点”が設置されていた。これは地表面の水平方向の変動を調べるためのもので、4測点間を測量するためのものだ。大文字の他に花山、新山科浄水場、追分に設置されている。
今日は銀閣寺に下りず北尾根を行く。此の山域は縦横に登山道があり地図に描かれずメインの道以外は指導標も殆どない。ルートファインディンが難しく、地図とコンパスを確り合わせ進んで行ったが、通り過ぎる場面もあった。予期しない処に「役行者」の北西プレートが掲げられたピークがあり、展望はないが山名としてカウントしておいた。竹若山(290m’)は分岐に「竹若山→」の標識があり、ピークに到ると山頂標識は無くピンクテープに「竹若山」とマジックで記されているだけだった。何の意味か「彩傘」と書かれた木製プレートも掲げられていた。次の鹿山へは谷の横断があり急斜面を這い下り反対側の稜線に取付いた。鹿山(290m’)山頂には確りした山頂標識があった。先程の彩傘と同じ形の「小町」のプレートが掲げられていた。
下山は北尾根を予定していたが西斜面に明瞭な道があり辿って行った。大文字山域には珍しい岩の壁が現れ、風化した花崗岩の砂が堆積し嘗て採取されていた白川砂の川床となって白川に達した。後は車道歩きで鴨川まで歩くが北白川天神社が厳かに鎮座していたので立ち寄ると結構高い処にあり参拝の後ピークまで行ってみたがフェンスで区切られ山名らしきものはなかった。今出川通から鴨川左岸を歩き荒神橋手前で珈琲を作って時間調整し、飛び石を渡り集合時間丁度に荒神橋に達した。装備点検会の後懇親会があり酔い覚ましに河原で休憩、外国人観光客と暫し会話して鴨川左岸を歩いて京都駅へと帰った。
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