丹波山天平(でんでえろ)三山巡り!(高尾天平・丹波天平・保之瀬天平)
- GPS
- 03:21
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 1,468m
- 下り
- 1,467m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
丹波天平・保之瀬天平:道の駅たばやまの駐車場に車を停めさせていただきました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
高尾天平の方は予想外に道が整備されていました。階段なども設置されていて、少なくともピークまでの間に危険個所などは無かったと思います。稜線上に手前と奥2つのピークがあり、奥の方が若干標高が高くて、ヤマレコの地図ではそちらを高尾天平としてありましたが、現地に行くと、手前のピークの東屋のすぐ先の案内板の杭に高尾天平の表記があり、奥のピークの方には東屋はこちらもありましたが、何かしらの案内表示等は見当たりませんでした。 またこの辺り結構人の手が入っていまして、東屋が建っていたり、日よけネットで枠を囲ってその中でシイタケ栽培をしていたり、そして手前のピークから先は道はほぼ林道状態でした。この林道、奥の方へ下った分岐の藤ダワまで繋がっているだけでなく、地図には載っていませんが、そこからもう少し下ると舗装林道に繋がっていました。その舗装林道は、県道18号線の、ローラーすべり台から小菅方面へ進んだ最初のヘアピンカーブの頂点手前辺りに接続します。ストリートビューで見ると、1本バーのゲートで閉じられた舗装路が確認できます。ヤマレコの地図検索など先人の足跡を確認できる地図で見ると、藤ダワから県道方面へ、通って来た稜線とは別のトレイルがもう1本記載があります。藤ダワからすぐの辺りまではそのトレイルを大半の足跡は辿っていますが、しばらくするとその大半の足跡はトレイルから外れて右に折り返すように進み、マリコ川を越えてから川沿いに進んで県道に合流しています。これがその舗装林道になります。 今回の私の場合、藤ダワからは林道を辿らずに、通行止めとなっていたトレイルを辿りました。なので軌跡を見るとトレイルよりも少し上を進んでいます。ところがやはりこのトレイル、少し先で崩落して道が無くなっており、仕方なく滑りやすい急斜面を慎重に滑り降りて舗装林道に出ました。それが軌跡が急に右にカクンと折れている位置になります。そこから舗装林道を進み、右に大きく折り返している位置で、地図のトレイルがそのまま真っすぐ進んでいるのは分かっていましたので、進めそうな道は無いか探したのですが、どう見てもただの林の中で、リボンなども見当たりませんでした。進もうと思えば進めないほどでもありませんし、現に数は少ないですが直進した先人の足跡もあるにはありましたが、この後の丹波天平などの方がメインですので、ここで無理して余計に時間がかかるもの嫌だったので、ここは割り切って舗装林道を駆け下って戻ることに決めました。県道へ接続するところのゲートですが、一応チェーンが掛けられてはいましたがよく見ると・・・。なのでその気になれば高尾天平まで車で一気に上がってしまうことも不可能ではないと思われます。ただし、大荒れではないものの、藤ダワから高尾天平までは急斜面とはいかないまでもそこそこ登ってますし、腹を擦るかも?ぐらいの段差や道の削れはありそうでしたので、もしチャレンジするとしてもそれなりの覚悟と自己責任でお願いします。 前座の高尾天平の説明が随分と長くなってしまいました(;^_^ 丹波天平の方、元々のコース設計では道の駅をスタートして、国道を左に進んで丹波小学校の方へ上がり、その先からトレイルへ、という感じになっていましたが、道の駅から国道へ上がると目の前にバス停があり、その背後はコンクリートの石垣。なのですが、階段で上に通じているのが見えました。これひょっとしたらそのまま上がって行ける?という最短ルートハンターの血が騒ぎ(笑)、吸い寄せられるように階段を上がって行きました。しかし期待通りの展開とは行かず、その先はただの林の急斜面。でもこんな感じのところしょっちゅう登っている自分にとっては不可能な感じではなかったのでそのままGo!そのままトレイルにぶつかるまで道なき道を覚悟していたのですが、意外なことに少し上がって行くと畑がありました。とは言えこの畑へのアクセスは、さすがに今自分が通って来たルートではなく、ちゃんと横の方に下から上がって来れる道が作られていました。(笑)どうやらこのエリアはこうした畑作用に開拓された区画のようでしたが、斜面が急すぎるためか、その1区画以外に利用されている形跡は無く、木が伐採されて広くなり、その周りを金網で囲っているような状態。そこを抜けようと金網ゲートを開けようとしている時に、ふと横を見ると金網が大きく破れていてそのまま通れる状態。(笑)そんなこんなで苦労して上へ上へと進み、しばらくすると林の中に突如現れる細めの金属電柱とそれを伝わる太めの電線。そしてそれと並行して走るトレイルにようやく出ることができました。距離的にはまぁ確かに短縮できましたが、時間的にどうだったかはちょっと微妙ですねぇ...(;^_^ 最短ルートハンターとしてこれでいいんですかねぇ?(笑) さて、その先丹波天平までの登りは特に危険個所なども無く、まぁ強いて言えば崩れやすそうな斜面を横切る場面があった程度ですが、そこも無茶をしなければそれほど難しいという感じでもありませんでした。それ以外は取り立てて急登なども無かったと思います。 登り切って、サオラ峠経由で飛竜山へと続く稜線に出ると、分岐表示の杭に丹波天平の表記があります通り、この辺りはかなり平坦でだだっ広いです。でも地図に記されている丹波天平の位置はそこから少し左へ進んだ位置にある小ピークですので、そこで安心せずに小ピークを目指します。稜線をサオラ峠方向に進んで、左に少し外れた所が小高くなっていて、そこが丹波天平でした。ちゃんと表記も三角点もありました。 そこから分岐方面へ戻り、今度はそのまま稜線を直進して下って行きます。稜線とは言え「でんでえろ」の名が付く辺りですので、広くて緩い感じで下って行きます。地図を見るとかなり広くなっていて、トレイルから左に外れた少し先に1175mの表記があるピークが確認できますが、ここは先人が誰も訪れていないようでしたので、ここが保之瀬天平である可能性は限り無く低いと判断してそちらへは行かず、そのままトレイルを下ると、その先でトレイルが左へカーブしているのですが、同時にそちらを辿らずに直進している足跡もソコソコ確認できます。そして、その直進した先の尾根の先端のピークに1118mの表記があります。ちなみにヤマレコでルートを引くと、この左へカーブしたすぐ先、1150mのすぐ下辺りの位置に保之瀬天平のマークが付けられています。保之瀬天平のページへ飛ぶとちゃんと1118mと記載があるにも拘わらず、明らかにこのマークの位置の標高は1150m弱。そして現地でもこの位置には何もありませんでした。 結局自分は、真っすぐ1118mピークを目指すルートは取らず、一旦設計通りに左へカーブしたトレイルを辿り、1118mピークが近づいた辺りからピークに取り付くというコース取りにしました。他にも同じルートを辿っている先人もいましたし、一応ヤマレコ地図の保之瀬天平のマークの位置も通過しておきたかったので。 そしていざ1118mピークにたどり着いたものの、ぱっと見山頂表記も無ければ三角点も見当たりませんでした。特に何かのシリーズに選定されている山でもないのでこんなものかと諦めかけたところでしたが、ピークの点に程近い1本の細い木に赤いテープが巻かれているのを見つけました。ただの赤いテープでしたが唯一それがこの一帯で発見できた人の手が加えられた痕跡でしたので一応写真に収めておきました。ちなみに向きは後ろ、つまり辿って来た方を見る形ですね。その後ももう少しだけ辺りをうろうろし、再度先ほどの赤いテープを改めてよくよく見てみると、何やら書かれていることに気付きました。今度は先ほどとは逆の進行方向。ペンで書かれたと思われる文字が消えかかっていて確認しづらかったのですが、何とか「保之瀬天平」と書かれているのが確認できました。この赤テープ、前にどこかで見たような気がしてたのですが、改めてヤマレコやネットで探してみましたが見つかりませんでした。実は希少な写真が撮れたってことでしょうか?(笑) 保之瀬天平から元のルートへは落ち葉の敷き詰められた道なき道を下りました。尾根の先端から左斜め方向へトレイルを目指そうとすると、地形的に斜面が急でちょっと危険そうでしたので、尾根からは左に直角に曲がってトレイルに戻るイメージがおススメです。 この先は割とフツーのトレイルです。少し進むとこのコース唯一の水場があります。崩れやすい砂地の傾斜をトラバースする辺りのカーブの頂点の真下数mの所に、青いトタン屋根の小さな小屋みたいなのが見えたらそこです。ちょうど水が無くなりかけてたので助かりました。どんなところを流れて来た水かはよく分かりませんが、東京都水道局のテリトリー内ですし、飲んだところ何の問題も無く飲めましたので大丈夫かと思います。ちなみにこういう水、真夏とかに飲むとキンキンに冷えててめちゃくちゃウマいですが、今回は春になりたての季節ですので、むしろ少しぬるめに感じました。やっぱりこういう地下水って年間を通してほぼ一定の水温なんですかね? この後はかつての集落跡を何か所か通過しつつ、国道に出るまでひたすら下って行きます。 国道に出てからは、今回は2日後に南アルプス桃源郷マラソンに出場予定ということもあり、そのトレーニングも兼ねてロードを走って道の駅まで戻りました。序盤の長い長いダラダラ上りは体力的にもそうですが、それよりも精神的にきつかったですね。国道ですが歩道は無く、また車の通行量もそこそこありますので、歩行者として通行する場合は車に気を付けましょう。 |
写真
感想
まず初めに言っておきますが、丹波山天平三山なんていうシリーズは単なる私の妄想の産物です。(笑)
私のここ最近の目先の目標である、山梨県内の各種シリーズ選定峰全制覇のターゲットとなる山のチェック漏れが無いか、時間があればチョイチョイチェックしているのですがそんなある日。丹波天平と書いて「たばでんでえろ」と読む変わった山を見つけました。しかも大多摩30座というノーマークだったシリーズの選定峰じゃありませんか!ということで早速チェックリストに追加してそのまた後日、丹波天平から続く稜線の途中に保之瀬天平という山もあるではありませんか!ちなみに読み方は、これ書いてる今の今まで「ほのせでんでえろ」だと思っていましたが、改めてこの山のページに飛んでみたら「ほうのせでんでえろ」となってるではありませんか!今まで全然気づかなかった・・・orz
という訳で、「でんでえろ」なんていう他では聞いたことの無い名前の山が2つ並んでいることが分かったところで気になりました。
「『でんでえろ』の名の付く山は他にもあるんだろうか?全部でいくつあるんだろうか?」
そこで早速ヤマレコで検索をかけてみると、ヒットしました!
そして新たな未知のでんでえろも見つかりました!
それた高尾天平で、これを含めてでんでえろの名の付く山は、やはり丹波山辺りだけのようで、全部で3座あることが判明しました!
これはぜひとも丹波山天平三山としてコンプしなくては!と、シリーズ選定峰制覇は一旦脇に置いといて、やっとチャレンジすることができました!
ちなみに、似たようなものとして「雁ヶ腹摺山四山」という妄想シリーズもありまして(笑)、こちらは「ヾ腑腹摺山」「∈子雁ヶ腹摺山」「5躅ノ雁ヶ腹摺山」「て影雁ヶ腹摺山」の四座となっております。´△六獲百名山、は読みの文字数が日本一長い山として有名ですので、山的な知名度としてはこちらの方が圧倒的にメジャーですね。そしてこちらもモチロン数年前にすでにシリーズコンプ達成済みです!
先週はその少し前から花粉症的な症状と思われますが、そのせいであまり体調が良くなくて、特に頭痛が辛かったので久しぶりに山に行かない週末となってしまっていましたので、ほぼ2週間ぶりの山行となりました。4月に入ってかなり暖かい日が増えてきて、例年よりも遅いとは言えようやく桜も満開の時期となってきました。
そして各地の冬季閉鎖中の林道の開放時期ももうすぐです!多分後2週間の辛抱だと思います。解放されたら真っ先にどこか行けなかった山に行きたいと思っていますが、でもその週末の土曜日は、昔の仲間と1年ぶりに再会して、佐久の平尾富士に一緒に登る予定になっています。とは言えGW前半の3連休ですので、残りのどちらかでどこかの山にサクッと行きたいと思っています。
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